「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

「防水」側から見た中銀カプセルタワービル

「防水」側から見た中銀カプセルタワービル

30㎝の隙間から施工する方法

画像の説明

歴史的な建物が「漏水が原因で取り壊される!」。防水に関わるものとして見過ごしてよいのか?常識的には無理であっても、専門工事屋として、メーカーとして、研究者として、本当にできることはないのか?

ルーフネットはそんな思いで、中銀カプセルタワービルを取材してきました。

>>保存か建て替えか 中銀カプセルタワービル

今回は保存活動の中心人物である前田達也さんの案内で、ウレタン防水材料メーカー研究開発部の古澤洋祐さんといっしょに、中銀カプセルを訪問しました。

以下、古澤さんのコメントです。

大学ではメタボリズムの代表例として、黒川先生の創造したコンセプトを学ぶだけであり、現状の問題を知ることはありませんでした。
未来の姿を含めてデザインでなければいけないのだと、再認識させられました。

kapuseru naibu PG9P4816

雨漏りを止めるためには、コンセプト通り取り外して、新しいユニット(修理したユニット)を入れることがキレイな形だと思いますが、取り外さない応急処置としての防水は、30cmの隙間がネックになります。

30㎝の隙間 PG9P4778

ユニット同士の隙間で作業できる方法や、アスベストのある内装側からアプローチする方法を模索されていると思いますが、超速硬化ウレタンは一つの手段としてあり得ると思います。

建築防水に係る者として、黒川先生の一ファンとして関わることが出来たら幸いです。

2019/01/14(月) 00:53:35|歴史的建物を守る|

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