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近江八幡のヴォーリズ見学会

近江八幡のヴォーリズ見学会

日本建築学会建築教育委員会工高教育委員会WGは11月24日、平成24年度第2会見学会「近江八幡におけるW・M・ヴォーリズの建築の見学」を開催した。

ヴォーリズ午後

滋賀県近江八幡市は、琵琶湖に面した風光明媚な地にある近江商人ゆかりの町であり、重要文化的景観地区や重要伝統的建築群保存地区等が整備されるとともに、多くの貴重な重要文化財等が保存されている。またキリスト教の伝道者として社会教育や学校教育に携わる一方で、ヴォーリズ合名会社(後の近江兄弟社)の創立者の一人であり、建築家であるアメリカ人、ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(一柳米来留)との関わりの深い建築群が、近代化産業遺産としれ認定されている。近江兄弟社学園(ハイド記念館)など十数棟。

当日は9時より12時まで、旧、伴家住宅である近江八幡市立資料館で講演会「ヴォーリズの建築作品と近江八幡」が行われ、特定非営利活動法人・ヴォーリズ建築保存再生運動・一粒の会理事の石井和浩氏が自ら取り組んでいる保存工事の状況報告を交え、ヴォーリズが建築物に込めた思いと、各作品について詳細に解説した。

「我家の設計」

ヴォーリズの著書「我家の設計」を手にヴォーリズが建築に込めた思いを語る石井さん。

ヴォーリズの防水

ヴォーリズが建築設計に際して、防水・雨仕舞上の配慮はなかったか?という記者の質問したいして、図を書きながら説明する石井氏。

午前中の講義は12時に終了、午後12時40分には午後の見学会会場に集合。それまでの40分の間に各自、食事をすませ、展示施設を見学しておく。午後は、40名の参加者が2組に分かれて、ヴォーリズ記念館(ヴォーリズ邸)を見学、さらに近江兄弟社(ハイド記念館)、旧岩瀬邸、旧八幡郵便局、池田町洋風住宅街など、詳細な解説を聞きながら日没までヴォーリズ建築を堪能した。

ヴォーリズ郵便局、防音用コークス

住民・学生たちの手で保存再生された郵便局で。当時の郵便局は電話局を兼ねていた。床には防音のためにコークスが敷き詰められていた。

2012/12/07(金) 23:03:01|歴史的建物を守る|

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