歌舞伎座の屋上庭園は時代の要請
歌舞伎座の屋上庭園は時代の要請
隈研吾氏が、東京人5月号で語る。
歌舞伎座屋上庭園。チケットなしで上がることができる。
都市出版発行の月刊誌「東京人」5月号は歌舞伎座特集だ。設計を担当した隈研吾がインタビューに答えて今回の歌舞伎のキーワードは「時間の継承」だという。
歌舞伎座ができたのが明治22年。初代(第1期)から125年、5代目(第5期)歌舞伎座が誕生した。隈氏は「第5期の歌舞伎座は僕にとっては単独の建物ではなく第1期からの一続きの建物ように見える。時代に合わせて進化し、磨いてきた125年の歌舞伎座の歴史と時間をどのように継承するか、どのように今という時間と呼応させるか、ということを一番に念頭に置いた」と語っている。
東京人5月号
銀座住人との話し合いで「世界の歌舞伎座であると同時に地域の歌舞伎座であってほしい」という強い希望が出されていた。チケットなしでも上がれる5階の屋上庭園はその話し合いの中から出たアイデアだったそうだ。
建て替え前の歌舞伎座で使用されていた瓦が、屋上庭園に展示されている。
2013/04/18(木) 13:10:47|緑化とルーフプラン|