Roof-Irisイチハツの英語名は「ルーフアイリス」
Roof-Irisイチハツの英語名は「ルーフアイリス」
芝棟を守り彩るイチハツの英語名はルーフアイリス
ゴールデンウィークの頃、25棟ある日本民家園の茅葺屋根建物の中で、ひときわ注目を浴びるのが、「芝棟」を屋根に戴く旧清宮家住宅。 昭和40年9月、神奈川県登戸の清宮一男さんから寄贈された
芝棟(しばむね):萱葺き屋根では棟の部分が防水上のウイークポイントになる。両側から葺きあがってきた茅が合体する棟の部分に土を置き、それを固定するために乾燥に強い植物を植える。上に植える草は、アヤメ科のイチハツやアイリス、イワヒバ、ニラなど。フランスではイチハツだけだ。芝棟は九州から青森で見ることのできる民家で、縄文時代以来、約5000年にわたって建設されてきた。
撮影5月6日 佐藤孝一(上も)
ゴールデンウィークに入った4月28日ころ咲き始めた紫のイチハツも、盛りを過ぎ、今日5月6日は、黄色いジャーマンアイリスが主役だ。
菖蒲属で黄色い花は、黄菖蒲かジャーマンアイリス、又はダッジアイリス。黄菖蒲は湿地を好むから、ジャーマン又はダッジアイリス。幅広で平坦な葉の特徴からこれはジャーマンアイリスで間違いなさそうです。民家園に聞いてみたところ
「ジャーマンアイリスらしい。芝棟のメンテは特に行なっていない。何時から芝棟になっていたのかは分らないが、公開されたのが昭和41年だから当初からの可能性が高い。傷んだ茅は定期的に部分修理(差し茅)しますが…。」
とのこと。
旧北村家住宅(神奈川)
5月5日 立夏
こちらは、神奈川県秦野市堀山下 から日本民家園に移築された、旧北村家住宅。建築年代が特定できる貴重な民家。
国指定重要文化財。1687(貞享4)年建築。
2012/05/07(月) 09:00:53|屋根|