2019年 シーリング材生産量
2019年 シーリング材生産量
5年ぶりの9万㎘の大台のる。
2019年の建築用シーリング材の生産量は91,265㎘。前年比3,075㎘(103.5%)増加した。
建築用シーリング材は戸建て用では1成分及び2成分形変成シリコーン系と1成分形ポリウレタン系が主に使用される。一方ビル・マンション向けに用いられるのは、ガラスの場合シリコーン系、露出の場合は変成シリコーン、塗装ではポリウレタン系である。
2019年シーリング材の生産動向に関して、日本シーリング材工業会は、このほど機材別動向を分析し発表した。
総生産量について概要は以下の通り。(詳細は同工業会機関誌{& SEALANT No.109 P11-16)
戸建て用は、昨年(暦年)の新設住宅着工戸数が前年比4.0%減と低調であったにもかかわらず、同107.6%と増加した。
特に1成分形ポリウレタン系は前年比120.5%大幅に伸びた。
ビル・マンション向けを主用途とする、2成分形シリコーン系・変成シリコーン系は微増、ポリサルファイド系・ポリウレタン系は微減。
総生産量に占める割合は、変成シリコーン系が43.1%で、ガラス以外はどにでも使えるシーリング材として生産量、占有率ともに増加が続いている。また適材適所による大まかな分類として、ガラス目地、露出目地、被塗装目地のそれぞれを代表するシリコーン系、変成シリコーン系、ポリウレタン系の3材種合計の占有率も前年より0.3%増え、95.9%に達しており、この3材種に集約されつつある。
2020/07/19(日) 11:15:35|DATA BANK|