伊勢神宮 正殿の茅葺き屋根
伊勢神宮 正殿の茅葺き屋根
JR東日本のPR誌「ひととき」9月号で、千種清美氏が伊勢神宮の茅葺き屋根を紹介。
来年秋の式年遷宮に向けて正殿の屋根を茅で葺き始める「檐付祭(のきつけさい)」が行われた。皇学館大学非常勤講師で、「伊勢学」を担当する千草清美(ちくさきよみ)さんが、その様子をJR東日本のPR誌「ひととき」9月号で、2ページにわたって紹介している。
(※以下茅は千種さんの用法に沿って「萱」とします。)
千種さんによると、萱は伊勢市と接する度会郡(わたらいぐん)度会町にある山口萱山の99ヘクタールの萱場から採取する。6人の萱工が朝8時半から4時半まで床板にすわり、ひたすら作業するそうだ。1束の重さは30キロ。
神宮式年造営庁技師の話として「萱は雨を吸収して、晴れると水分を蒸発させる。これを繰り返すので雨漏りがしない。大量の雨が降ると中まで滲みこむが、20年たっても、表面こそ傷んでいるが中はきれいなまま。」
東京工業大学田中享二名誉教授がNHKで明らかにした、茅葺き屋根の防水システムも紹介したいですね。
http://www.roof-net.jp/index.php?%E3%80%8C%E8%8C%85%E8%91%BA%E3%81%8D%E5%B1%8B%E6%A0%B9%E3%81%AE%E9%9B%A8%E6%BC%8F%E3%82%8A%E3%80%8D%E5%86%8D%E6%94%BE%E9%80%81
2012/10/08(月) 10:03:38|屋根|