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表面被覆材でコンクリートを守る。

表面被覆材でコンクリートを守る。

25年間の日英共同研究成果を紹介
コンクリの世界的権威R.N.スワミー博士(英・シェフィールド大学名誉教授)との共著発刊
谷川伸さん(東亜合成㈱シニアエキスパート・工博)

表面被覆材によるコンクリート構造物の長寿命化
【表面被覆材によるコンクリート構造物の長寿命化】
SurfaceCoatingforSustainableProtectionandRehabilitationofConcreteStructures

建築業界が直面しているコンクリートの耐久性維持に関する問題可決は、世界共通の課題だ。
コンクリートの劣化は経年、荷重、養生、ひび割れおよび自然環境の変化との相互作用で生じている。共同研究の最終目標は、劣化因子である二酸化炭素、酸素、水、塩化物イオン等のコンクリート中への浸入を、表面被覆材によって防ぐことにより、構造物を長期にわたって経済的に維持することである。

研究者たちはアクリルゴム系被覆材を主体に、防水性、水蒸気透過性、呼吸性、コンクリートに対する付着性、遮塩性、中性化防止および長期に亘るコンクリートのひび割れ追従性などの機能を明らかにしながら、コンクリート構造物の長寿命化への課題に迫っている。

同書は、A4判268頁、税別4,800円。濱田秀則(九州大学)、Jaw-ChangLaiw(台湾政府道路局)、大城武(琉球大学名誉教授)ら共同執筆者の研究を、外壁防水施工団体協議会(略称GSK)の会長も務める谷川氏がスワミー博士と共同で監修集大成したもの。
発売;工文社http://www.ko-bunsha.com/

【目次】(*同書はすべて英文です。以下の目次は紹介のため翻訳表記したものです)

  1. 巻頭言「コンクリート・我々のエコロジカルな友」
  2. 序文
  3. 内容
    1章 表面被覆材に要求される性能
    2章 表面被覆材の性能比較
    3章 コンクリート中の鉄筋保護―塩水噴霧促進試験
    4章 塩分浸透と鉄筋腐食の防止
    5章 コンクリート構造物の長期に亘る保護と改修―実地試験結果―
    6章 表面被覆材による塩分浸透と鉄筋腐食の防止に関する実地試験
    7章 RCスラブ供試体を用いた塩分浸透と中性化進行に関する試験
    8章 アクリルゴム系塗膜による塩化物と中性化に対する保護効果
    ―RCスラブ供試体を用いた長期試験―
    9章 塩分浸透―コンクリート混和材と表面被覆材との比較―
    10章 アルカリ骨材反応(ASR)の制御―表面被覆材による制御-
    11章 アクリルゴム系塗膜によるASR膨張に対する一つの治療
    12章 持続荷重下でASRによる内部応力を受けているRC梁と柱に対する表面被覆材のASR防止効果
    13章 海洋環境下におけるコンクリート中への塩化物イオンの浸入に関する解析評価
    14章 コンクリート中の鉄筋腐食のモニタリングに関する実地試験
    15章 劣化構造物を長寿命化するための全世界的な戦略
    16章 持続可能な建設のための総合マネジメント/デザイン戦略
  4. 表面被覆材の実構造物への適用例とその効果の実証
  5. 長寿命化に関する共同研究の歩みとその歴史的背景

2013/03/03(日)11:40:04|躯体保護と混凝土|

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