第15回施工例写真コンテスト
第15回施工例写真コンテスト
新築部門最優秀賞は岡山のグループホーム
日本金属サイディング工業会が入選作品発表会
日本金属サイディング工業会は平成29年4月5日、東京・茅場町の鉄鋼会館で、第15回金属サイディング施工例写真コンテスト入選作品発表会を開催した。
今回の応募数は新築部門1157、リフォーム部門933の合計2090点。この中から、新築部門最優秀賞に岡山県のグループホームを施工した中本屋工務店、リフォーム部門最優秀賞に富山県の店舗兼住宅を施工したオリーバーガイソーはじめ入選作品として新築部門30件、リフォーム部門20件を選定した。
服部達夫会長(写真・アイジー工業社長)は「従来弱かった西日本地区の外壁リフォーム市場への拡販を狙ってGO WESTキャンペーンを実施しており、手応えを感じている。軽量・断熱性という金属サイディングの長所を生かし、この地域での工事店の裾野を広げてゆく」と挨拶した。
新築部門最優秀賞
講評を述べる特別審査委員の江口恵津子氏(ヴェルディッシモ)。
特別審査委員の江口恵津子氏(ヴェルディッシモ)は、「今年は昨年より応募数は減ったものの、全体的にレベルが高く、住宅以外の施設の応募が多かった。福祉関係施設も目立ち、今後この分野の増加が予想される」。
金属サイディングのシェアは7%。
服部会長によれば、金属サイディングの平成28年度の出荷量は1,441万9千㎡。サイディング材市場における金属サイディングのシェアは新築では4~5%、リフォーム分野では50%弱。改修分野では健闘しているものの全体では約7%と見られており、モルタル系や窯業系に大きく引き離されている。金属サイディング普及の問題点は、窯業系などに比べてのイニシャルコストの高さと傷つき易さにある。また西日本地区での施工体制の弱さも課題だ。GO WESTキャンペーンによる関西地区での技術講習には、この部分のてこ入れという意味がある。また、イニシャルコストの高さに関しては、現在ライフサイクルコストの点ではメリットがあることを、積極的にアピールしており、シェアアップを図っていく計画。
2017/04/05(水) 23:18:54|DATA BANK|