「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

38回目の水コンペ 1等(賞金百万円)は北島さん

38回目の水コンペ 1等(賞金百万円)は北島さん

2人の芸術家の関係を豊かにする空間の提案

38会水コンペ1等・北島さん
六鹿正治(日本設計社長)審査委員長より賞状と賞金が贈られた。

総合防水メーカーの日新工業が主催する第38回日新工業建築設計競技(通称・水コンペ)の入賞者表彰式が11月16日、東京港区の国際文化会館で行われた。

今回のテーマは「ふたりのアーティストの家」国内外から2152件の登録と676点の作品応募があった。さる10月21日に審査を行い、当日11点の作品を表彰した。1等は京都工芸繊維大学大学院の北島瑛登さん。

表彰式の席上、主催者を代表して日新工業相臺公豊社長が「水コンペはアイデアコンペ。形にはまらない豊かな発想で、世界に羽ばたいてほしい。水コンペがその手助けができれば嬉しい」と述べた。

続いて表彰。六鹿委員長が「今回は676という多くの応募があった。まず審査委員がそれぞれ10~15点を選ぶ。アイデアコンペの常で、これがなかなか重ならない。1次審査で60点が選ばれ、2次で20点、ここから11点を選んだ。順位はついたが僅差だった。審査員によって期待するものには幅があるのだが、共通して『ふたり』の関係を豊かにするものを求めていた。濃密な関係を思い浮かべることは、今の人たちは不得意かもしれないが」と言いつつ、総評、各委員の論評のあと記念写真撮影を挟んで、パーティーに移り、恒例の審査委員と受賞者の率直な質問・講評があった。(講評は次回。)

2等以下の入賞者は次の通り(敬称略)
2等:崔 恭輔(金沢工業大学大学院)・野田直希(CAAK)・中村有利・佐藤有未(金沢工業大学)
3等:赤井菜々子・酒谷駿一(立命館大学大学院)
佳作:松瀬秀隆(大阪工業大学大学院)・福井麻友(奈良女子大学大学院)、竹田和行(東京理科大学大学院)、森 英之(エッグデザイン)、 滝下朋和(千葉大学)・谷 征紀・西村 馨(千葉大学大学院)、森川啓介(フリー)、滝川寛明(石上純也建築設計事務所)、阿部 匠・木原紗知(東京都市大学大学院)、斎藤信吾・李 恵利(早稲田大学大学院)

審査委員(敬称略)
審査委員長:六鹿正治(日本設計代表取締役社長)
審査委員:青木 淳(青木淳建築計画事務所代表)
     妹島和世(慶応義塾大学教授)
     藤本壮介(藤本壮介建築設計事務所代表)
     山本敏夫(鹿島建設専務執行役員・建築設計担当)
     相臺公豊(日新工業代表取締役社長) 

38会水コンペ 記念撮影の後3審査員

表彰式会場は前川らの名建築、六本木鳥居坂の国際文化会館。表彰式を終えパーティーの前に、受賞者達と庭での記念撮影を待つ六鹿正治、山本敏夫、藤本壮介審査委員。

庭は植治の旧岩崎邸庭園

例年パーティーの席でコーディネーターの馬場璋造さんが、会場となった建物の解説をするのだが、今回は時間がなかったので代わりに…

岩崎邸は昭和20年5月の空襲で消失、その後昭和30年に国際文化会館が建設された。 設計は前川国男、吉村順三、坂倉準三の三氏共同による。戦後日本の優れた建築であり、旧岩崎邸の庭園との調和を最大限に考慮する姿勢が認められる。

との解説が施設の入口にある。

2011/11/17(木) 18:26:28|ニュース|

powered by Quick Homepage Maker 4.8
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional