雨漏りの歌でかるた開き
雨漏りの歌でかるた開き
粗末な屋根から雨が洩る
「秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ」
防水の祖神を祀る近江神宮で 1月8日かるた開き
2012年1月8日、京都新聞第1面、近江神宮のかるた大会を大きく報じている。
天智天皇にアスファルトというプラスチック(可塑性物質)を献上した――
という日本書紀668年の記載により天智天皇は防水業界にとって極めて重要な人物である。
さらに上の雨漏りの歌によって、そのポジションは駄目押しだ。
小倉百人一首の巻頭の天智天皇の御製
「秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ」
は広く国民に親しまれ、歌かるたの祖神としても仰がれている。近江神宮ではかるた祭―かるた開きの儀―も行われている、近年は百人一首競技かるたが漫画やドラマでも取り上げられるなど、ことに正月の名人位クィーン位決定戦はよく知られるところとなってきた。境内には奉納された板かるたの額も展示されている。
「かるた」というと優雅なイメージがあるが、競技かるたはまさに“畳の上の格闘技”。名人戦は5回戦(3勝先取)、クィーン戦は3回戦(2勝先取)で競われる。
競技かるたの「第58期名人位、第56期クィーン位決定戦」で、名人戦14連覇を果たした西郷直樹さん(右)とクィーン戦8連覇の楠木早紀さん=7日、大津市の近江神宮 小倉百人一首の競技かるた日本一を決める「第58期名人位、第56期クィーン位決定戦」が7日、大津市の近江神宮で開かれ、名人戦は東京都葛飾区の会社員西郷直樹さん(33)が挑戦者の福井県越前市の会社員三好輝明さん(28)を破り、14連覇を果たした。
クィーン戦は京都市の立命館大4年楠木早紀さん(22)が同じ大学の2年本多恭子さん(20)=滋賀県草津市=を破り8連覇。女王の強さを見せつけた。
2012/01/09(月) 09:00:00| ARCHIVES|