「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

2011年9月27日 号(№65)

2011年9月27日 号(№65) 新月

2011年 長月ながつき 平成23年、昭和86年、大正100年、明治144年

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琵琶湖疏水 南禅寺水路閣報告書

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間もなく最終報告書
ルーフネットが南禅寺の水路閣を撮り上げるのは、水路閣が日本人が自力で成し遂げた明治の近代産業遺産である巨大プロジェクト「琵琶湖疏水」の象徴に思えるからです。この完成までの記録を読むとNHKが放送していた「プロジェクトX」の10倍くらい感動できます。
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桂離宮の雨仕舞 2

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雨樋-2
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9月8日 毎日新聞 が掲載

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毎日新聞 2011年9月8日朝刊に掲載
防水の起源を描いた 燃土燃水献上図 が初公開
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ヘブライ語版聖書と防水3部作

ヘブライ語版「聖書と防水」ダイジェスト
世界最大のベストセラー「聖書」に防水が(ここでは瀝青=アスファルト)出てくるのは3か所。①ノアの方舟、②バベルの塔、③モーセをナイルに浮かべた籠。いずれも旧約聖書の「創世記」と「出エジプト記」。
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絵日記

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新着ニュース

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資料第参号「アスファルトルーフィングのルーツを探ねて」

「BOUSUIデジタルアーカイブ」防水歴史図書館 シリーズ 第3弾

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近代防水の歴史はほぼ100年。東工大名誉教授・小池迪夫先生の緻密な調査を経て、社団法人全国防水工業協会は100年記念式典を行った。ここで言う防水とは、芯材にアスファルトを含浸させたルーフィングを溶融アスファルトで貼り付け、それを何度か繰り返すビルトアップルーフィング=積層工法のことである。現在防水材として認知されている塩ビ・ゴムシート、ウレタン、アクリルなどの塗膜防水が市民権を得たのはせいぜい30年~40年前。ほんの10年前までは、アスファルト防水熱工法を指して言う「本防水」という言葉が生きていた。かつて本防水といわれたアスファルト防水熱工法が工法上の制約や職人不足の問題により、年々シート防水や塗膜防水にシェアを奪われ、今では、どう贔屓目に見てもアスファルト系、塗膜系、シート系の比率は各1/3。

しかし他の工法はそれぞれ、アスファルトに追いつけ追い越せ」と研鑽を積み実績を積み今日の地位を得るにいたったのである。

一方、アスファルト防水に関しては、新築超高層ビルのほぼ100%に採用されているという事実は、アスファルト防水に対するある種の評価を表している。 

さて、そのアスファルト防水。近代防水の歴史としては100年だが、ルーフネットで度々紹介しているように、「防水材としてのアスファルトの歴史」は紀元前3000年までさかのぼる。これは聖書の世界だけでなく、日本の縄文時代の土器の補修、籃胎(らんたい)への使用などが見られる。

日新工業が創立40周年事業として作成した「アスファルト防水のルーツを探ねて」は、「秋田地方で天然に湧き出した「土瀝青」と呼ばれた天然アスファルトの取材を中心に、幅広い資料から、日本におけるアスファルトルーフィングの歴史を探っている。

このシリーズでは、鶴田キュレーターとルーフネット編集長が、本書の歴史的価値と面白さを紹介してゆく。

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左は社団法人全国防水工事業協会の「日本の防水~防水工事100年のあゆみ」、右は「月刊 防水ジャーナル『防水100年記念~明治から平成へ』」特集。これらの中で小池先生が近代防水100年の論拠を示している。

奥付

  • 昭和59年日新工業(株)創立40周年記念しとして発刊された「アスファルト防水のルーツを探ねて」の奥付。

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口絵

  • 記念誌の口絵に使用された小堀鞆音(ともと)の燃土燃水献上図。防水の起源に関わる貴重な絵で、日本書紀の記述を絵画化したものである。この絵が2011年10月1日栃木県佐野市の佐野市立吉澤記念美術館で、初めて一般公開される。この経緯と、詳細はウェブマガジン「ルーフネット」に詳しい。

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発刊の挨拶

  • 発刊にあたって、土橋 隆社長(当時)の挨拶 。

    ルーツ3-1   ルーツ3-2

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目次

  • 「アスファルト防水のルーツを探ねて」の目次。

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「BOUSUIデジタルアーカイブ」防水歴史図書館

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我が国の防水の歴史を考察する上でどうしても欠かすことのできない文献が何冊かあります。
防水歴史図書館(BOUSUIデジタルアーカイブ)では、そんな文献を1冊ずつ選び、本が書かれた当時の様子、おもな内容、その本のどこが「すごい」のか、現在生きる人たちにとって、どんな価値があるのか、それぞれの資料を担当するキュレーターが、時には執筆関係者への取材を交えて、分かりやすく解説します。

  • 主な収録項目

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