タイル張り外壁の調査方法と浮き等処理率指標の実際
タイル張り外壁の調査方法と浮き等処理率指標の実際
プロジェクトアシアス第17回研修セミナー
鈴木哲夫氏のホットな改修セミナー
今から27年前、1989年、北九州で発生した外壁タイル剥落事故。これを契機に全国的な調査が行われ、建設省(当時)が通達・指導を実施し、それらを踏まえた公共工事標準仕様書や建築工事管理指針などが改定された。しかしそれだけで剥落事故が減るわけではない。下地、割り付け、施工技能。多くの点でタイル工事は他の仕上げ技術と比べて、安全で美しい仕上げを実現するためのハードルは極めて高い。工事に詳しい人たちは、現状の受注単価でそれを求めることは不可能だと指摘する。現に外壁タイルの剥離・剥落問題はとどまることがない。
今回のプロジェクトアシアス第17回研修セミナーでは、アシアスの代表を務め、改修設計・コンサル会社鈴木哲夫建築設計事務所所長の鈴木哲夫氏が講師となって、実際に直面している瑕疵トラブルの調査方法や、これまでに解析を行ってきた「浮き等の処理率」について、驚くべき調査結果を示しながら、問題点の指摘、解決方法などを掘り下げた。
研修の概要
- タイル浮き・剥離・剥落とは:経年的にタイルが浮くというのはどういうことか。タイル浮きの定義を確認。
- タイル浮きの施工不良:タイル浮き要因となる施工不良にはどんなものがあるか。
- 瑕疵トラブルの対応と調査判定方法:対応の手順。調査方法。判定の基礎となる基準。
- 外壁タイル浮き等処理率の実態:200件以上の実際の現場データ集積によるタイルの浮き等処理率を解析。施工不良の有無により、浮き等処理率はどうかわるか。
2016/03/31(木) 13:39:37|集合住宅改修 !&?|