橋梁などの新しい点検技術を公募
橋梁などの新しい点検技術を公募
近接目視によらない点検手法の開発に向けて
国交省が公募
国交省は、7月30日、道路施設を構成する部材等において、耐荷力や損傷の進展状況等を直接計測し、近接目視を実施せずに健全性の診断が可能となる「計測・モニタリング技術」を公募し、技術検証を実施することとした。検証を経た技術については、カタログへの掲載を目指す。(上表は国交省が示した近接目視によらない点検方法開発の方向性)。
【公募期間】令和元年7月30日(火)~8月30日(金)
【公募内容】
- ニーズ型(ニーズを提示し、技術を公募する)
・PC上部構造や吊材の状態のモニタリング
・支承の機能障害のモニタリング
・橋梁基礎の洗掘のモニタリング
・トンネル付属物の変状を計測・モニタリングする技術 - シーズマッチング型(テーマを指定せず、要素技術を求めるもの)
・点検の合理化が期待される計測・モニタリング
詳細はhttp://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_001199.html
国土交通省では、点検支援技術を活用した効率的な道路施設の定期点検が可能となるよう平成31年2月に定期点検要領を改定するとともに、点検に活用可能な16技術を「点検支援技術性能カタログ(案)」として整理した。
http://www.mlit.go.jp/road/sisaku/yobohozen/tenken/yobo5_2.pdf
点検技術者が道路施設の健全性の診断を行う際には、近接目視を基本とした状態の把握が必要だが、定期点検の更なる合理化を進めるためには近接目視によらない点検・診断方法による点検手法のベストミックスが求められている。
2019/07/31(水) 18:43:48|ニュース|