「ルーファーのための音楽会」ビデオ
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ノアの方舟の音楽
ROOF-NET PRESENTA屋根を遊ぶ。
ノアの方舟
菅沼起一と中世音楽アンサンブルが、R&R建築再生展「防水と雨仕舞の歴史館」で演奏した、ノアの方舟の演奏を仮編集してみました。間もなく、視聴環境が整います。
神はノアに言われた。
あなたはゴフェルの木の箱舟を作りなさい。箱舟には小部屋をいくつも造り、内側にも外側にも瀝青(アスファルト)を塗りなさい。
創世記6章 9節
創世記には舟のサイズも記載されている。その大きさは、平凡社世界大百科事典によると、約15,000トンクラスの舟にあたるという。
さて「方舟」だから「舟」とはいうものの聖書の表現では、3階建ての家である。 多くの絵で、舟の再上層は切り妻の屋根である。
方舟の大きさに関して、旧約聖書『創世記』は「長さ300キュビト、幅50キュビト、高さ30キュビト」という。1キュビトを約44.5cmで換算すると、およそ「長133.5m、幅22.2m、高13.3m」となる。
方舟の目的は40日の洪水の後、150日間水が引くまで、のちの世界「種」となる生き物たちを生存させる大空間を提供することである。舟とはいっても、水上航行ではなく水面浮揚が主目的である。
今まで、「舟」に注目しすぎて、防水は舟底に施した、と思いこんでいたのではないか?外側とは喫水、船体だけでなく、当然 壁、屋根が含まれておかしくない。何しろ神は40日40夜雨を降らせて洪水を起こしたのだ。神の命令で3階建ての大きな建物をつくり、内外側に塗るよう命令されているのだから、屋根に塗らないほうが不思議だ。
すると、防水材としてのアスファルトは「ノアの方舟の船体に利用された」ではなく、「ノアの方舟(浮かぶ家)の屋根防水に利用された」ということになる。
2019/03/10(日) 00:42:47|MUSICフォーラム|