「施工と管理」銅屋根クロニクル-19-
「施工と管理」銅屋根クロニクル-19-
三嶋大社 (静岡)
銅板で包まれた本殿の置き千木(ちぎ)と勝男木(かつおぎ)
銅屋根の美しさ、施工技術のすごさを紹介する「銅屋根クロニクル」の連載、11月号は静岡三嶋大社です、(一社)日本金属屋根協 会が発行する月刊機関誌「施工と管理」に掲載されています。
芭蕉が三嶋明神で詠んだ雨と棟の歌
「どむみりと 棟や雨の 花曇り」 芭蕉。
棟と言っても屋根の上の「むね」ではありません「おうち」と読みます。「栴檀・せんだん」の方が一般的な名前です。栴檀の古い名で、夏に小さな白い花をたくさん付け、芽が出た直後双葉のころから、良い香りがします。元禄七年(1694年)5月14日、三嶋明神に参詣した芭蕉が神池のあたりで栴檀の花の群れを見て詠んだとのことです。
たたり」という言葉の語源「たたり石」、たたりとはもともと糸の縺れを防ぐ道具で、「整理」を意味する言葉でした。たたり石は、三嶋大社の前、旧東海道の真ん中に置かれ、人の流れを整理していました。その後通行量が増加し、取り除こうとするとそのたびに、災いが起こりました。
(一社)日本金属屋根協会機関誌「施工と管理」の11月号に、三嶋大社の屋根を紹介させていただきました。
銅屋根クロニクル 19 三嶋大社
2014/11/30(日) 14:08:05|屋根|