チャリティー「北野をどり」
「自粛」自粛要請やっと始まる チャリティー「北野をどり」千秋楽
舞妓の募金集金力は強力。
上七軒はもちろん、すべての花街で大震災募金活動が続く。これは祇園。
ルーフネットと上七軒左千夫さんとのコラボ企画「お初の上七軒だより」の定期ミーティング。

4月7日は北野をどりの千秋楽。舞台のフィーナーレで舞妓・芸妓は、懐に忍ばせた手ぬぐいを結んで、客席に投げる。もちろん自分の名前のサイン入りだ。
運よくキャッチできた客は、縁起の良いお土産に大喜び。後の飲み屋でそれを披露し、再び盛り上がる。
左千夫さん曰く「僕の小さい頃からやから、もう30年前にはもうやってましたね。宮川町や先斗町でもやったはります。」

「をどり」の前のお楽しみは、芸妓・舞妓のお手前。「今日はわび・さび・山葵は横に置いて、この何となく華やいだお茶をいただきましょう」。青・黄・緑、永楽のド派手な水指が、桜吹雪、春爛漫の歌舞練場の席によく映える。

上七軒ではこの1年、いつになく沢山の舞妓が店出(デビュー)した。小学校の学芸会並みの新人役者のセリフに笑い、年季の入った立ち方の舞に喝采し、オーバー80の現役芸妓の軽妙な踊りに唸る。
北野をどりの特徴は、ストーリー性に富むところらしい。セリフも多用され、迫力ある舞台で、通好みと言われ、他の花街より観光客が少ない。
そうか、これはミュージカルだ。ブロードウェイや劇団五季が肌に合わない、ミュージカル嫌いにも楽しめる「京都のミュージカル」だったのだ。

絶品。オーバー80の現役立方で、上七軒芸妓組合長の勝喜代姉さん(左)の「糸瓜(へちま)」
※このシリーズは「お初」左千夫さんのブログと、ルーフネットのコラボ企画です。
左千夫さんのブログはこちら⇒ http://ameblo.jp/sachioohathu/
文化の伝承、しきたりから学ぶ知恵、町並み保存、ビジネスモデルの再発見(もうハーバードはええんやないの?)。これらのキーワードが「ルーフネット」の中に花街情報「お初の上七軒だより」が存在する理由です。
馬鹿馬鹿しい写真がお好みの方は次頁へ。
豊臣秀吉が北野天満宮で「北野大茶の湯」と言われる茶会を行った時、七軒茶屋を休憩所にした。名物の御手洗団子を献上したところ、、たいそう気にいり褒美として、七軒茶屋に御手洗団子を商う特権を与えた。これ以後上七軒では五つ団子の紋章を用いるようになったという。

「手ぬぐい、とったで~」と隣ではしゃぐオヤジに見せてもらったのが、これ。どうしても欲しいという人の為に、300円で売っているのも、サービスと言うかさすがと言うか。学ぶところは多いですね。
2011/04/12(火) 08:56:16|MUSICフォーラム|