屋根が無いから、屋根のことを考える
屋根が無いから、屋根のことを考える
左官の匠・挟土秀平(はさど しゅうへい)が見せる土と緑の調和
作品「然」
平成24年9月29日(土)から10月28日(日)までの30日間、緑の風がふきぬける東京」をテーマに、第29回全国都市緑化フェアTOKYOが都内6箇所のメイン会場を中心に、開催されている。
ガーデニングや壁面緑化が主で、特に目新しいものはないのだが、日比谷公園会場 で大和リースが出展した「都市を彩る生命(いのち)の風」の提案は 、新鮮だった。(撮影:ルーフィングジャーナリスト・佐藤孝一)
緑のポットをまとったユニット緑化外壁で囲まれた家。といっても屋根がないから本当は家とは言えない。大きなケヤキを囲む壁には入口と開口部はあるが扉も窓もない。ほぼ2間四方の床部分に立って見上げると、壁は上に行くほどすぼまって欅の幹に寄り添おうとしている。隙間はタップリで雨は防げないから屋根とは言えないが、妙な安心感があって、屋根じゃないとも言い切れない。
見せ場は挟土によるこの内壁の仕上げだ。壁に手を触れて上を見上げ、「屋根って何だろう」と考えてしまう空間だ。 一番美しいのは、この壁に映る影かもしれない。
なるほど!この影のために屋根に大きな隙間がある。
2012/10/06(土) 12:38:08|緑化とルーフプラン|