「保護層なんか要らない」というコンクリート屋さんがいたならば、こう言いましょう
「保護層なんか要らない」というコンクリート屋さんがいたならば、こう言いましょう
匠リニュアル10周年で、田中享二教授(右)が、記念講演。
左は同じく匠リニュアル技術支援協会理事の鶴田裕氏。
匠リニュアル技術支援協会 http://www.npo-takumi.or.jp/outline/index.html は、11月13日、14日の両日、練馬区大泉学園の勤労福祉会館で、10周年記念技術フォーラムを開催した。

田中教授の講演テーマは、
鉄筋コンクリート建造物の長寿命化を支援する
―保護に用いる高分子系材と施工に要求されること―
東京工業大学 建築物理研究センター
田中 亨二
コンクリートは丈夫な建築材であるが、宿命的にひび割れる。このほかジャンカ、打継、コールドジョイントなど施工過程で弱い部分が生じ、ここからコンクリートの劣化が始まる。 誇り高いコンクリート技術者は「コンクリートの表面を保護する」と言うと、快く思わない。われわれの仕事をそんな彼らにどう説明すればよいか。今日はその方法をお知らせします。

講義は、木、鉄、コンクリートはそれぞれ空気中・土中でどんな具合に劣化してゆくのか、ひび割れはなぜコンクリートの耐久性に大きく作用するのか、など極めて分かりやすい写真や図を示しながら、丁寧に解説した。
これなら現場作業者が自信を持って自分の仕事の内容を、コンクリート屋さんや、管理組合の人たちに語れますね。
詳細については、続報をお待ち下さい。
2010/11/13(土) 23:01:41|ニュース|