祇園祭の鉾の屋根
祇園祭の鉾の屋根
屋根方on the roof
祇園祭に今年から「後の祭」が復活した。おかげで山鉾巡航を2度見ることができる。鉾の巡航の最大の見どころは、やはり「辻回し(つじまわし)」だろう。操舵装置を持たない鉾は方向転回の際、車輪の下に割竹を敷き、水を撒き、人力で90度回転させる。 これが辻回しだ。写真は毎年先陣を切る薙刀鉾(なぎなたぼこ)。
よく見れば屋根の上に人が。屋根の上でさぼっているわけではありません。これは「屋根方」で、2~3人が屋根に上り、鉾の動きに異常がないか、電線に引っかからないかなどを見張り、何かの場合には応急処を行う重要な役割です。
これはNHKTVのニュースの1シーンでしたが、屋根が銅板のように見えました。関係者に聞いてみると、船鉾を除いて、通常切妻屋根の板張りで、時にはシートを張っているそうです。
舟鉾は鉾柱がない代わりに、立派な屋根が付いています。唐破風が複雑に組み合わさった銅板葺きです。
今年復活した大舟鉾も銅板葺きでピカピカでした。この屋根も複雑な唐破風を持ち、20パーツに分けて銅板で葺いたそうです。
2014/07/27(日) 00:24:59|屋根|