第5回こどもしぜん科学大賞
第5回こども自然科学大賞
―小学生のすごいプレゼン能力に唖然―
第5回こども自然科学大賞の表彰式が東京・夢の島の熱帯植物館で開催されました。
応募作品のひとつひとつに、審査委員長の東京農大牧教授が丁寧なコメントを加えています。
発表会当日の小林会長の総評は次の通りです。
小林会長総評
年々研究内容が充実してきた。
特に今回、は「日常の生活の中から感じた疑問を調べてみよう」とする姿勢が目立った。これは自然科学として、基本的な大事な姿勢です。「不思議だな」と思ったことを、「じゃどんな仕組になっているんだろう」という視点で、調べにかかることが大切。
不思議の仕組みを追求してゆく課程で、また新しい疑問が出てくる。それをさらに解決してゆこうという、動きが出てくる。これが科学にとって大事です。
自分の手で、実際に観察、実験して、疑問を解決し、また新しく出てきた疑問を解決してゆこうとする姿が、全体的に見られてきたということは、大変すばらしいことです。
ただ最近パソコンが簡単に使えるため、疑問があるとすぐインターネットで検索してしまう。ネット検索で「ああそうか」、で終われば、これは科学とは離れてしまう。でも検索することは大事です。
それを「ほんとにそうかな?」 と自分で検証して行く。それが出来れば、これは科学的態度として、いい傾向です。自分だけの力では、限界がある。インターネットや図鑑などで調べて、検証してゆくといい。
日本は技術・科学立国の国です。ノーベル物理学賞をもらった人達の精神を子どもたちに受け継いでいってもらいたいですね。そんな勉強を積み重ねることで、科学の真髄に迫ってほしい。と思います。
今日10の発表を聞いて、どれも、すばらしい発表で、引きずりこまれた。
こういう機会に、来年も友達を誘って、発表してください。
保護者の方々の協力にもお感謝いたします。
今日は楽しい時間を過ごさせていただきました。
ありがとう。
2008/12/12(金) 14:36:51|NATUREフォーラム|