燃土燃水献上関連図
燃土燃水献上関連図
小川千甕(せんよう)
ルーフネット・日本防水の歴史研究会は、小川千甕のこの画は日本書紀の「燃土燃水献上」をテーマとしたものであると、推定します。
日本石油株式会社 大正3年8月23日発行 「日本石油史」。見返し部分に千甕の画。右下に「千甕」の落款。同書凡例の末尾に「本書の装丁は小川千甕氏、燃ゆる水、燃ゆる土献上の図は小堀鞆音氏の筆に成りたるものなり」と記されている。
小川千甕 おがわ-せんよう
1882-1971 明治-昭和時代の日本画家。
明治15年10月3日、京都市に生まれる。本名多三郎。明治30年仏画師北村敬重の徒弟となり、同時に関西美術院で浅井忠に洋画を学ぶ。陶磁器試験場の技手となり、43年上京。挿絵画家となる。大正2年渡欧し、洋画の研鑚に励む。帰国後は、南画に転じ、芭蕉・蕪村・良寛を好んだ。戦後は個展を中心に作品を発表。仏典・漢文・国文に造詣が深く、自分も和歌・俳句・随筆をよくし、歌人としても知られている。
昭和46年2月8日東京都で歿。享年88歳。
目次後の記事中に、小堀鞆音「燃土燃水献上図」の見開きカラー図版。
2011/06/23(木) 08:32:55|ARCHIVES|