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住宅紛争処理支援センターがコードレポート2012を公表

住宅紛争処理支援センターがコードレポート2012を公表

住宅の不具合第一位は雨漏り

定点ザクロ逆光
本日の定点ザクロ(OMD-沈胴ermar90/F4)

「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」が住宅の不具合と紛争処理の状況をまとめ、「住宅相談と紛争処理の状況 CHORD REPORT 2012」として公表した。

これによると、戸建住宅の不具合の第1位は外壁の雨漏りとひびわれ、2位が床の傾斜、3位に屋根の雨漏り・剥がれ、となっている。
一方、共同住宅では不具合の上位は床・内壁などで、外壁のひび割れは第3位。
http://www.chord.or.jp/tokei/pdf/chord_report2012.pdf

「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」住宅品質確保法に基づき2000年度に国土交通大臣より指定を受け、指定住宅紛争処理機関(全国52弁護士会)による評価住宅の買主・発注者と売主・請負人との紛争処理を支援する業務を行っている。また、住宅瑕疵担保履行法の施行に伴い、2008年度より保険付き住宅の紛争処理支援業務を行っている。

共同住宅で相談件数の多い不具合部位と事象

戸建住宅で相談件数の多い不具合部位と事象

同センターが2011年3月31日までに終結した220件の主な争点のうち戸建住宅では、「仕上げ不良」、「亀裂・ひび割れ」、「沈下・傾斜」が多い。共同住宅では、「騒音」が争点となっているものが最も多く、他の項目を引き離している。

詳細は上記センターホームページで見ることができる。

(1)申請受付件数の推移
2011年度において、受け付けられた評価住宅及び保険付き住宅の紛争処理の件数は105件となり、制度開始後の申請受付の合計件数は368件となった。

(2)終結状況
2012年3月31日までの終結事件件数は298件となり、うち半数以上が調停等の成立により解決している。

(3)紛争処理の内容
①~④の項目について、2012年3月31日までの終結事件298件の分析を行った。
①住宅種別

  • 住宅種別は、「戸建注文」が最も多く、次いで「共同分譲」、「戸建分譲」となっている。

②住宅の引渡しから紛争処理申請までの期間

  • 住宅の引渡しから紛争処理の申請までの期間は、全体の85%が、3年未満となっている。

③紛争処理に要した期間・審理回数

  • 紛争処理に要した期間を見ると、最も割合が多いのは「3ヶ月以上6ヶ月未満」、次いで「6ヶ月以上9ヶ月未満」であり、平均処理期間は7ヶ月となっている。審理回数は5回までが約6割を占めており、平均審理回数は4.8回となっている。

④解決希望内容と終結事件の解決内容

  • 申請時の解決希望内容は、「修補」が約4割、「修補と損害賠償」と「損害賠償」がそれぞれ約2割を占めている。
  • 終結事件のうち調停等により成立した事件(161件)の解決内容は、「修補」、「損害賠償」の順となっており、上記の解決希望におおむね沿った結果となっている。

2012/08/15(水)12:17:52|DATA BANK|

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