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続報 2016年建築学会大会 九州 材料施工部門の概要

続報 2016年建築学会大会 九州 材料施工部門の概要

材料施工委員会 山田人司 広報委員 より
防水など仕上げ分野の発表は材料施工部門の25%

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2016年度の材料施工部門の学術講演部門別発表題数は756題(前年より106題増加)で、過去10年間では最大となった。建築デザイン発表会を含む全発表題数は7,138題で、10%以上が材料施工部門となっている。(既報)
材料施工部門の各分野ごとの様子を、材料施工委員会広報委員であり、防水工事運営委員会主査の山田人司さんに解説していただこう。

最大の分野はコンクリートで、昨年より63題増え、384題。例年同様、材料施工部門の過半数を占めている。
このうち耐久性の発表題数は24。このうちに建築物の長期使用に寄与する目的で、打ち放し既存鉄筋コンクリート造建築物に新たに仕上げ材を施した場合のコンクリートの中性化評価に関する一連の報告があった。

木材・木造分野の発表は前年並みの29題。国交省の産官学共同研究課題である木造住宅の耐久性向上に関わる研究が17題と前年に引き続き多い。これは高気密化木造住宅の劣化対策を建築外皮の観点で総合的に検討したものである。

仕上げ分野の発表は194題で、前年の156題より38題増加、例年同様材料施工部門の四分の一を占める重要な分野である。このうち防水材料・工法に関する発表題数は71題で、ほぼ例年同様。中ではウレタン塗膜防水層の性能評価や高日射反射率防水層などの耐久性評価が多い。
タイルの発表題数は28題で、前年の19より増加。増えたのは有機系接着剤による壁や床のタイル張り工法、タイルの再利用工法、剥落防止技術に関する発表などである。
塗料・塗装の発表題数は18で、昨年度より減少。が、塗装の汚れの評価、環境に配慮した塗料や水系さび止め塗料、耐候性評価に関する報告がある。

2016/08/28(日) 23:59:06|ニュース|

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