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2014年大文字送り火 中央火床を見守る祠の屋根

2014年大文字送り火 中央火床を見守る祠の屋根

8月16日午後8時、京都五山の送り火の口火を切るのは、東山の如意ヶ岳、通称「大文字山」だ。

10分ごとに、次々点火され、文字が読み取れるのは20分ほど。それぞれが、独自の鑑賞ポイントを持っており、高いところから、できるだけたくさん、一度に見ようとするよくばりやら、地元の火をゆっくり眺め、「ああ御祖父ちゃんとおばあちゃんは、あの火に乗ってかえらはったなあ」と思う人、次々と観察地点を移動しながら、たくさん見ようとする、せっかちな人、様々である。

今年は、前日の土砂降り、昼過ぎは山科でJRが2時間もストップするほどの大雨、記録破りの土砂災害、それでも、関係者は、夜8時になれば、大文字は必ず点く、と信じて疑わないようだ。そして今にも大雨を降らせそうな厚い雲の下で、予定通り、五山の松の薪に火が付いた。

昔から、送り火の翌朝、未明から山に登り、送り火の消し炭を持ち帰り、1年間の無病息災を願って、玄関に置くという風習がある。京都の人間でも、その話は知っていても実行する人は少ない。

大文字 交点の部分の火床
大文字 交点の部分の火床。大きな塊はなく、3センチ程度のものが多い。
明るくなれば、子供や老人も、登ってくる。せっせとビニール袋に詰めてゆく。

旧い消し炭・お札納所
昨年の消し炭やお札を納める場所も設けられている。

祠 この少し山側に落雷 

中央の火床、(大の字の交点の部分の火床)を見守る祠。この屋根は金属屋根だ。毎日掃除のために登っているという男性の話では、送り火の3日前に祠のわずか数メートル山側に落雷し、コンクリート土台の一部や配水用のU字溝が破壊されたそうだ。何とか緊急補修して間に合わせたという。

大文字 右払い
大の字の右払い部分の火床で消し炭拾いをする人。

2014/08/17(日) 08:31:59|PHOTOダイアリー|

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