「施工と管理」銅屋根クロニクル-56-
「施工と管理」銅屋根クロニクル-56-
三千人の僧兵を擁した天台の大寺
大山寺(鳥取県)
天台宗別格本山角磐山大山寺は712年奈良時代金連(きんれん)上人によって創建された神仏習合の大寺院であった。行者達の荒修行の場として崇拝され、平安時代平安末期、室町時代には、天台宗山岳仏教の修験場として寺勢を誇り、高野山金剛峯寺や比叡山延暦寺と並ぶ大寺となり、「大山僧兵3000人」と言われるほどの勢力を持つにいたる。鎌倉時代には隠岐から脱出しした後醍醐天皇を援けるために挙兵したと伝えられる。
寺の由緒書きによると、平安時代、村上天皇より大山権現(地蔵権現)を大智明菩薩とする詔が下り、本尊を本殿権現者社(現在の大神山神社奥宮)に祀り、大智明権現と呼ばれるようになった。
日本金属屋根協会が毎月発行する機関誌「施工と管理」に「銅屋根クロニクル」を連載させていただいています。この企画は日本の重要な近代建築や寺社建築とその銅屋根を紹介し、板金職人の技と心意気を伝えようというものです。物件と紹介と銅屋根施工のポイントを紹介してゆきます。
バックナンバーはこちら>>http://www.kinzoku-yane.or.jp/chronicle/index.html
「施工と管理」銅屋根クロニクル-56-大山寺(鳥取県)
2018/07/29(日) 10:59:55|屋根|