東京駅は日本最大の免震工事
東京駅は日本最大の免震工事
1万本の松杭(くい)の代わりに、地下2階と免震構造
東京駅は1万本の松杭の上にに東京駅が載っていた。営業を続けながらこの松杭を撤去し、駅舎の真下に新たに地下2階を作り、その構造体と地上の駅舎との間に、352台のアイソレーターと158台のダンパーによる免震システムを設置するという、「スーパー居ながら工事」が今回の東京駅の工事だ。
7月20日迄東京ビッグサイトで開催された第17回リフォーム&リニューアルR&R建築再生展2012の、鹿島建設のブースに東京駅の模型が展示されていた。
ブースに鹿島設の技術者が居たので聞いてみた。
Q/ なにが一番難しかったですか?
A/ 実は1万本の松杭の処理が大変でした。
Q/ え、捨てたんですか?もったいない使い道はないのですか?
A/ 土中にある時はいいのですが、空気に触れるともうすぐにぼろぼろになってしまいます。
Q/ 10年ほど前の新聞で、地下水位の上昇で東京駅が浮き上がり大変!という記事がありました。地下水位が上がれば漏水の危険もありそうですが、今回の工事で、新たな防水対策は成されているんですか?
A/ 以前は杭の上に載っているだけだから浮いた。今度は地下2階分を作って一体化するわけだから浮かない。地下の防水対策も通常と同じです。
ちょっと?がありますね。確認してみましょう。
2012/07/21(土)17:39:08|歴史的建物を守る|