「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

「雨仕舞の話」

「雨仕舞の話」

「ジオ楽間」雨仕舞の話 -1-

石川廣三先生の「雨仕舞の話」が始まります。
雨の降り方への対処が建築文化の根源
ほぼ週刊ウェブマガジン「ルーフネット」のキーワードは屋根、防水、雨仕舞です。

雨露を防ぐための茅、桧皮、杮、金属、瓦、そして各種メンブレン防水材の材料と施工技術について、様々な視点からその特徴、歴史、技の難しさ・スゴさを紹介しています。

人類の祖先は樹上から地上に降り、さらに洞穴から出てきたときから、雨露をしのぐ工夫をしてきました。雨露を防ぐには「防水」と「雨仕舞」があります。

今回から登場いただくのが、我が国の雨仕舞研究の第一人者・東海大学石川廣三(いしかわひろぞう)名誉教授です。

石川氏は、「雨の降り方は地域によって様々。その対処が各地の建築文化の根源をなしている。雨と賢く付き合っていくことが雨仕舞の出発点」といいます。

石川先生PC130011

石川廣三氏の略歴
1942年東京都生まれ。1964年早稲田大学第理工学部建築学科卒業。1969年同大学院建設工学専攻博士課程修了後、東海大学工学部建築学科に勤務。助手、講師、助教授を経て1981年教授。1982年より1年間英国Sheffield大学客員教授。2007年東海大学定年退職。主な研究領域は屋根、外壁の防雨・耐久計画。日本建築学会材料施工委員会・内外装工事運営委員会主査、同屋根工事小委員会主査、同JASS12(屋根工事)改定小委員会主査、日本建築仕上学会副会長等を歴任。退職後の現在は主に建築工事関連の紛争処理や戸建て住宅の防雨,耐久に関わる諸団体の調査研究に協力。

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JIO友の会が発行する季刊情報誌「ジオ楽間」2010年2月から連載の始まった石川氏の「雨仕舞の話」を転載します。(JIO友の会は、日本住宅保証検査機構が提供する、住宅瑕疵保険利用者のための組織)。

「雨仕舞の話」 -1- 雨の降り方への対処が建築文化の根源

「ジオ楽間」2010年2月より

(図をクリックすると拡大します)

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2014/01/15(水) 01:39:40|雨仕舞い|

「ジオ楽間」雨仕舞の話 -2-

画像の説明

日本の雨仕舞研究の第一人者、石川廣三(東海大学名誉教授)による雨仕舞の話2回目。「ジオ楽間」2010年vol.4からの転載です。今回から―雨漏りを防ぐデザイン―に関する話題が続きます。まずは「雨がかりを避ける」ということ。
最近は雨がかりに無防備なデザインの住宅が多いといいます。長期優良住宅の時代、100年の寿命を視野に入れた住宅の件等が始まっています。長く建物を使い続けるために、外壁を雨水から守ることが大切です。では具体的にどうするのか。
石川先生の話をどうぞ。

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樋の無い軒先から落ちる雨が、下層の屋根を直撃する。跳ね返った雨は瓦の隙間から浸入して、野地板を傷める。

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それを避けるための平瓦は、屋根に丁度いいアクセントを加えているようにも見える。(京都・東福寺。撮影:日本防水の歴史研究会・森田喜晴)

「雨仕舞の話」 -2- 雨漏りを防ぐデザイン

「ジオ楽間」2010年3月より

(図をクリックすると拡大します)

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2014/01/24(金) 11:12:58|雨仕舞い|

「ジオ楽間」雨仕舞の話 -3-

画像の説明

空から降ってきた雨は建物に接触した瞬間からどんな動きをするのか。

建物には窓や扉などの開口部や、配管、電線などの貫通部があります。また外壁素材そのものも顕微鏡的に見れば隙間だらけです。つまり無数のひび割れや隙間があり、「それらの内面は表面の延長」ということになります。その隙間を雨がどう移動するのか。表面にくっついた雨水が「濡れ」るのか「はじく(撥水する)」のか、浸み込んだ水は「透水」するのか「吸水」されるのか、入ってしまった水は「吸収」されるのか、「流出」するのか。今回はそんな雨水の動きのお話です。

「雨仕舞の話」 -3- 建物表面の雨水の動きを考える

「ジオ楽間」2010年VOL5(2010年12月22日発行)より

(図をクリックすると拡大します)

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2014/01/31(金) 11:12:58|雨仕舞い|

「ジオ楽間」雨仕舞の話 -4-

ジオラマ2011年Vol.6 雨仕舞の話4の表紙 P1290091

石川先生の「雨仕舞の話」、今回は第4話です。建物の表面を濡らした雨水をその場ですぐに処理することが、雨仕舞の本です。 先生はこれを「インフルエンザ予防のための、うがいや手洗いと同じ」と指摘します。勾配、水切り、水返しなどの意味と対策が易しくかつ理論的に解説されます。

「雨仕舞の話」 -4- 雨水浸入を予防するデザイン

建物表面の雨水処理
「ジオ楽間」2011年Vol.6より

(図をクリックすると拡大します)

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2014/02/06(木) 14:29:14|雨仕舞い|

「ジオ楽間」雨仕舞の話 -5-

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日本における雨仕舞研究の第一人者、東海大学石川廣三名誉教授の「雨仕舞の話」第5話です。 この話は「ジオ楽間」2012年7月20日発行の第10号に掲載されました。第7号以来、東日本大震災の影響で3回休載していましたが、この号より再開しました。外装材の隙間から入ろうとする雨水の動きを考えます。

隙間を塞いで、入りこもうとする水を門前払いするのが「防水」、これに対して「雨仕舞」では、雨水が隙間に近づかないように工夫し、やむなく入り込んだら、なだめてお引き取り願ったり、どこか差しさわりの無いところに逃がしてしまいます。

「雨仕舞の話」-5- 隙間の雨水の動きを考える

「ジオ楽間」ジオ楽間 VOL10ol.10より

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2014/02/14(金) 12:00:54|雨仕舞い|

「ジオ楽間」雨仕舞の話 -6-

隙間に入り込む雨水の処理1 

ジオ楽間 VOL 11 DSC05943
ジオ楽間2012年秋 11号 2012年11月22日発行「雨仕舞の話」-6-

日本における雨仕舞研究の第一人者、東海大学石川廣三名誉教授の「雨仕舞の話」第6話です。 

屋根は壁面の隙間は「水みち」となってしまうことが多いのですが、後で手のほどこし様のないものと、事前に予想してコントロールできるものがあります。その考え方と手法(その1)が今回の内容です。

「雨仕舞の話」 -6- 

「ジオ楽間」2012年11月より

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2014/02/22(土) 11:12:58|雨仕舞い|

「ジオ楽間」雨仕舞の話 -7-

隙間に入り込む雨水の処理 2

すべての開口部を密封してしまえば雨水の侵入は防げます。でもそんなことは不可能であり、シーリング材に数十年の耐久性を期待することはできません。また隙間は狭いほどいいわけでもありません。隙間の形状、角度によって雨水を呼び込みにくく、または浸入してもすぐに排水できる形状やデザインが存在します。

前回に続いて石川廣三先生の雨仕舞講座は「隙間に入り込む雨水の処理」その2です。

(この雨仕舞シリーズはJIO日本住宅性能保証検査機構http://www.jio-kensa.co.jp/tomonokai/default.htm友の会が発行する機関誌「ジオ楽間」に掲載された「雨仕舞の話」の転載です。)

画像の説明
早稲田大学輿石研究室で講演中の石川先生。

石川廣三(いしかわひろぞう)東海大学名誉教授
2007年建築物の雨仕舞に関する一連の研究で日本建築学会論文賞受賞。主な著者に「雨仕舞の仕組み」(彰国社)がある。

「雨仕舞の話」 -7-

「ジオ楽間」2010年VOL.12より

(図をクリックすると拡大します)

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石川先生原稿_ページ_15-1

石川先生原稿_ページ_15-2

2014/03/01(土) 11:12:58|雨仕舞い|

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