防水の歴史資料館計画始動
防水の歴史資料館計画始動
燃水祭関連資料展示コーナー設置へ
近江神宮宝物館2階
長年「燃水祭ねんすいさい」を担当してききた近江神宮大木権宮司(ごんぐううじ・写真中)が。2019年3月末をもって定年退職。後任は嶽山権禰宜(ごんねぎ・写真左)。3月7日、燃水祭燃える土世話人の杉本憲央氏が、同じく世話人を務めるJWHA防水の歴史研究会事務局長とともに、近江神宮を訪問、本年燃水祭及び、展示に関して、意見交換を行った。
現在の二階示室。正面が小堀鞆音作「燃土燃水献上図」、左が前田青邨作「燃水の図」。
解説文の修正。奉納者が2者欠落しているため、「ARKアスファルトルーフィング工業会・JWHA日本防水の歴史研究会を追加。
また解説文には佐野美術館での展示の際使用されたものを、補う。
前田青邨「燃水献上図」
近江神宮宝物館・燃水祭関連展示案
目的:燃水祭とは何かを示す、日本唯一の展示。
近江神宮にとって、「燃水祭」は「漏刻祭」や「かるた祭」に次ぐ重要な祭事である。日本における石油・アスファルト利用に関する産業史、としての重要性にも着目して展示する。
現状
小堀鞆音「燃土燃水献上図」・前田青邨「燃水献上図」レプリカと解説。
提案
- 鞆音解説文、追加と修正。
- 奉納者が芝野氏(燃水祭代表世話人)1人ではなく、ARK アスファルトルーフィング工業会(猪野瀬正明)、JWHA日本防水の歴史研究会(杉本憲央)両氏を含む3名だったので、2名(2団体名)を追加。
- 現物を佐野美術館が本邦初展示した際の解説文を利用。
- 佐野美術館展示の際、同時に展示した日本石油の記念誌(絵が描かれた背景)。
- 同図録とプレスリリース。
- 土瀝青(燃土)、燃水
- 鞆音図を彫金作品にした「塚田秀鏡」の写真(清水三年坂美術館の許可)冊子「近江神宮燃水祭」にあり。
- 同、元図となった、鳥獣戯画乙巻の図像。
- 日本書紀27巻「燃土燃水献上」部分の図像(北野天満宮所蔵重文)冊子「近江神宮燃水祭」子にあり。
- オペレッタ「燃える水」台本表紙。(日石100年史より)
検討課題
- 黒川燃水祭関連の扱い。
- シンクルトン石油記念館、郷土資料館展示物の紹介。
天智天皇。
2019/03/07(木) 10:09:32|「日本書紀と瀝青」2019|