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T's style 10 巨大な木造建築の陸屋根の防水

T's style 10 巨大な木造建築の陸屋根の防水

年間降雨量9千ミリの地域で、巨大な木造建築の陸屋根の防水

宮崎・熊本・鹿児島の県境に位置し、四方を霧島連峰に囲まれた田園風景の中に立つ特別養護老人ホーム。地元宮崎産の木材を使って地域に貢献しつつ、厳しくも豊かな自然のなかで、入居者と介護者が穏やかな時間が過ごせる施設が計画された。できあがったのは延床面積4500平米という伸びやかな木造平屋建築であった。そしてその陸屋根の屋上は改質アスファルトのルーフィングが防水を担っている。

中ページP1140262

総合防水メーカー田島ルーフィングが、建築関係者向けに発行している、PR誌「T's style 」10号がこのほど発行され、特別養護老人ホーム「えびの涼風園」の建築に込めた施主と設計者の想いを紹介している。

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同誌のなかで設計にあたった呉屋彦四郎、塩田能也両氏は屋根工事に関して次のように述べている。

この建物の難工事の一つが屋根でした。個室と中庭、そして周囲の風景が連続するようにつくりたいと考えたとき、屋根のトップが高いとどうしても中庭が周囲から隔絶された空間のようになってしまいます。このため、極力屋根の高さを上げず、陸屋根部分を多くする事にしました。しかし年間降雨量9000ミリに迫るこの地域で、これだけ大きな面積を陸屋根でやって果たして防水は大丈夫だろうかという不安はありました。一カ所に大量の雨水が集中しないよう、微妙かつ複雑な水勾配をつくる必要があったのです。…完成した仕事は完璧なものでした。竣工後の昨夏もかなりの豪雨に見舞われましたが、全く問題は出ていません。

2014/10/07(火) 22:33:57|ニュース|

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