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地下50メートルの鉱山鉄道 写真集2

地下50メートルの鉱山鉄道 写真集2

吉澤石灰 葛生鉱山地下鉄道 写真集その2

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栃木県佐野市葛生地区には、古生代ペルム紀に属する良質な石灰石、マグネシウムを大量に含んだドロマイトが半円形状に広く分布している。
吉澤石灰エ業株式会社は、鉱区としてその富鉱部の大半を保有し、埋蔵鉱量10数億トン以上を確保している。ここは日本最大のドロマイト鉱山・日本有数の石灰鉱山である。

佐野市立吉澤記念美術館で行われた、小堀鞆音没後80年の話を吉澤慎太郎社長に取材した後、鉱山を案内していただいた。ルーフネットでは、その様子を数回に渡り、報告してきた。今回は反響の大きかった、地下鉄道の写真をさらに詳しく紹介する。(小さい画像はクリックすると拡大します)

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かつての採掘跡

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破砕場入り口

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地下鉄道への入り口

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超大型ダンプで地表の投入口まで運ばれた鉱石はホッパーに落とされる。

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鉱石の運搬は左に見えるベルトコンベアと鉄道だ。

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1段の高さ20センチ。50メートル下へ降りる。行きは下りで簡単、帰りののぼりが心配。「ホントに行きたいんですね。大丈夫ですね」と案内の蛭子部長に念を押されて出発。

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ベルトコンベア

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3キロの行程を40分で走る。
ドロマイトを満載して到着した貨物列車はすぐに引き返してゆく。

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地下電気鉄道

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それでも鉱石を下した直後の列車のスピードはかなり早い。

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ケーブルカーのガイドローラーのような感じです。ケーブルカーなら2本のレールの中央に1列に並んでいますが、こちらはレールが消えたところで、本来レールがあるはずの部分の、さらに1メートルほど上部に並行して設置されています。

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不思議な穴の様子。ここで線路は切れている。そしてレールが1本だけぐにゃっと曲がって敷設されている。さらにレールのかなり上にガイドローラーのように車輪が並んでいる。そう、線路が切れたここで列車はローラーに肘をかけ、車輪はレールを離れる。

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またしてもその秘密。貨車の側面下から三分の一位之ところにツバがある。側面のローラーに肘(ツバ)を乗せ、車輪は宙に浮く。同時にトロッコの底が真ん中のガイドレールによって開き鉱石を下の穴に落とす。折り返す時に、閉じる。行って帰るだけで、鉱石は下に落ちる。

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台車がはずされ修理中のYOSHIZAWA5号

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鉱石列車は1日9往復する

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地下鉄道のターンテーブル

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東鉱保電第58号五番線終点

(写真は全て森田喜晴撮影)

2012/04/15(日) 08:00:22|考古・地学|

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