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2014年(平成26年)ルーフネットの「能舞台と翁神事情報」6

2014年(平成26年)ルーフネットの「能舞台と翁神事情報」6

金剛能舞台
唯一関西に本拠を置く流儀、華麗・優美な「舞金剛」の本拠地の舞台の屋根は、檜皮葺きの屋根に瓦の棟

金剛舞台 檜皮葺に瓦の棟 P1030714

かつての室町幕府の「花の御所」の近く(現在の京都御所の西向かい)に平成15年に開館した金剛能楽堂。築百三十余年の室町の旧金剛能楽堂より、能舞台をそのまま移築。

  • 平成26年1月3日(金)
    午前11時30分開場
    正午開演 午後1時頃終演予定
  • 入場料 無料 TEL:075-441-7222
  • 番組
    神歌   金剛永謹  金剛龍謹
    仕舞    八島 、東北、葛城、芦刈、西王母 、羽衣、内外詣 、猩々
    舞囃子   高砂、金剛龍謹

シンプルな鬼瓦から鳥衾が飛び出すP1030716
シンプルな鬼瓦から鳥衾が飛び出す。

金剛流は能楽シテ方五流派(観世,宝生、金剛、金春、喜多)のひとつで、古くは奈良の法隆寺に奉仕した猿楽座の坂戸座を源流とする。室町初期には春日興福寺に勤仕する大和猿楽四座のひとつとなり、のちに金剛座、そして現在の金剛流へと至る。
金剛流の芸風は、豪快な動きの中に、華麗・優美さがあり、「舞金剛(まいこんごう)」といわれる。また、豊臣秀吉拝領の「雪の小面」や艶麗な「孫次郎」など、所蔵する能面・能装束に名品が多いことでも知られ「面金剛(おもてこんごう)」ともいわれるそうだ。五流のうち四流の宗家が東京を本拠地にしている中で、唯一京都拠点にこだわり、その気概は金剛詠謹の芸に滲み出ている。

毎年1月3日、八坂神社で翁の奉納を終えた後、宗家は本拠地の舞台に取って返し、一門とともに神歌(翁の謡)で新年の舞台を開く。これは無料で一般公開されており、気迫に満ちた格調高い謡と舞を堪能した後、お神酒の接待まである有難さ。
8月16日の大文字の日に行なわれる「蝋燭(ろうそく)能」とともに京都に欠かせないものの一つだ。
八坂神社の翁を見た後は、冷え切った身体を、境内の会館で、ぜんざいを頂きながら暖めて、金剛能楽堂に向かうのがルーフネットのお薦め。

虎屋中庭の倉P1030720

この時正午。道は2つに分かれます。
其の1.お神酒をグイと頂いた後、能楽堂を飛び出してタクシーを捕まえ、京阪出町柳までワンメーター。特急に飛び乗り大阪淀屋橋へ。最短距離でタクシー乗り場に走り、大槻能楽堂に急ぐ。運が良ければここで、午後2時開演:観世銕之丞の翁に滑り込み、堪能できます。
其の2.「其の1」は誰にでも進められるものではありません。通常はこちら。金剛能楽堂から100メートル程下がった(南へ行くこと)ところに虎屋の店舗とカフェがあります。中庭の蔵(写真上)の屋根を見ながら、正月限定のお雑煮をいただく。

ここでやっと大晦日から始まった翁巡りが、一段落します。お疲れ様でした。(※翁めぐりに関する情報は檜原響一郎氏から提供いただきました)

2014/02/12(水) 01:43:57|PHOTOダイアリー|

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