21世紀に入って二番目の10年の始まり
21世紀に入って二番目の10年の始まり
社団法人日本金属屋根協会 新年賀詞交歓会並びに講演会
平成23年1月19日(水)東京都中央区日本橋茅場町の鉄鋼会館で。講演会講師は「週間ニュース新書」メインキャスターで日本経済新聞客員コラムニストの田勢康弘(たせやすひろ)氏。同協会での講演は3回目。
今年は21世紀に入って二番目の10年の始まり。まず今がどんな時代なのか確認しましょう。
現在地球の人口は61億人。100年前は16億人。今、平均寿命は65歳、100年前は35歳。20世紀の世界の反映は間違いなく、人口の増加によるもの。
中国の人口は13億を越えたところで延び止まり。21世紀は少子高齢化が世界中に広がっている。
多くのエコノミストの分析では中国の工業がピークは山を越えている。日本の1970年代と同様の状況である。しかし、高齢者の教育レベルが低い点で日本とは異なる。韓国の貿易黒字は290億ドル、中国は510億ドル。またブラジルがドイツを抜いて、世界第4の自動車生産国になった。
そんな状況だ。 私がもっとも尊敬する経済学者は、日本の今は午前4時だという。しかも夏ではなく真冬だという。 とすれば、もっとも気温が下がるのは午前5時から6時。ということは、もう1段寒くなってから、夜明けを迎えることになる。
そして来年は2012年問題が控えている。世界の多くの国でトップの選挙がある。アメリカ、フランス、中国、韓国、台湾…。選挙の年は必ず、ナショナリズムが台頭する。そんな中で今後はどうなってゆくのか。
田勢さんは政局、経済、環境などの動きを解説した。
以上。(Y.M.)
2011/01/19(水) 24:44:42|ニュース|