プロジェクトアシアス
「震災被害を受けた建物の修復をどうしたらよいか」
昨年1月27日,本ルーフネットで「誰も居眠りしない講習会」として紹介したプロジェクトアシアスによるセミナーが、6月16日に開催される。
前回のセミナーの様子
マンション改修工事では、工事着手前に、住民に対して工事の説明が行われる。その説明の内容は住民の立場に立ったものでなければならない。さもなければ質問が多くなり、また準備が不足していると答弁に困ることになる。説明が十分でないまま工事に入ると、後でトラブルになることもしばしば。この時の研修セミナーでは、これまでの経験から「好ましい工事説明会の運営から説明内容および説明資料の作り方」について、詳細かつ具体的なテキストに添って鈴木哲夫氏が説明した。
今回の研修テーマ:「震災被害を受けた建物の修復をどうしたらよいか」
日 時:平成23年6月16日(木)午後6時30分から午後8時30分
会 場:日本青年館ホテル 5階(504号 会議室)
所在地:東京都新宿区霞ヶ丘7-1(アクセス等案内図は別紙参照)
TEL: 03-3401-0101
参加費:5000円/人
定 員:50名(定員になり次第締め切り)
主 催:プロジェクトアシアス
後 援:東京建物診断協同組合
講 師:有限会社 鈴木哲夫設計事務所 鈴木哲夫
持参するもの:筆記用具のほか、被害写真があれば適宜USB持参。
申し込みは、FAXまたはメール。
TEL: 03-3204-1530 又は 03-3203-2505
FAX:03-3203-1503
メールアドレス:s-arc@tsaa.jp
「プロジェクトアシアス」
プロジェクトアシアスはマンション改修を得意とする鈴木哲夫設計事務所の鈴木氏を中心に設計者、管理会社の技術者8名が2年前に立ち上げたコンサルタント・研究組織。第1回目のセミナー以来、具体的で即仕事に役立つ内容をテーマに選んで開催し、30人程度の受講者があった。参加者の評判が良く同じ会社での複数参加が増え、会場が手狭になってきたため、前回からより大きな会場を使用するようになった。
大震災。思い出したのは、今泉先生の言葉でした。
下の写真提供は東京都塗膜防水技能検定協議会会長でレオン工業社長の渡辺光さん。
東日本大震災で知人の家が津波に飲み込まれているTV映像を見て、水や食料を持って2週間後に駆けつけた。もちろんカメラも忘れなかった。
それは今泉勝吉先生の言葉を想い出したからだそうです。1995年の阪神・淡路大震災の翌日、渡辺さんがある会合で今泉先生と同席し、「私たちにできることは何かありませんか」と聞きました。そこで先生から「写真を撮ってほしい。とにかく現状を残したい。早くしないとブルーシートで隠されてしまう。君は若いから、直ぐ行って、とにかく撮りまくってほしい」と託されたのです。
当時デジカメはまだ普及していない。36枚撮りで80本とってフィルムとプリントを渡したとのこと。
今回の東日本大震災では、そのあと2週間後、またカメラと支援物資を持って現地に行っている。この時の写真は、直ぐにコスミック工業会技術小委員会で報告したそうだ。
2011/05/21(土) 09:31:05|集合住宅改修 !&?|