「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

「聖書と防水」3部作

「聖書と防水」3部作

画像の説明

~ルーフネットの仮説~ 最古の屋根防水はノアの方舟

ノアの方舟と日本書紀と防水の起源

その1.ノアの方舟はアスファルト(瀝青)で防水されていた。
その2.日本書紀に天智天皇にアスファルト(燃える土)を献上した、と言う記録がある。

創世記

「汝 瀝青をもて その内外に塗るべし」旧約聖書創世記6章(写真ページ1行目下)

その2.はすでに ROOF-NET で紹介しましたね。

その1.を確かめた時点である発見。
 アスファルト防水時代からの古い歴史を持つ日本の2大防水メーカーである、田島ルーフィングと日新工業。いずれも自社のカタログや会社紹介に防水の起源として、[方舟の防水にアスファルトを使用した」と遠慮がちに書いている。

 遠慮がちな理由は、それは「船体(喫水)部分の防水に使用した」、という認識によるものではないか。

日本アス広告
昭和52年ころの防水メーカーの広告

神はノアに瀝青で防水することを命じた

ノアの箱舟(方舟)

noanohakobune

 神はノアに言われた。
 あなたはゴフェルの木の箱舟を作りなさい。箱舟には小部屋をいくつも造り、内側にも外側にも瀝青(アスファルト)を塗りなさい。
創世記6章 9節

 創世記には舟のサイズも記載されている。その大きさは、平凡社世界大百科事典によると、約15,000トンクラスの舟にあたるという。

ルーフネット(roof-net)の仮説~最古の屋根防水はノアの方舟~ 

レンブラントの「ノアの方舟」
レンブラント晩年の素描はまるで大きな家畜小屋

レンブラントの素描
1660年ころ。シカゴ美術館。19.9×24.3㎝

ノアの方舟は浮かぶ家。その屋根防水はアスファルト!

画像の説明

 ノアの洪水は、紀元前3000年ころ起こったとされている。 ノアが作ったという方舟の形状は、「ROOF-NET」http://www.roof-net.jp/ が、5月15日にアップしている作者不詳の木版画、また、よくつかわれるこの挿絵のように船型で表現されることが多い。これは19 世紀初め、ドレの描いた銅版画「ノアの方舟」で、ウィキペディアでも引用している絵だ。

 洪水は40日間続き、地上に生きていたものを滅ぼしつくした。水は150日の間、地上で勢いを失わなかった。その後、方舟は現在のトルコの東側アララト山の上にとまった、という。

 ノアの方舟の話をすることはルーフネット(roof-net)の本意では無いのでそれは、ウィキさんに任せましょう。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%96%B9%E8%88%9F

 さて「方舟」だから「舟」とはいうものの聖書の表現では、3階建ての家である。 この絵でもよく見れば舟の再上層は切り妻の屋根である。ルーフネット配信済みの写真もしっかり、シングルのようなもので葺いてあるいる。

 方舟の大きさに関して、旧約聖書『創世記』は「長さ300キュビト、幅50 キュビト、高さ30キュビト」という。1キュビトを約44.5cmで換算すると、およそ「長133.5m、幅22.2m、高13.3m」となる。

 方舟の目的は40日の洪水の後、150日間水が引くまで、のちの世界の「種」となる生き物たちを生存させる大空間を提供することである。舟とはいっても、水上航行ではなく水面浮揚が主目的である。

ラファエロ ノア

 浮くだけとはいえ多少の方向転換は必要だから、タライや弁当箱型という訳にはいかないだろう。このラファエロの描いたフレスコ画でも船首の丸みは確保されている。

 さらに、形状について、多くのカップルの生活空間を確保するため、舟は直方体に近い形状であったと推測されている。ウィキペディアの試算では総容積は、40,000立方メートル近くにも達し、ほぼタイタニック号にも匹敵する排水量になる。


15C フランスのミニアチュール

 さらにこんな方舟の絵もある。建造中のノアの方舟を描いた15世紀フランスのミニアチュールである。

 これはもう、山間の村の大工が作った公民館ではないか。

 創世記には、「方舟の内側外側に、瀝青を塗りなさい」とある。

 今まで、「舟」に注目しすぎて、防水は舟底に施した、と思いこんでいたのではないか? 外側とは喫水、船体だけでなく、当然 壁、屋根が含まれておかしくない。何しろ神は40日40夜雨を降らせて洪水を起こしたのだ。神の命令で3階建ての大きな建物をつくり、内外側に塗るよう命令されているのだから、屋根に塗らないほうが不思議だ。

 すると、防水材としてのアスファルトは「ノアの方舟の船体に利用された」ではなく、「ノアの方舟(浮かぶ家)の屋根防水に利用された」と言ってよい。
 
 すなわち屋根防水の起源はBC3000年のノアの方舟ということになる。

 さて問題は、当時600才とされるノアの存在、このノアの方舟、ノアの洪水が歴史的事実であったかどうか、という点である。
 600歳を文字通り太陽暦の600年と解釈するか?ノアの洪水と方舟につぃては、信じたくなる研究結果は、かなりある。それもこちらに任せましょう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%96%B9%E8%88%9F

 ノアの方舟発掘報告書は、考古学者 ロン・ワイアット氏のHPがあるが、それよりも
http://www.ne.jp/asahi/seven/angels/noah/noahark.htm
のほうが、見やすい。

ノアの方舟とは「浮かぶ家」。その内外側に瀝青が塗られた。ということは…

神の定めたやり方で屋根に瀝青を塗った。
世界初のアスファルト防水仕様という訳だ。

noa mozaiku

「洪水の中で舟から鳩を放つノア」13世紀中ごろ。ヴェネチア・サンマルコ大聖堂のモザイク。

おっと!ここで「世界初」、と言ってしまってはいけない。
ノアの洪水伝説に似た話は、古代中近東には多いそうだ。日本聖書協会発行の大型本・パノラマバイブルにはそんな事例が書かれている。中でも有名なのは古代アッシリアの遺跡から発見された「ギルガメッシュ叙事詩」。この中で、神・ウトナピシュテムは瀝青で舟を防水するよう命じている。

この続きは新月の頃、お話します。

古代アッシリアの叙事詩に登場するアスファルト防水と溶解釜

「1万ℓのアスファルトを溶かし、方舟に塗れ」
世界最古の叙事詩「ギルガメッシュ」に、旧約聖書のノアの洪水の原型が見られる。

ギルガメッシュ粘土版

リルケが「人に衝撃を与える最高傑作」であると絶賛したギルガメッシュ叙事詩を刻んだ粘土板。

私は3シャル(1シャルは3,600ℓ)の瀝青を溶炉に注ぎ、3シャルのアスファルトで方舟を張り巡らした。
2010/08/04(水) 24:44:24|ARCHIVES|

ナイルに流されたモーセを守ったアスファルト

モーセを救ったアスファルト ~ドレのエッチング作品~

パピルスで籠を編み、アスファルトで防水し、
その中にこどもを入れ、ナイル川岸の葦の中に置いた。

mo-se dore kago
ギュスターフ・ドレ 聖書画集より
「モーセ川に流される」出エジプト記 第2章3

2010/07/10(土) 09:44:47|ARCHIVES|

生後3カ月のモーセが入れられたパピルスの籠はアスファルトで防水されていた

モーセ 
プッサン「モーセを川に流す」1654、油彩、オックスフォード、アッシュモーリアン美術館

モーセ全体

 エジプト王ファラオは全国民に命じた「生まれたヘブライ人の男の子は、一人残らずナイル川に放り込め。女の子はみな生かしておけ」。
 レビ一族のある男が妻をめとり、女はかわいい男の子を産んだ。3ヶ月間隠しておいたが、もはや隠しきれず、パピルスの籠を用意して、アスファルトで防水し、その中に男の子モーセを入れ、ナイル河畔の葦の茂みに置いた。(出エジプト記2章1~3節)

 防水の歴史の話になると、必ず登場する。ノアの箱舟のアスファルト防水。 これはそのあとの話ですね。もちろんそのうち、ノアも登場します。

「バベルの塔の防水材」 アスファルトによる線防水

石の代わりにレンガを、漆喰の代わりにアスファルトを用いて、
天に届く塔(バベルの塔)を作った。
バベル-1
ブリューゲル「バベルの塔」1563 ウィーン美術史美術館

 防水にかかわる人が知っておかねばならない 「聖書と防水3部作」。 それは①ノアの方舟と②バベルの塔と③モーセの小舟(籠かご)。①と②は旧約聖書の「創世記」、③は同「出エジプト記」。「なんで?」という人は営業マン失格だろう。

ドレ(天に届くバベルの塔)19世紀初め 

画像の説明

 バベルの塔:かつて世界中に言葉はひとつしかなく、みな同じ言葉を話していた。東からやってきたあるグループが、シンアルの地に住み着いた。 そして「レンガを焼こう」と話あった。石の代わりにレンガを、漆喰の代わりにアスファルトを用いて、「さあ天まで届く塔のある町をつくり有名になろう」と言った。
神は塔を見て「彼らは一つの民で、みな一つの言葉を話しているから、このようなことをし始めたのだ。彼らの言葉を混乱させ、互いの言葉が理解できないようにしよう」と言った。そして彼らをシンアルの地から全地へ散らされたので、塔と町の建設はストップした。町はバベル(混乱)と呼ばれるようになった。神が言葉を混乱させ、人々を散らしたからである。(旧約聖書 創世記11章 1~9節)

 アスファルト、瀝青という表記は時代や聖書の版によって異なる。訳語として「瀝青」の文字が当てられていたとしても、そのルビは「ヤニ」、「アスファルト」、「タール」---とばらばら。ノアの方舟とモーセの小舟は「瀝青」が多いが、バベルの塔ではバラツキが多い(まあバベルだから仕方がない)。「レンガを積むために漆喰の代わりに用いた素材」は現在、アスファルトであると考えられている。詳細は夏休みまでお待ちください。

ヘブライ語で「瀝青」は「ヘマル」

ヘブライ語訳聖書で聖書3部作(ノア、バベル、モーセ)をチェック。

ヘマル

ヘブライ語は右から読みます。
「瀝青(アスファルト)」=「へマル」

これで「手ぬぐい」や「Tシャツ」をつくって見ませんか?  「防水3000年の歴史」をPRできますよ。

  • 例えばこんな感じです…

    WATER PROOFING

    画像の説明
    SINCE BC.2000

デザイン:ROOF-NET
お問い合わせはルーフネットスタジオまで!

旧約聖書に登場する、防水に関する記載は3か所。各国語に訳された聖書は世界最大のベストセラー。英語ではビチュメンだったり、タールだったり、ピッチだったり。日本語訳でも、時代や版によってさまざま。瀝青・泥炭・樹脂・ヤニ・タール・ピッチ…。
「瀝青」」という訳語に「ヤニ」というルビがふってあったり、「ピッチ」とふってあったり。でも旧約聖書だからヘブライ語版にあたりました。

やっと見つけたのは、(株)ミルトス 1990年8月10日初版発行。ミルトス・ヘブライ文化研究所編の「ヘブライ語対訳聖書」です。防水と聖書が気になる3つの場面は、順に紹介してゆきます。

2010/09/16(木) 08:48:45|ARCHIVES|

聖書中の「瀝青」。ヘブライ語版ではこう表記

①ノアの方舟(創世記6-15)

画像の説明

神はノアに言われた。「あなたはゴフェルの木の方舟を造りなさい。方舟の内側にも外側にもタールを塗りなさい」。

画像の説明
ヴァ「コフェル」=「タール」で

ヘブライ語はアラビア語と同様、右から左に読むので、この対訳もその流れになっています。

ヘブライ語ノア
(画像をクリックすると拡大します。)


②バベルの塔(創世記11-3)

バベル

石の代わりにレンガを、しっくいの代わりにアスファルトを用いた。さあ天まで届く塔の有る街をつくり、有名になろう。

画像の説明
ヴァ「ヘマル」=「アスファルト」で


ヘブライ語バベル
(画像をクリックすると拡大します。)

③モーセ川に流される(出エジプト記2-3)

画像の説明

パピルスの籠(かご)を用意して、アスファルトとピッチで防水し、その中に男の子を入れ、ナイル河畔の葦(あし)の茂みの間に置いた。


画像の説明
ヴァ「ヘマル」=「アスファルト」で
ウヴァ「ザフェト」=と「ピッチ」で


画像の説明
(画像をクリックすると拡大します。)

  • 1990年8月10日初版発行。ミルトス・ヘブライ文化研究所編の ヘブライ語対訳聖書より。これを読むのがいやに人には、来週ダイジェスト版をアップします。

2010/10/02(土) 00:00:42|ARCHIVES|

ヘブライ語版「聖書と防水」ダイジェスト

世界最大のベストセラー「聖書」に防水(ここでは瀝青=アスファルト)出てくるのは3か所。
画像の説明

(画像をクリックすると拡大します。)

①ノアの方舟、②バベルの塔、③モーセをナイルに浮かべた籠。いずれも旧約聖書の「創世記」と「出エジプト記」。聖書(キリスト教)は世界各国で発行され、さまざまな版、訳があり、時間の経過も有る。何しろ日本にザビエルが日本にキリスト教を伝えたのは1549年だ。
防水の該当部分は日本語では「瀝青」「アスファルト」「タール」「ピッチ」「ヤニ」「樹脂」などと訳されている。旧約聖書はユダヤの聖典だから、ヘブライ語版をさがして、当たってみた。1990年8月10日初版発行。ミルトス・ヘブライ文化研究所編のヘブライ語対訳聖書。その結果が、10月2日の記事「聖書中の「瀝青」。ヘブライ語版ではこう表記」です。

忙しい人のために、思いっきり短くまとめてみました。


1.神は40日間の嵐によるノア洪水で、世界を水に沈めた。その時ノアが神に命じられて、方舟の内外側に塗ったのは「コフェル」でこの本では「タール」と訳されている。
創世記 6-1

2.さあ天まで届く塔をつくろう、と言って人々は、石の代わりにレンガを用い、接着と防水の為に、しっくいの代わりに「ヘマル」を使った。これは「瀝青」と訳されている。
創世記 11-3

3.エジプト王によるユダヤの赤ん坊抹殺命令からモーセを守るため、モーセは籠に入れられ、ナイル川に流された。その時、籠(カゴ)の防水の為に「ヘマル」と「ザフェト」が塗られた。この本ではそれぞれ「アスファルト」と「ピッチ」と訳されている。
出エジプト記 11-3


同書の重要な脚注 :モーセの入れられた「籠(カゴ)」とノアの巨大な「方舟」は同じ言葉が用いられている。

ルーフネット編集長の注 :「コフェル」と「ヘマル」と「ザフェト」は別の物か?ヘブライ語の他の版ではどうか?旧約聖書だからと言ってヘブライ語版を基準にして良いのか?日本語版でノアの方舟に塗られたものとして、「瀝青」「アスファルト」「タール」「ピッチ」「ヤニ」「樹脂」などがある。これらは聖書の訳の中だけでなく、日常的に混同して使用されている。検証課題が多くて楽しみです。

2010/10/11(月) 09:37:35|ARCHIVES|

ヘブライ語版聖書と防水3部作

ヘブライ語版「聖書と防水」ダイジェスト

世界最大のベストセラー「聖書」に防水が
(ここでは瀝青=アスファルト)出てくるのは3か所。

①ノアの方舟、②バベルの塔、③モーセをナイルに浮かべた籠。
いずれも旧約聖書の「創世記」と「出エジプト記」。

聖書(キリスト教)は世界各国で発行され、さまざまな版、訳があり、時間の経過も有る。何しろ日本にザビエルが日本にキリスト教を伝えたのは1549年だ。

防水の該当部分は日本語では「瀝青」「アスファルト」、「タール」、「ピッチ」、「ヤニ」、「樹脂」などと訳されている。

旧約聖書はユダヤの聖典だから、ヘブライ語版をさがして、当たってみた。1990年8月10日初版発行。ミルトス・ヘブライ文化研究所編のヘブライ語対訳聖書。

その結果が、2010年10月2日の記事『聖書中の「瀝青」。ヘブライ語版ではこう表記
http://www.roof-net.jp/index.php?%E8%81%96%E6%9B%B8%E4%B8%AD%E3%81%AE%E3%80%8C%E7%80%9D%E9%9D%92%E3%80%8D%E3%80%82%E3%83%98%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E8%AA%9E%E7%89%88%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%86%E8%A1%A8%E8%A8%98

忙しい人のために、思いっきり短くまとめてみました。

1.神は40日間の嵐によるノア洪水で、世界を水に沈めた。その時ノアが神に命じられて、方舟の内外側に塗ったのは「コフェル」でこの本では「タール」と訳されている。
創世記 6-1

2.さあ天まで届く塔をつくろう、と言って人々は、石の代わりにレンガを用い、接着と防水の為に、しっくいの代わりに「ヘマル」を使った。これは「瀝青」と訳されている。
創世記 11-3

3.エジプト王によるユダヤの赤ん坊抹殺命令からモーセを守るため、モーセは籠に入れられ、ナイル川に流された。その時、籠(カゴ)の防水の為に「ヘマル」と「ザフェト」が塗られた。この本ではそれぞれ「アスファルト」と「ピッチ」と訳されている。
出エジプト記 11-3

同書の重要な脚注 :モーセの入れられた「籠(カゴ)」とノアの巨大な「方舟」は同じ言葉が用いられている。

2011/09/11(日) 08:49:37|「聖書と防水」3部作|

「聖書と防水」ギャラリー

シャガールが描いた「ノアの方舟」

「聖書と防水」ギャラリー

シャガール

40日たって、ノアは自分が造った方舟の窓を開け、鳩を放って水が引いたかどうか確かめようとした。

残念ながらシャガールが描く「ノアの方舟」は、アスファルト防水を施した方舟の外観を見ることはできません。
(防水の歴史研究会:森田喜晴)

2010/12/09(木) 09:03:11|ARCHIVES|

ノアの方舟

「聖書と防水」ギャラリー2

画像の説明

神はノアに言われた。
あなたはゴフェルの木の箱舟を作りなさい。箱舟には小部屋をいくつも造り、内側にも外側にも瀝青(アスファルト)を塗りなさい。
創世記6章 9節

創世記には舟のサイズも記載されている。その大きさは15,000トンクラスの舟にあたるという。

内側にも外側にも塗りなさい。すなわち、「屋根にも壁にもアスファルトを塗りなさい」と命じたわけですね。
(防水の歴史研究会:森田喜晴)

2010/12/31(金) 12:42:10|ARCHIVES|

ミケランジェロが描いた「ノアの方舟」

「聖書と防水」ギャラリー3 ノアの方舟2

ノアの方舟
ミケランジェロが描いた「ノアの洪水」。システィナ礼拝堂蔵

洪水は40日間続いた。これはまだ途中。たらいや小舟に乗ってやっと見つけた高台に避難する人々。ほっとするのもつかの間、洪水は全てを覆い尽くしてしまう。残ったのは後ろに浮かぶノアの方舟だけ。方舟=確かに浮かぶ家だ。
神はこの方舟の「内と外にアスファルトを塗りなさい」と命じた。
(防水の歴史研究会:森田喜晴)

関連記事はこちら>>画像の説明

2011/01/05(水) 00:00:42|ARCHIVES|

アララト山上のノアの方舟

聖書と防水ギャラリー4 ノアの方舟3

アララト山上のノアの方舟
ヒエロニムス・ボッス(オランダ・ボイマンス美術館蔵)1502年

あなたはゴフェルの木の方舟を作りなさい。方舟には小部屋をいくつも造り、内側にも外側にも瀝青(アスファルト)を塗りなさい。創世記6章 9節
創世記には舟のサイズも記載されている。ノアの方舟は15,000トンクラスの舟にあたるという。

神はノアに内側にも外側にも塗りなさい。すなわち、「屋根にも壁にもアスファルトを塗りなさい」と命じた。
(防水の歴史研究会)
関連記事はこちら>>画像の説明
2011/01/08(土) 08:48:12|ARCHIVES|

ブリューゲルのもう一つのバベルの塔

聖書と防水ギャラリー5 バベルの塔(P.ブリューゲル)

バベルの塔
P.ブリューゲル(バベルの塔)1564年。オランダ、ボイマンス・ファン・ブニンヘン美術館 (Museum Boijmans Van Beuningen)

かつて世界中は同じ言葉を話していた。東の方からやってきた人たちが、シンアルの地に平野を見つけ住みついた。彼らは石の代わりにレンガを、しっくいの代わりにアスファルトを用い、さあ点まで届く塔のある街を建てようといった。旧約聖書 創世記11章1~9節 

※※※

防水の歴史を探る「ルーフネット」は日本の世界の防水に関する記録の初見を求めて日本書紀や聖書などを調べています。(日本防水の歴史研究会)

2011/01/14(金) 08:44:24|ARCHIVES|

ルーフネット読者のマザーKKがI.ガンチェフが画いた「ノアの方舟」を摸写してくれました

聖書と防水三部作。ノアの方舟の防水

ノアの方舟 けいこさん母

ルーフネット読者のマザーKKがI.ガンチェフが画いた「ノアの方舟」を摸写してくれました。

「150日間、洪水の水は地球を覆いました。そして神は大きな風を起こして地球に吹きかけ、水はひきはじめます。」

その方舟はどんなふうにつくるか、神はノアに教えました。方舟は下の甲板と真ん中の甲板、それから上の甲板をつくります。またノアの家族のために幾つかの部屋、船体の横の方に大きなハッチ-、船の屋根近くには窓も一つ。ノアが方舟を作るのが終わると、水が漏れこんでこないように、船体の内側も外側もアスファルト(タール)を塗るように、神は言いました。

旧約聖書、創世記6章9節

方舟の大きさに関して、旧約聖書『創世記』は「長さ300キュビト、幅50 キュビト、高さ30キュビト」という。1キュビトを約44.5cmで換算すると、およそ「長133.5m、幅22.2m、高13.3m」となる。
これは現代の造船技術から見てとても安定したプロポーションだそうです。(聖書神学舎教師・津村俊夫さん)
在る人は、石油タンカーの形状に良く似た、理にかなった形とも言っていました。その内外全てに、防水処置が施されました。屋根も壁も、側面も、底も。神による防水仕様です。

2011/07/31(日) 00:50:54|ARCHIVES|

ルーフネット読者の マザーKK による「ノアの方舟」その2 です。

ノアの方舟

マザーK ノアの方舟

ルーフネット読者の マザーKK による「ノアの方舟」その2 です。

方舟はどんなふうにつくるか、神はノアに教えました。方舟は下の甲板と真ん中の甲板、それから上の甲板をつくります。またノアの家族のために幾つかの部屋、船体の横の方に大きなハッチ、船の屋根近くには窓も一つ。ノアが方舟を作るのが終わると、水が漏れこんでこないように、船体の内側も外側もアスファルト(タール)を塗るように、神は言いました。

ノアの方舟は浮かぶ家。その屋根防水はアスファルト!
 
ノアの洪水は、紀元前3000年ころ起こったとされている。
洪水は40日間続き、地上に生きていたものを滅ぼしつくした。水は150日の間、地上で勢いを失わなかった。その後、方舟は現在のトルコの東側アララト山の上にとまった、という。

方舟の大きさに関して、旧約聖書『創世記』は「長さ300キュビト、幅50 キュビト、高さ30キュビト」という。1キュビトを約44.5cmで換算すると、およそ「長133.5m、幅22.2m、高13.3m」となる。
これは現代の造船技術から見てとても安定したプロポーションだそうです。(聖書神学舎教師・津村俊夫さん)
ある人は、石油タンカーの形状に良く似た、理にかなった形とも言っていました。その内外全てに、防水処置が施されました。屋根も壁も、側面も、底も。神による防水仕様です。

2011/09/05(月) 12:22:07|ARCHIVES|

フェルメールも画いた「モーセ発見」?

「聖書と防水三部作」絵画。フェルメールの場合。

フェルメール①

モーセ発見:1670年アイルランド・ナショナル・ギャラリー所蔵。

エジプト王ファラオは全国民に命じた「生まれたヘブライ人の男の子は、一人残らずナイル川に放り込め。女の子はみな生かしておけ」。

レビ一族のある男が妻をめとり、女はかわいい男の子を産んだ。3ヶ月間隠しておいたが、もはや隠しきれず、パピルスの籠を用意して、アスファルトで防水し、その中に男の子モーセを入れ、ナイル河畔の葦の茂みに置いた。(出エジプト記2章1~3節)

嬰児殺害を命じたファラオの娘は、水浴びをしようと川へ降り、そこで葦の茂みの中に、アスファルトで防水された籠を見つける。ヘブライ人の子と知りながら王女は助けモーセと名付けた。(出エジプト記2章4~10節)

これはモーセ救出のシーンである。

現存するフェルメール作品は37点。そのうち宗教画は「マリアとマルタの家のキリスト」、「聖女プラクセデス」の初期の2点、そして1674年の「信仰の寓意」合計3点のみである。もちろんこんなタイトルの画はない。

正解は下の画。有名な「手紙を書く女と召使」。背景の壁にかかった画だ。

フェルメール②
「手紙を書く女と召使」1670年72.2X59.7㎝。 アイルランド・ナショナル・ギャラリー

旧約聖書の中にアスファルトは3か所に記述があり、いずれも防水と深くかかわる。もちろんこれらは天然アスファルトで、ノアの方舟の防水、バベルの塔の接着・シーリング、ナイル川に流されたモーセの籠の防水に使用された、とある。これらは単なる「お話」ではなく、紀元前7000年頃のメソポタミアの遺跡からアスファルト利用の痕跡が多く出土している。

2012/02/16(木) 02:21:53|「聖書と防水」3部作|

マザーKKによるノアの方舟 その3

聖書と防水 RNギャラリー~ノアの方舟

ノアの方舟(マダムK)
ノアの方舟。創世記6章 9節。神はノアに言われた。あなたはゴフェルの木の箱舟を作りなさい。箱舟には小部屋をいくつも造り、内側にも外側にも瀝青(アスファルト)を塗りなさい。

上の画は編集長の友人の母上に模写していただいたもの。原図はノアの方舟-1972 渡部禎雄版画・創世記(Gen.)7:6-24。

創世記には舟のサイズも記載されている。その大きさは15,000トンクラスの舟にあたるという。

内側にも外側にも塗りなさい。すなわち、「屋根にも壁にもアスファルトを塗りなさい」と命じた。屋根防水・外壁防水工事の指示ですね。(防水の歴史研究会:森田喜晴)

2012/11/21(水) 23:44:24|「聖書と防水」3部作|

東京のフェルメール展は3.14ホワイトデーまで

フェルメールと防水
アスファルトで防水された籠に入れられたモ-セ発見

今や空前のフェルメールブーム。ヨハネス・フェルメールは1632年、オランダに生まれた。
フェルメールは傑作の背景にこの旧約聖書・出エジプト記「モーセ発見」を描いていた。

フェルメール展①
「手紙を書く女と召使い」

昨年12月23日から東京渋谷文化村で開催されていたフェルメール展は、明日3月14日まで「フェルメールからのラブレター展」として、手紙をテーマにしたこの3作が集まった。

フェルメール展②

ルーフネット2月16日の記事もご参照ください。
2012/02/16 フェルメールも画いた「モーセ発見」?
http://www.roof-net.jp/index.php?%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%82%E7%94%BB%E3%81%84%E3%81%9F%E3%80%8C%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%BB%E7%99%BA%E8%A6%8B%E3%80%8D%EF%BC%9F

文化村・ザ・ミュージアムの中央の展示室にフェルメールの3点がゆったり掛けられている。
中央の「手紙を読む女と召使」の解説はこうだ。

一見穏やかそうなこの風景。 よく見ると投げ捨てられた手紙とろうそく、赤い封蝋、激しい感情の高ぶり。壁の画は「モーセ発見」。父である王がユダヤの嬰児殺戮を命じた。むすめの王女はアスファルトで防水された籠に入れられてナイルに浮かぶモーセを見つけ自分の子として育てる。当時、この逸話は、敵対するもの同士の争いを鎮める例えとされ、本作においては、しばしば恋人との和解を求める女性の心理と結びつけて解される。

明日までに見ることができない人は、銀座のフェルメールセンターがありますよ。

2012/03/13(火) 00:34:56|「聖書と防水」3部作|

中島路可教室「聖書の中の化学と生物」

>>中島路可教室「聖書の中の化学と生物」はこちらから

ミケランジェロと防水のウルトラちょっとした関係

建築家としても超一流 ミケランジェロ・ブオナローティ(1475-1564)

画像の説明

東京・上野の国立西洋美術館(設計・ル・コルビジェ)で11月17日までミケランジェロ展―天才の軌跡~が、開催されている。今回の目玉は《階段の聖母》。>>つづきを読む

「ノア 約束の舟」が全国で公開されている

防水の歴史研究会JWHA事務局長が見たノアの方舟「約束の船」
今月に入って街のあちこちで、ラッセル・クロウ主演のノアの映画のポスターをよく見かけました。ポスターにはちゃんと黒い方舟も描かれています。愛読している「ビッグイシュー」でも巻頭インタビューでラッセル・クロウとダーレン・アロノフスキー監督の「ノア」の解釈について紹介していました。>>つづきを読む

ノアの方舟 木製複製キット

日本聖書協会が販売するイスラエル製ノアの方舟。 
木製の日本語マニュアル付キットが、東京銀座の教文館にて、10,500円で購入できます。
>>つづきを読む

聖書中の「瀝青」「防水」。ヘブライ語版ではこう表記

ヘブライ語は右から読みます。「瀝青(アスファルト)」=「へマル」
WATER PROOFING SINCE BC.3000
旧約聖書に登場する防水に関する記載は3か所。各国語に訳された聖書は世界最大のベストセラー。英語ではビチュメンだったり、タールだったり、ピッチだったり。日本語訳でも、時代や版によってさまざま。瀝青・泥炭・樹脂・ヤニ・タール・ピッチ…。>>つづきを読む

里中満知子と防水

人気漫画家・里中満知子氏が「燃える水」や防水、アスファルトに言及しています。
中央公論の漫画文庫、里中満知子の「マンガ旧約聖書」が第2巻まで発刊されています。
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「奥のみず道」第4回は聖書と防水「ノアの方舟」のはなし

~世界初の建築屋根・外壁防水仕様~
「& SEALANT」は、わが国のシーリング材メーカーが加盟し、賛助会員として原材料メーカー、販売店が加入する全国に7支部を有する全国的組織である日本シーリング材工業会(日シ工)はが年4回発行している機関誌です。>>つづきを読む

「奥のみず道」第5回は聖書と防水「バベルの塔」のはなし

奥のみず道“ぶらモリタ”第5回
~5000年前の超高層建築の防水~
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「奥のみず道」第6回はモーセと防水のお話し

「モーセを救った籠(かご)」の防水
聖書と防水、3番目は「モーセを救った籠(かご)」の防水。>>つづきを読む

「奥のみず道」第8回は「聖書に書かれた第4のアスファルト」

死海と越の国。地層の裂け目から出てきた瀝青、それを採掘する穴原商会の話です。つづきを読む

「奥のみず道」第9回はギルガメッシュ叙事詩と防水

世界最古の叙事詩『ギルガメッシュ』に見る BC3000年の防水仕様

>>つづきを読む

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