「樹脂接着剤注入施工」技能士1万人突破の軌跡
「樹脂接着剤注入施工」技能士1万人突破の軌跡
エポ注・樹脂工事技能士が26年間で1万人突破
コンクリート構造物のひびわれ、欠損、仕上げ材の浮き等、樹脂工事に携わる施工会社の団体である日本樹脂施工協同組合(野村透一理事長)は技能検定「樹脂接着剤注入施工」合格者の累計が1万人を超えたことを受け、11月14日、「樹脂接着剤注入施工技能検定合格者1万人突破記念祝賀会」を行うとともに、冊子「技能士1万人突破の軌跡」を関係者に配布した。
樹脂接着剤注入施工技能検定は、昭和60年度「エポキシ樹脂注入工事」の名称で実施された。その後平成15年度に現在の「樹脂接着剤注入施工」に改称、平成22年度の後期技能検定の合格者を含めると累計1万人を突破した。
昭和54年4月、現在の組合の前身である日本樹脂施工協会設立総会後の集合写真。
(同協組記念冊子より)
主にエポキシ樹脂を使用してコンクリート構造物の改補修を行う樹脂工事が始まったのは昭和30年代後半であった。
また昭和42年に行われた広島原爆ドームの保存工事を契機として、社会的に認知され工事量が増える一方で、工事の問題も顕在化してきた。冊子ではこれ以後、技能検定実施から作業内容の修正、1万人突破までの経緯が完結にまとめられている。
2012/12/16(日) 13:59:38|DATA BANK|