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なぜか樋だけピカピカ迎賓館

なぜか樋だけピカピカ迎賓館

美しい赤坂迎賓館の樋

美しくはあるが 
赤坂迎賓館の銅の樋は美しい。

背面 中庭より
裏から見てもピカピカだ。樋としてはデザインも仕上げも美しい。

左側面
側面から見てもよく目立つ。

ピカピカできれいだ、という声もあるが、石とスレート、緑青の屋根の中で妙に目立つ。

勝手口
通常の入り口左側の縦樋ももちろんピカピカ。

確かにきれいではあるが樋だけがやたら目立つ。「前回の改修の際、樋だけメッキしたのだ」という説もある。

樋、継ぎ目 アップ
もっと近づいてよく見てもどうもそうではなさそうだ。

それにメッキにしても1年も経てばもっと変化はあるはず。これは樋好きのルーフィングジャーナリストに訊くしかない。

縦樋、屈曲

佐藤孝一氏によると、これはインクララックという一種の透明樹脂コーティングだそうだ。銅合金の光沢を保つのによく利用するとのこと。

佐藤「通常屋根の銅板は緑青がふいてくるが、縦樋の場合、雨の当たらない部分は黒っぽく、当たる部分は緑になる。上の写真のように出入りがあると、黒緑まだらに変色することになる。改修時期の総理だった人が、それを嫌い、何とかせい!といったらしいよ。」
編集長「じゃずっとこのピカピカかい?!そりゃないでしょ。誰だい。そのピカピカ好みの総理は?」
佐藤「ははは。そんなことは誰も言いたがらないよ。多分年号が変わった時に「平成」という色紙を持ってテレビに映っていた人だと思うよ。でも樋については、関係者の中でも話題になっていて、もとに戻そうという話もあるらしい。」
編集長「そりゃよかった。でも樋に興味がある人にとっては、今のショールームのような状態も貴重だね。今のうちにシッカリ写真を撮っておこう。」

佐藤「年1回の内部公開は終わったけれど、来月10月には前庭だけ公開されるはずだ。建物の外部を見るなら、十分だから、ホームページをチェックしておくといい。」

2013/09/04(水) 14:35:08|歴史的建物を守る|

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