防水工事の標準見積もりと労務費
防水工事の標準見積もりと労務費
メンブレン防水は平場で9.500~13.500円
(一社)全国防水工事業協会は2018年12月21日、ホームページ上で、「防水工事の標準見積書」(平成30年度改訂版)を掲載した。
防水工事においてはアスファルト、シート、塗膜ほか多種の工法があり、各工法は、さらに材料ごとに細分化されている。このため防水工事においては、仕様毎に法定福利費の内訳を明示した標準見積書を作成することには無理がある。そこで全防協では、代表的なメンブレン防水(アスファルト・シート・塗膜防水)とセメント系防水(ポリマーセメント系・ケイ酸質系防水)、シーリング防水の3工法に分類し、それぞれについて平米あたりの法定福利費の比率(%)を算出している。
示されているのは
- 平成30年度の各保険の保険料率
- 平成30年度 都道府県別 社会保険料率一覧
- メーカーの設計価格及び労務費(平成30年度平均値)
- 防水工事現場における平面部と立上り部の施工面積比率
- 設計価格構成の平均労務費の地域調整
- 平成30年度都道府県別公共工事設計労務単価(防水工)
- 各防水工法における法定福利費率の計算式
- (資料1)メンブレン防水
- (資料2)セメント系防水
- (資料3)シーリング防水
- 法定福利費率の計算(愛知県の計算例)
- アスファルト防水
- 合成高分子ルーフィングシート防水
- 塗膜防水
- ポリマーセメント系防水
- ケイ酸質系防水
- シーリング防水
- 各防水工法における法定福利費率
注:国土交通省官庁営繕部監修「公共建築工事標準仕様書」(建築工事編)第9章防水工事の2節アスファルト防水には24種の仕様が規定されているが、実際には防水材料メーカーがそれぞれ独自の仕様を定めているため、アスファルト防水だけでも530の仕様が存在する、といわれている。
2018/12/26(水) 23:48:44|DATA BANK|