「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

太陽光発電システム施工展

なぜ防水メーカーがソーラーシステムを販売するか?

太陽光発電システム施工展で聞いてきました。
ビッグサイトで3月4日まで開催。

日本橋上空
都心の表面は空から見ると屋根と道路で埋まっている。
(日本橋三越ギャラリーに展示中の航空写真)

「ソーラー発電システム」のマーケットが急伸中。しかし漏水トラブルも急増。既設屋根にシステムを設置する場合に限れば、さらに漏水クレームは目立ってくる。その怖さを知り始めたソーラーパネルメーカーや工事会社は露出防水の物件への営業を、躊躇する傾向も見えるという。だからこそ屋根を知り防水層を熟知する防水メーカーが、防水と一体化したソーラーシステムを展開することのメリットは大きい。しかしソーラー市場において防水メーカーが受注する割合は2割には届かない。まだ10%を越えた程度だ。今回の展示会に防水メーカー5社がそれぞれの工法を出展している。会場でその特徴と今後の方針を聴いてみた。

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アーキヤマデ㈱

アーキヤマデ㈱
ソーラーシステムの設置に関わるトラブルで漏水は本当に多いんですよ。今回の目玉ですか?それはこれ。既存のALC建物の屋根に設置できるソーラー防水システム。今まで既存ALCへの取り付けはすべてNGだった。理由はアンカーが微振動で緩むから。それをこの免新装置でクリアーしました。防水層とシステムとの取り合いの処理は、我々防水メーカーがお手の物。
ALC建物へのソーラーマーケットの広がりは大きいです。うちはソーラー防水で常に先行していきますよ。

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住ベシート防水㈱

住ベシート防水㈱
うちは、もともと蓄熱層の防水で築いた永年のアンカー技術があります。水圧がかかるところで漏らない強固な固定技術の蓄積があります。ソーラーパネル設置のみの工事と、防水改修込みの場合と比率はまだ5件に1件と少ない。防水層に穴を開けるのを嫌がるお客さまがまだ多いですから。だから露出防水の上にはあまりやりたがらない。結果的に「アスファルトの押さえ」防水の上に設置という現場が多いです。ソーラー関連会社は露出防水の屋根に対してはは営業を控えていたわけだ。
防水メーカーとしては従来の三分の一程の重量でできるこのシステムはお客様に大きなメリットがあると思いますね。防水メーカーだからこそ提案できるこのシステムをPRしてゆきたいです。

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田島ルーフィング㈱

田島ルーフィング㈱
うちは総合防水メーカーだからどんな防水でも対応できる。最適な防水を選んで、その上にソーラーを載せられる仕組みを作る。かつて建築業界ではは防水層の上に物を乗せないで欲しいと言ってきた。今じゃそんなこと言ってられない。乗せるのが当たり前になっている。都心のビルの屋上は装置で埋め尽くされている。
防水メーカーとして、防水層の上に乗せざるを得ないなら、最も安全な乗せ方を考えましょうということで、ソーラー防水システム提案するわけです。テーマは「防水とソーラーと緑化の共生」です。

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早川ゴム㈱

早川ゴム㈱
ソーラーパネルの寿命は一般に20年。この防水は普通の10年より長い15年の耐久性をを保証しています。それでも途中で防水改修が必要なわけで、この高さ 40センチというのは、メンテナンスや防水改修などの様々な作業をする上でとても大事なんですよ。工法の特徴は軽量、短工期ですね。
昨年初旬からは、架台部分までのシステムも販売開始。昨年1年で1万1千個販売しました。

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ロンシール工業㈱

ロンシール工業㈱
「ソーラー発電システム」に興味はあるし需要もあるが、うちは防水層から、支持架台までしかやらない。その上のソーラーシステムはは好きなものを選んでくださいというスタンスです。ここが他の防水メーカーのソーラー防水と違うところです。ソーラーシステムでは漏水に関わるトラブルが多い。特に戸建てで顕著。ソーラーの工ンジニアリングや施工会によってそれぞれ事情がある。それぞれ色々なパネルメーカーとの関係がある。うちは屋根やです。防水上安心できる土台をしっかり作るから任せてください、と言います。15年保証の防水でしかも、遮熱仕様です。後は、乗せるだけ。どんなシステムでもその上に安心して設置できる防水システムを販売していきます。

2011/03/02(水) 15:59:00|ニュース|

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