第2回 韓中日 防水シンポ ソウルで開催
第2回 韓中日 防水シンポ ソウルで開催
日中韓3国協力で技術高め世界の防水技術向上に貢献したい。
日中韓それぞれの防水事情初め19編の論文が発表された。
呉 祥根組織委員長
(写真は2009/11/25東京で行われた第1回日中韓防水シンポジウムで挨拶中のもの)
「アジアの3国が協力して技術を高め、世界に発信し、世界の防水技術向上に貢献しよう」という東京工業大学田中享二教授や韓国ソウル科学技術大学 呉 祥根教授の熱意で昨年はじまった、日中韓防水シンポジウムの第2回大会が10月25日、ソウル科学技術大学校で開催された。日本からは防水に関して田中教授の後継者として学会のリーダー役を担いつつある早稲田大学 輿石直幸教授をはじめ、42人が参加した。
今回の主催はソウル科学技術大学校住宅大学院建設技術研究所。会議の冒頭、主催者と組織委員を代表してソウル科学技術大学校住宅大学院長で建設技術研究所長の 呉 祥根教授が挨拶した。
建築構造物において水を制御することは簡単ではないが、各国それぞれ多くの材料・工法・施工の領域でレベルを高めつつある。それに加え最近は地球環境に対する配慮等従来とは異なった視点も重要視されている。これに応えるには、まず、近い仲間である韓国・中国・日本3国間での防水技術に関する綿密な連携が必要である。
このような背景の中で、第2回韓国・中国・日本防水シンポジウムを韓国のソウル科学技術大学校住宅大学院・建設技術研究所(呉祥根教授)、韓国建設生活環境試験研究院(金栄根團園長)、大韓専門建設協会美装防水組積工事協議会(朴済徳会長)との共同主催により、開催することになった。
今回は論文も22編(編集部注:各国防水事情を含む)と増え、また海外からの出席者も増えた。このシンポジウムを通して3国の強い結びつきと、防水分野のさらなる発展を強く願う。(要旨)
発表論文の概要は次号。
2010/12/15(水) 08:29:28|DATA BANK|