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2012年9月23日 号(№114)

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2012年 長月ながつき 平成24年、昭和87年、大正101年、明治145年

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正倉院の屋根ふき替え 雨漏り懸念で

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大正2年の解体修理から100年。雨漏り懸念で屋根ふき替えなど整備工事中
正倉院正倉は、奈良時代の八世紀中頃に創建され、1,200年以上の歴史を有する国宝指定の建造物だが、大正2年に実施された解体修理から約100年を経過し、傷みが徐々に進行して雨漏りが懸念されることから、平成23年度より屋根の葺き替えを主とする整備工事が行なわれている。>>詳しく読む

建築学会改修工事標準仕様書制定に向けて

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日本建築学会 改修工事標準仕様書制定に向けて
2012年度日本建築学会大会 名古屋大学で材料施工部門研究協議会が考え方を示し意見交換
9月13日(木)13:45~17:00
名古屋大学全学教育棟本館中央棟C25室
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京都の建設新聞が燃水祭を大きく報道

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建設経済新聞が燃水祭を6段抜きで紹介
建設経済新聞の9月7日号に、近江神宮で行われた燃水祭の模様が詳しく報道されています。原稿行数98行。日本書紀奉唱、舞楽奉納の写真2点掲載(本紙サイズはタブロイド版=全10段、1段50行、1行12文字)。第12面の滋賀ワイド判に掲載されています。>>つづきを読む

スカイツリーの防水 ②

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バベルの塔は「石と漆喰」の代わりに「煉瓦とアスファルト」で天を目指した。現代の空樹・スカイツリーは「鉄とガラスとシリコーンシ―ラント」で雲を突く。
バベルの塔にはモデルがあった。それが古代メソポタミアの「ジグラット」。バビロニアの神殿「ジグラット」は日干しレンガとアスファルトによる超高層建築。バベルの塔に先立つメソポタミアの高層神殿ジグラット。>>つづきを読む

絵日記

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燃える土と燃える水が初めて揃った燃水祭 ②

平成24年7月2日、新潟県胎内市黒川において燃水祭が行われ、その折採油された原油が、3日後の7月5日、黒川からの使者により近江大津宮旧跡に鎮座する近江神宮に献上された。「越の国より燃える土(アスファルト)と燃える水(石油)を献る」という日本書紀の記述を再現する形で執り行われるのが、近江神宮「燃水祭」である。(注:今年平成24年は1日が日曜日のため2日に、また(7日が土日に当たったため5日に行われた)

写真1.2012.7.5 11:00 近江神宮燃水祭斎行
2012.7.5 11:00 近江神宮燃水祭斎行

y写真2. 2012年 近江神宮燃水祭式次第
2012年 近江神宮燃水祭式次第
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世話人には近畿地区の石油商業組合を代表して滋賀県の芝野桂太理事長と日本防水の歴史研究会事務局長の名が見える。また日本書紀奉唱は「燃土関係」として㈱メイコウ・杉本憲央社長の名が記されている。今年の燃水奉献者は新潟県胎内市黒川村の元村長で、臭水(くそうず)遺跡保存会の布川陽一会長。

写真3. 2012年近江神宮念水祭 祭典のご案内
2012年近江神宮念水祭 祭典のご案内
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燃水祭の案内は「燃水祭世話人」芝野桂太郎、北嶋一郎、浪田昌治の三氏連名で出される。

昨年より案内状の中での「燃える土」の説明は

「燃える土」とは今でいう天然アスファルトのことであります。

となっている。

それまでは、「燃える土」とはアスファルト、石炭、泥炭などと毎回バラバラであった。一昨年、「日本防水の歴史研究会」がこれまで行った調査結果と資料によって近江神宮にご説明し、燃える土がアスファルトであることを納得していただいた。これ以後近江神宮での、すべての表記は「燃える土とはアスファルトである」と統一された。

写真4 世話人による燭台点灯
世話人による燭台点灯

燃水祭は世話人2名による燭台点灯で始まる。例年、3人の世話人のうち芝野桂太郎、北嶋一郎両氏が大役を務めている。この日は、北嶋氏が参列できない事情があったため、急遽「燃える水」の関係者として、「日本防水の歴史研究会事務局長」にその任が委ねられた。「燃える水関係者の初めての本格参加」に対する芝野氏の御配慮である。

写真5.
新潟県胎内市黒川村の元村長で、臭水(くそうず)遺跡保存会の布川陽一会長による燃水奉献。

写真6. 黒川の燃水
黒川の燃水

写真7. 各県石油商業組合代表による献灯。
各県石油商業組合代表による献灯。

「燃える水」は現在ランプで象徴されている。将来「燃える土」も献上されるとしたらそれは何で表されるのだろうか。

写真8 参列者によるロウソク献灯。
参列者によるロウソク献灯。

写真9 日本書紀奉唱。
日本書紀奉唱。

本年は、はじめて「燃ゆる土」(天然アスファルト)の関係者として、大津市の防水工事店㈱メイコウの杉本社長が日本書紀奉唱を奉仕した

奉唱された日本書紀
奉唱された日本書紀のよみ。

「やまとぶみ まきの ついで ふたそまり ななまき あめみこと ひらかずわけの すめらみこと ななとせ あき ふみづき こしのくに もゆるつち と もゆるみず とを たてまつる」

2012/09/16(日) 00:00:50|「日本書紀と瀝青」2012|


「BOUSUIデジタルアーカイブ」防水歴史図書館

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我が国の防水の歴史を考察する上でどうしても欠かすことのできない文献が何冊かあります。
防水歴史図書館(BOUSUIデジタルアーカイブ)では、そんな文献を1冊ずつ選び、本が書かれた当時の様子、おもな内容、その本のどこが「すごい」のか、現在生きる人たちにとって、どんな価値があるのか、それぞれの資料を担当するキュレーターが、時には執筆関係者への取材を交えて、分かりやすく解説します。

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