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銀座レトロギャラリー・ミュゼMUSEE

銀座レトロギャラリー・ミュゼMUSEE

銀座を見上げる「ある一つの未来へ」

ミュゼ P2210464

「銀座、次の100年のためのスタディ展」が1月4日~2月19日 東京都中央区銀座一丁目20-17 川崎ブランドデザインビルヂングの「銀座レトロギャラリーMUSEE」で開催されている。

築85年、銀座の歴史を見守ってきた、昭和通り沿いに残った唯一の近代建築を舞台に、「銀座の未来について考える」という企画展である

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画像の説明
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アーキディレクションを担当した建築家の菊池さん(左)と山本さん(右)。屋上の展示会場で。
手前のフレームには上下には一対の鏡が張られている。上の鏡には彼らの足が、下の鏡には顔と空が映っている。
・2人は企画・ディレクション・出品者として、1F・2F展示作品の監修、3F・屋上展示作品の設計・製作を行った。

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3階建てのチャーミングな建物は屋上も味わい深い。屋根屋ならパラペットの低さ、小口径の極めてシンプルなドレン、何度か繰り返された防水工事の中で、比較的新しく設置されたであろう脱気筒などが気になるところだ。写真奥が昭和通り。

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昭和通側から撮影。2人の後ろに二枚の鏡を張り付けたフレームが見える。

~MUSEEの可能性を引き出す~

銀座の未来について考える企画展と聞いて、そんな思いが浮かびました。

銀座には時間の中で培ってきた多くの魅力・蓄積があります。しかしその豊かさ故に、未来が描き難いとも言われています。銀座のみならず、明治維新・敗戦・高度成長期と「不足」をバネに未来を描いてきた日本にとって、次の100年は、それに代わる新しい価値観が求められているようにも感じます。

MUSEEは築100年にも届こうとする建築です。超高層ビルも建ち始めた銀座において高さ10m程の大きさで昭和通りに踏ん張り続けるその姿は、微笑ましくもあり、未来に向けた新しい価値観・メッセージを、すごく小さな声で発しているようにも思えます。MUSEEは一体どんなメッセージを発しているのだろう。その声は大きく出来ないのか。それが本展のテーマです。

本展では、1・2・3階そして屋上に、それぞれ1つずつ、銀座を考えるための展示室を計画しました。それぞれの部屋には、訪れた人々が銀座について考え・語り合えるようなテーマが設定されています。収集物や学生たちの提案、リサーチにインスタレーションと、出品作品も多岐にわたります。

建築の完成に向け、検討を繰り返すことを「スタディ」といいますが、この展覧会は言わば銀座の未来を共に考えるためのスタディ展です。この場所が、銀座の未来について考え、語り合い、何らかの想いを持ち帰ってもらう…そんな場所になってもらえればと考えています。それは展覧会の目標でもありますが、ひょっとしたら、それはMUSEEの可能性そのものなのかもしれません。 

建築家 菊池甫・山本展久(パンフレットより)  

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写真は3階ギャラリーの様子。

2階のインスタレーション3点も彼らの制作物で、2階については監修者と出品者、両方の立場で関わっている。

企画の一環として、2月11日18時30分からは、中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト代表の前田達之氏が「中銀カプセルタワービル~名建築を保存する 7 つの方法~」をテーマにトークショーを行う。申し込みは「銀座、次の100年のためのスタディ展」のウェブサイトから。  http://kawasaki-brand-design.com/?p=7202

2017/01/15(日) 20:09:43|屋根|

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