水路閣の美しくも危険な壁面緑化
水路閣の美しくも危険な壁面緑化
ひび割れ対策検討中の琵琶湖疎水水路閣には、
各所に漏水の滲みと、草木の生育が見えられる。
東京工業大学田中享二名誉教授らの最新研究で、植物の根の押し付け力や肥大力が始めて測定された。例えば桜の根の肥大力は、440N/㎝。これは1メートルの長さの根は4.4トンのものを持ち上げることを、意味する。
水路閣のレンガの隙間には、草やシダ、さまざまな木の苗が育ってる。
水路閣のレンガのしっとりとしたコケの中に、若々しい芽生えが散在する様子は、とても美しいのだが、田中教授が明らかにした根の凶暴な力を思うと、心配でならない
2011/05/14(土) 14:58:43|歴史的建物を守る|