安来節の囃子方
安来節の囃子方
安来節(やすぎぶし)の囃子方は多能工
安来節というと、「どじょうすくい」に眼が行ってしまいますが、隅っこですごいことをやっている人がいます。
大鼓と小鼓を兼務していました。演奏後楽屋に引き上げるところを追いかけて「一人急病にでもなったんですか?」と聞いたところ、「いつもこうなんですよ」と汗を拭きながら応えてくれました。どの業界でも多能工が求められているのでしょうか。
安来節の伴奏は、三味と鼓で、鼓は大小二つの鼓を一人で打ち鳴らすのが正調。もっとも明治時代には小鼓だけで、膝の上で曲打ちと称して裏表を打ち、うけを狙ったようで、その後写真のように大鼓を両膝にはさんで同時打ちをするようになったそうです。(写真は全アロン防水組合広島での通常総会懇親会で撮影)
2014/10/05(日) 13:12:42|MUSICフォーラム|