平成25年近江神宮かるた名人・クイーン戦
平成25年近江神宮かるた名人・クイーン戦
防水の祖神天智天皇を祀る近江神宮は かるたの聖地
1月5日滋賀県大津市の近江神宮で開催された社団法人全日本かるた協会主催59期名人位・57期クイーン位決定戦。楠木早紀・永世クイーン(左)が9連覇。2対0でかるたクイーンの座を守った。
名人位決定戦では岸田諭6段(右)が3対0で千代間5段を下し新名人となった。
「あきのたの かりほの庵(いほ)の とまをあらみ わがころも手は 露にぬれつつ」
これは天智天皇による百人一首の巻頭歌。
実った稲を鳥獣から守るために、仮の小屋を作り、見張っている。その屋根が粗末な草葺き=苫(とま)なので、雨露がしのげず衣が濡れてしまう、という歌。雨漏りの歌。
百人一首巻頭のこの歌を詠んだ天智天皇を祀る近江神宮は、「かるたの聖地」といわれています。その歌が雨漏りの歌だった。ルーフネットと日本防水の歴史研究会は、天智天皇は、①日本書紀に記された「燃える土」=アスファルトを献上されたこと、そしてこの②雨漏りの歌を詠んだこと、この2点において、「天智天皇は防水の祖神である」と主張しています。
当日は8時前から会場で見学を希望する人たちが列を作り、翌日の京都新聞の1面に記事が掲載され、NHK TVニュースでは何度も放映された。
戦いは、かるただけではない。協賛のNHK、読売はもちろん、TVや新聞のカメラマンも場所取りバトル。皆、かるたが飛んでくるところを撮りたいから、カメラの位置は床から5センチ。這いつくばっての場所取合戦だ。もちろんルーフネットのカメラマンも参戦。今年はニコニコ動画のネットライブ中継も行われた。
2013/01/06(日) 18:17:02|ひと|