平成30年黒川燃水祭は7月2日
平成30年黒川燃水祭は7月2日
新潟県黒川(旧黒川村、現・胎内市)で開催
採油の儀。写真は昨年の様子。下も。
アスファルトと石油に関するわが国最古の記録が日本書紀である。新潟県「越の国黒川臭水遺跡保存会」が7月2日、『黒川燃水祭』を開催する。
「日本書紀」第38代天智天皇7年(西暦668年)の記述に「越の国より燃土・燃水を献ず」とあるのは、黒川(旧黒川村、現胎内市)といわれ、その昔、原油が川のように黒々と流れたことから黒川の地名の由来になっている。
この史実を後世に伝えようと毎年行われているのが『黒川燃水祭』で、天智天皇を祀る滋賀県の近江神宮から神官をはじめ石油開発業界、石油販売業界の代表が参列するとともに、地元小学校児童も郷土史の勉強を兼ねて見学し、白装束を身にまとった保存会メンバー等が献上風景を再現して街中を行列する。
なお、『黒川燃水祭』でカグマ(リョウメンシダ)により古式の方法で採油された油は、近江神宮において7月5日に開催される「燃水祭」に奉献される。
献上行列
2018/06/12(火) 11:36:25|「日本書紀と瀝青」2018|