「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

防水の博士たち

防水の博士たち

防水の博士たち

防水に関する学位論文

防水博士論文集
防水研究の第一人者、田中享二東工大名誉教授のもとに資料が集まってきています。

防水に関する貴重な資料が散逸するのを恐れる田中先生のもとに、各種資料が集まっています。田中先生は今後防水団体や研究者の協力を得ながら整理・保存していく計画のようです。

防水のアーカイブスはルーフネットというサイト立ち上げた理由の一つです。ルーフネットとしては、まず博士論文の収集・整理に協力することにしました。小池迪夫・波多野一郎両氏はもちろん、狩野春一氏さらには吉田享二氏あたりまでは集めたいと思います。

「博士」って何だ?「修士」って?という記者のような人はこちらを
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%9A%E5%A3%AB#.E5.8D.9A.E5.A3.AB.E3.81.AE.E8.82.A9.E6.9B.B8.E3.81.8D

「博士号を取りたいけどどうりゃいいの」?という人には

研究者にとって、博士号は「足の裏の飯粒」と言われる。「取らないと気持ち悪いが取っても食えない」誰だか知らないが上手いことを言ったものだと感心する。

という書き出しで、とってもわかりやすい博士号のとり方を綴ったサイトがあります。

2013/03/17(日)00:34:26|DATA BANK|

防水博士の博士論文 その①

防水の博士たち②
波多野一郎氏はアスファルト防水の耐候性で取得

hatano ,koike,tajima

このテーマで博士論文を調べる時、まずは狩野、波多野、小池、田中の各先生方。そして学者経営者の田島栄一氏。防水にこだわった元建築学会会長吉田享二先生も要チェックです。詳細は継続調査中ですが、とりあえずテーマだけは調べることができましたので、報告します。

防水がテーマではない学位論文でも、防水に深くかかわった方、また本人の意識とはかかわりなく防水業界に対して強い影響力を持った方々も調べてみました。(敬称略)

  • 吉田享二
    • タイトル:「建築物ノ耐久性ニ関スル研究」
      授与大学:早稲田大学
      授与年月日:昭和7年7月13日。工学博士
  • 狩野春一
    • タイトル:「モルタル及コンクリト滲透透過、膨張収縮及引張の諸性質に関する研究」
      授与大学:東京工業大学
      授与年月日:昭和18年2月15日。工学博士
  • 波多野一郎
    • タイトル「建築物に於けるアスファルト防水層の耐候性に関する研究」
      授与年月日:不明(*編集部注:国会図書館博士論文検索結果表示による)
      授与大学:東京工業大学工学博士
  • 小池迪夫
    • タイトル「露出型アスファルト屋根防水層に関する基礎的研究」
      授与大学:東京大学
      授与年月日:昭和38年3月18日。工学博士
  • 田中享二
    • タイトル「合成高分子防水層の耐候性」
      授与大学:東京工業大学
      授与年月日:昭和56年7月31日。工学博士
  • 田島栄一
    • タイトル「ブロンアスファルトの耐候性に関する研究」
      授与大学:日本大学
      授与年月日:昭和36年3月31日。工学博士
  • 仕入豊和
    • タイトル「防水に関連するコンクリトの諸性質とその仕様に関する研究」
      授与大学:東京工業大学
      授与年月日:昭和37年3月31日。工学博士
  • 今泉勝吉
    • タイトル「建築内装工事における接着工法に関する研究」
      授与大学:東京大学
      授与年月日:昭和42年1月19日。工学博士
  • 大島久治
    • タイトル「特殊骨材を用いるコンクリトの使用に関する研究」
      授与大学:東京工業大
      授与年月日:昭和33年6月21日。工学博士
  • 白山和久
    • タイトル「軽量コンクリトの強度及び調合方法に関する研究」
      授与大学:東京大学
      授与年月日:昭和33年7月12日。工学博士
  • 岸谷孝一
    • タイトル「鉄筋コンクリト造建物の耐久性向上に関する研究」
      授与大学:東京大学
      授与年月日:昭和36年1月19日。工学博士
  • 上村克郎
    • タイトル「軽量コンクリト構造に関する基礎的研究」
      授与大学:東京大学
      授与年月日:昭和36年5月18日。工学博士
  • 西忠雄
    • タイトル「北海道産軽石骨材による軽量コンクリトの研究」
      授与大学:北海道大学
      授与年月日:昭和37年2月2日。工学博士
  • 本橋健司
    • タイトル「ポリ酢酸ビニルエマルジョン接着材の木材に対する接着性能」
      授与大学:東京大学
      授与年月日:昭和56年3月30日。農学博士
    • タイトル:「高耐久性樹脂塗料を利用した塗装仕様の耐久性評価に関する研究」
      授与大学:宇都宮大学
      授与年月日:平成13年3月23日。工学博士

2013/04/19(金)00:00:48|ARCHIVES|

防水博士の博士論文 その②

防水の博士たち③

波多野一郎氏の学位論文にみる「早稲田スクールと防水」

波多野学位論文表紙

波多野学位論文表紙。なぜか国会図書館の学位論文の検索でも授与年月日が不明となっており、現実の論文を見ても特定できない。

波多野論文見開き

波多野学位論文見開き。防水材JISやJASS8制定・改訂作業における人的流れが記されている部分。制定当時の様子が解り、大変興味深いので、一部抜粋紹介する。

JISA6001(1950)「アスハルトフェルト・アスハルトルーフィングおよび砂付きルーフィング」が制定されて品質の向上に寄与した。この規格は吉田享二教授(早稲田大学:注・RN編集長)を委員長とする建築用アスハルト類似品専門委員会が審議を行ったものであるが、規格案作成のための資料の調査を吉田教授より筆者が個人的に依頼され、いくつかの資料を提出した。

昭和28年度に十代田三郎教授(早稲田大学:注・RN編集長)を委員長として、文部省科学試験研究費による「建物防水工法」研究会が組織され、筆者も委員として、アスファルト防水材の耐久性・試験方法などを分担する機会に恵まれた。

さらに前記のJISが昭和28年に制定3年目の見直しの時期となり、狩野春一教授(東京工業大学:注・RN編集長)を委員長として、JIS改定委員会が組織され、筆者も委員として各種の試験を実施する機会を与えられた。

また自身の博士論文に関連する研究として、小池迪夫・「露出型アスファルト屋根防水層に関する基礎的研究」、田島栄一「ブロンアスファルトの耐候性に関する研究」両氏の学位論文をあげている。

波多野論文謝辞
波多野学位論文の謝辞部分。

謝辞:

原田有博士・加藤六美博士(東工大)の懇切なる助言

恩師・狩野春一博士(工学院大学教授、前東京工業大学教授)、十代田三郎博士(国士舘大学教授、前早稲田大学教授)の援助

千葉大学教授辻井静二博士、千葉大学工学部建築学教室教官各位の鞭撻

実験の実施・結果の整理には千葉大学講師加藤正守君はじめ研究室の方々からの多大の援助

2013/04/29(月)20:29:46|ARCHIVES|

防水博士の博士論文 その③

防水の博士たち④

シリーズ「防水の博士たち」はルーフネットで見ることができます、第1回目は波多野一郎先生の博士論文を紹介しました。2回目は小池迪夫先生です。

(画像はクリックすると拡大します。)

初期の博士論文

アスファルト防水に関する初期の博士論文。左から波多野一郎氏、田島栄一氏、小池迪夫氏。

小池迪夫 東京工業大学名誉教授の博士論文

タイトル:露出型アスファルト屋根防水層に関する基礎的研究
学位の種類:工学博士
授与大学:東京大学
授与年月日:昭和38年3月18日

この論文は「露出型アスファルト屋根防水層に関する基礎的研究」と題する論文であり、3編13章よりなる。

露出型アスファルト防水層というのは、従来簡易アスファルト防水層と通称されている、防水押えがなく原則としてその上を歩行しない防水層のことをいう。歩行を目的としない屋根にあっては、防水押えは必ずしも必要とせず、露出型と簡易とを同義に用いるのは当を得ない。この論文において露出型という言葉を用いたのは以上の理由による。なお英語ではself-finished roofs または self-finished felt roofings と称している。(論文概要より)

論文の目次

(画像はクリックすると拡大します。)

小池迪夫目次

目次2小池

序論の第2章で、既往の研究成果に触れている。ここでは

アスファルト防水層に関する既往の研究成果は、比較的少ない。個々の材料、特にアスファルトにつては広範囲な研究が行なわれているけれども、その多くは応用科学的な立場から行われたものであって、屋根防水層の設計に直接役に立つ成果は少なくない。

既往の研究成果を次のごとく分類して、述べる。
A.防水工法全般
B.アスファルトについて
C.アスファルトルーフィング類について
D.防水層の被害調査
E.その他

として、Aには8件、Bは21件、Cは15件、Dは6件、Eは3件の内外の文献が紹介されている。

このうち「A.防水工法全般」の一部を紹介する。

(画像はクリックすると拡大します。)

小池参考文献DSC04608

論文が書かれたのは昭和37年、当時の様子が次のように記されている。

建築物の機能上、非常に重要でありながら、我が国においては防水工法に関する指導書・概説書が意外に少ない。この分野においては、材料業者・施工業者の刊行物①②が、建築界の指導的役割を果たしているのが、大きな特徴といえる。これらの刊行物は、アスファルトの研究者、市川良正博士の指導によるものであるが、メーカー側の立場から書かれたもので、建築技術的な研究の遅れを物語っている。

英国においては、かなり充実した指導書③④が発刊されており、また防水に関する著書もある⑤⑥⑦。しかし指導書の基礎となる研究資料(英国建築研究所における)が門外不出なのは残念である。

オーストラリアにおいては、Commonwealth Scientific and Industrial Research Organization よりこの種の指導書が発刊されている⑧。

2013/05/28(火) 08:32:18|ARCHIVES|

防水博士の博士論文 その④

防水の博士たち⑤
田中享二先生の博士論文

目的は「防水層を劣化させる気象要因を明らかにし、耐候性評価手法を確立すること」

防水博士論文集

防水アーカイブの構築に向けて活動を始めた田中享二先生の元に、多くの資料が集まってきている。これは防水関係の博士論文の一部。

シリーズ「防水の博士たち」はルーフネットで見ることができます、第1回目は波多野一郎先生の博士論文を紹介しました。2回目は小池迪夫先生、そして3回目が田中享ニ先生です。狩野、波多野、小池、田中と続く東京工業大学の防水研究の流れです。
http://www.roof-net.jp/index.php?cmd=read&page=%E9%98%B2%E6%B0%B4%E3%81%AE%E5%8D%9A%E5%A3%AB%E3%81%9F%E3%81%A1&word=%E9%98%B2%E6%B0%B4%E5%8D%9A%E5%A3%AB%20

年代順であれば、田島ルーフィングの2代目社長・田島栄一氏のブローンアスファルトの耐候性に関する研究(昭和36年)にあたりますが、今回は東工大スクールという視点で並べました。

田中享ニ 東京工業大学名誉教授の博士論文

タイトル:「合成高分子防水層の耐候性」
授与大学:東京工業大学
授与年月日:昭和56年7月31日。工学博士

田中論文表紙

この研究は昭和43年から54年まで、田中享二氏が北海道大学工学部、東京工業大学工業材料研究所において行った研究を取りまとめたもの。

田中氏は「第1節 研究の目的と範囲」の冒頭で

合成高分子防水層は、材料・工法とも比較的新しく、急速に発展したため未知のことも多く、研究すべきことも多い。中でも耐候性については建築物の耐久性に直接係わるため、重要な研究課題の一つである。

合成高分子防水層が変質劣化してくると、(1)直接防水機能を失わせるクラック・破断・材料ジョイントの剥離、(2)間接的に影響を与える材料表面のキレツ・ピンホール・チョ―キング・変色等の欠陥を引き起こす。これらの欠陥は、防水層が建築物の屋根面に施工されていることが多いため、屋外の気象の影響によると考えられる。特に合成高分子防水層の耐候性に関し必要とされているのは、変質劣化の原因になる各気象要因の影響を明らかにし、耐候性を評価する手法を確立すること、及びその手法を用いて耐候性を評価することである。

と述べている。

論文の目次

(画像はクリックすると拡大します。)

tanaka目次1

tanaka目次2

tanaka目次3

tanaka目次4

tanaka目次5

謝辞の項では、指導教授の東京工業大学小池迪夫教授(当時:以下同様)、東工大工業材料研究所元所長の吉岡丹名誉教授、後藤一雄名誉教授、仕入豊一教授、小野英哲助教授ほか、北海道大学の洪悦郎教授、鎌田英治助教授らに謝意を表わしている。

謝辞

(画像はクリックすると拡大します。)

tanaka謝辞

2013/06/16(日) 00:40:52|ARCHIVES|

防水博士の博士論文 その⑤

防水の博士たち⑥
田島栄一

画像の説明

シリーズ「防水の博士たち」はルーフネットで見ることができます。
http://www.roof-net.jp/index.php?%E9%98%B2%E6%B0%B4%E3%81%AE%E5%8D%9A%E5%A3%AB%E3%81%9F%E3%81%A1

第1回目は波多野一郎先生の博士論文(上写真左)。2回目は小池迪夫先生(同右)同右、第3回目はアスファルトではありませんでしたが、東工大の防水研究の系譜という意味から、田中享ニ先生でした。上写真の真中が今回紹介する田島栄一氏の論文です。この3論文がアスファルト防水に関する初期の博士論文です。

田島栄一博士 田島ルーフィング㈱2代目社長の博士論文

表紙

タイトル:ブローンアスファルトの耐候性に関する研究
学位の種類:工学博士
授与大学:日本大学
授与年月日:昭和36年1月

田島栄一氏はこの研究の目的を緒論の中で、以下のように述べている。

戸外暴露によってアスファルトの組成が変化し脆化し、亀裂を生ずるに至る。この亀裂発生の機構については従来成分中の油分がレジン分となり更にアスファルテン更にカービン分に変化すると考えられているが、この変質の詳細は未だ明らかにされていない。また現在知られている一般性状ではブローンアスファルトの耐候性を判断することは困難であり、耐候性の測定方法も確立されていない。本研究の目的は第一にブローンアスファルトの薄層を戸外暴露した場合の外気の作用に近似的な作用を及ぼし、かつその実験結果によって耐候性を随時に比較できる促進風化試験方法を決定することである。(論文緒論より)

緒論

(画像はクリックすると拡大します。)

緒論1

緒論2

緒論3

また、研究の行われた昭和30年代前半、我が国に輸入される原油の80%以上が中東産であった。そこで第2の目的として「従来の研究は主として中南米原油よりのアスファルトについてであり、現在我が国に多く利用される中東原油よりのアスファルトについての研究は未だなされていない。」として「中東地区内の各種原油より得られたブローンアスファルト耐候性を測定し、これらの耐候性を改良する実験的根拠を得ることである」と述べている。

実験で使用された風化促進装置
実験で用いられた風化促進装置

目次

(画像はクリックすると拡大します。)

目次1

目次2

目次3

田島栄一氏は市川良正氏の指導でこの研究を行った。市川氏に関して、ルーフネットアーカイブ「防水歴史図書館資料第一号」中で語っています。
http://www.roof-net.jp/index.php?cmd=read&page=%E8%B3%87%E6%96%99%E7%AC%AC%E5%A3%B1%E5%8F%B7%E3%80%8C%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%88%E5%8F%8A%E3%81%B3%E3%81%9D%E3%81%AE%E6%87%89%E7%94%A8%E3%80%8D&word=%E5%B8%82%E5%B7%9D%E8%89%AF%E6%AD%A3#m4433dc0

2013/06/23(日) 00:40:52|ARCHIVES|

防水博士の博士論文 その⑥

防水の博士たち⑦
早稲田大学・吉田享二教授(故)

吉田享ニ 防水層写真
60年前の建築学会会長が撮影した屋上防水層劣化の写真

シリーズ「防水の博士たち」では防水がテーマではない学位論文であっても、防水に深くかかわった方、また本人の意識とはかかわりなく防水業界に対して強い影響力を持った方々の博士論文も掲載対象としています。

今回は吉田享ニ氏。 建築材料学を専門とする吉田享ニ氏の学位論文は「建築物の耐久性に関する研究」です。直接防水をテーマとしたものではありませんが、第3篇「建築物に及ぼす材料容積変化の影響」の中で、「アスファルト並にルーフィング」「防水押へ」の項を設けており、屋上防水層を切断して実験を行った結果を記しています。

防水研究の先駆者である波多野一郎の博士論文は先に紹介しましたが(http://www.roof-net.jp/index.php?cmd=read&page=%E9%98%B2%E6%B0%B4%E3%81%AE%E5%8D%9A%E5%A3%AB%E3%81%9F%E3%81%A1&word=%E5%90%89%E7%94%B0%E4%BA%AB%E4%BA%8C#j33e390c)、
その中で波多野氏は吉田氏について次のように書いています。

JISA6001(1950)「アスハルトフェルト・アスハルトルーフィングおよび砂付きルーフィング」が制定されて品質の向上に寄与した。この規格は吉田享二教授を委員長とする建築用アスハルト類似品専門委員会が審議を行ったものであるが、規格案作成のための資料の調査を吉田教授より筆者が個人的に依頼され、いくつかの資料を提出した。

また鳥取環境大学 浅川 滋男 教授によると

吉田享二氏は明治20年(1887)に兵庫県但馬生まれ。明治45年(1912)東京帝国大学工学部建築学科卒業。同時に早稲田大学建築学科講師。助教授を経て大正5年(1916)教授。専門は「建築材料学」であったが、大正14年(1925)から「都市計画」の講義を担当するようになる。東大や京大などに先駆け、大正11年から早稲田では「都市計画」の講義が開設された。当初、内務省官僚の笠原敏郎が講義を担当していたが、翌年におこった関東大震災の後、笠原は復興局へ異動したため、吉田享二が受け継いだ。

とあります。
詳細はhttp://asalab.blog11.fc2.com/blog-entry-962.htmlをご覧ください。

建築家としての代表的作品は「日本民藝館本館」(登録文化財/昭和11年[1936])、竣工東京工業試験所(1922)、小野田セメント本社(1917-26)、第一菅原ビル(1934)などです。

早稲田大学・吉田享二教授(故)と防水研究

2表紙
論文は3篇からなっています。建築物に及ぼす①凍害・②摩耗衝破・③材料容積変化の影響。

タイトル:「建築物ノ耐久性ニ関スル研究」
授与大学:早稲田大学
授与年月日:昭和7年7月13日。工学博士

前書き

前書き

序論は、

「近代科学を基礎として造られる現代の建築は、計測上単に其の表現する形態に止まらず、其の材料・構造・施工並に保守に関して、詳細部分に至る迄、学術的研究と実地経験とを併せ考察するの必要がある」

という書き出しで始まります。81年前に示されたのこの指摘は、現在の建築にそのままあてはまります。

前書き2

前書き2

本研究に際し、佐藤功一博士、内藤多仲博士のとられたる直接、間接の厚意と指導とを感謝す。

実験に際し、終始援助の労をとれる元木秀一君、高木暢太郎君、及び加藤清作君を初め、其他実験室内、田中助手初め学生諸氏の、時に徹宵実験等あり、茲に深く謝さねばならぬ。

目次

第3篇 目次1

目次2

「アスファルト並にルーフィング」1

吉田氏は、

「アスファルトに80時間連続して水銀灯に依り紫外線を与へたるも認むべき変化を見なかった」として、劣化要因としては、「紫外線よりもむしろ温度変化の方が大である」

としている。

なお吉田享ニ氏については、「ルーフネット」2010/07/04「吉田享二の防水談義~60年前の建築学会会長がこれほど防水を重視していたとは…。
http://www.roof-net.jp/index.php?cmd=read&page=60%E5%B9%B4%E5%89%8D%E3%81%AE%E5%BB%BA%E7%AF%89%E5%AD%A6%E4%BC%9A%E4%BC%9A%E9%95%B7%E3%81%8C%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%BB%E3%81%A9%E9%98%B2%E6%B0%B4%E3%82%92%E9%87%8D%E8%A6%96%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%A8%E3%81%AF%E2%80%A6%E3%80%82&word=%E5%90%89%E7%94%B0%E4%BA%AB%E4%BA%8C
をご覧ください。

2013/06/29(土) 12:00:00|ARCHIVES|

防水博士の博士論文 その⑦

防水の博士たち⑧
狩野春一氏の博士論文

狩野春一 表紙

狩野春一
タイトル:「モルタル及コンクリートの滲透透過、膨張収縮、及引張の諸性質に関する研究」
授与大学:東京工業大学
授与年月日:昭和18年2月15日。工学博士

波多野一郎、小池迪夫、田中享ニと続いた我が国防水研究のメインストリームの源流は、狩野春一氏である。波多野氏は学位論文の中で、防水材JISやJASS8制定・改訂作業における狩野春一氏を含む人的交流に触れている。これによって、建築学会や建設省の防水仕様や防水関連JIS制定の初期の様子が解る。

その部分を抜粋紹介する。

狩野春一氏の博士論文

JISA6001(1950)「アスハルトフェルト・アスハルトルーフィングおよび砂付きルーフィング」が制定されて品質の向上に寄与した。この規格は吉田享二教授(早稲田大学:注・RN編集長)を委員長とする建築用アスハルト類似品専門委員会が審議を行ったものであるが、規格案作成のための資料の調査を吉田教授より筆者が個人的に依頼され、いくつかの資料を提出した。

昭和28年度に十代田三郎教授(早稲田大学:注・RN編集長)を委員長として、文部省科学試験研究費による「建物防水工法」研究会が組織され、筆者も委員として、アスファルト防水材の耐久性・試験方法などを分担する機会に恵まれた。

さらに前記のJISが昭和28年に制定3年目の見直しの時期となり、狩野春一教授(東京工業大学)を委員長として、JIS改定委員会が組織され、筆者も委員として各種の試験を実施する機会を与えられた。

また、最後に以下各氏に謝辞を述べている。

原田有博士・加藤六美博士(東工大)の懇切なる助言
恩師・狩野春一博士(工学院大学教授、前東京工業大学教授)、十代田三郎博士(国士舘大学教授、前早稲田大学教授)の援助

緒言

(図をクリックすると拡大します)

狩野1

緒言で狩野氏は、

「コンクリート構造物の中にはコンクリートの強度以外の特性を、寧ろ第一義的に要求されるものが少なくない。気体または液体の遮断性は正に其一であって、然も極めて重要な問題であると思ふ。例へば地下室、及現在緊喫施設として喧唱せられる防空室の、工事上の最難点は実に地下水の滲透にある」

と述べている。

狩野2

論文が書かれたのは第二次世界大戦最中の昭和18年、石油備蓄は緊急かつ重要課題である。防空壕を想定したコンクリートの水槽と同時にコンクリート石油槽の性能向上は、より緊急性の高い課題であったはずだ。

狩野3

「石油資源獲得と貯蔵能力とは、実に世界覇国たるの決定条件の一つであると言ふも敢えて過言ではない」

と時代を反映した表現も見える。

4狩野

モルタル及びコンクリートの滲透性と透過性に関して、「透過性はその(コンクリート)の貫通空隙の状態によって定まる」が、滲透性については「一見明らかに其空隙量に関係するかの如く思はれる。然るにかかる水和凝固体内の空隙は、其形状、長さ、及孔径等極めて複雑且區々たるものであって、著者の実験に徴するも、滲透の難易は必ずしも算定空隙の多寡にはよらない様であった」

と述べている。

目次

目次1

目次2

第2編第2章は「水の滲透性及透過性」。第19項は「コンクリートの防水法と水密コンクリート」

目次3

参考文献

文献目録

実験装置

実験装置 狩野

2013/07/07(日) 12:00:00|ARCHIVES|

防水博士の博士論文 その⑧

防水の博士たち⑨
岸谷孝一博士(1926-1996)

大正15年生まれ。昭和26年東京大学建築学科卒。上村克郎氏が建築仕上げ学会機関誌に寄せた追悼の辞によると、岸谷氏の卒業論文は浜田稔教授の指導をうけ「鉄筋コンクリートの耐久性の研究」を纏めた。この時の卒論のテーマが終生の主要な研究となった。東京大学大学院に進んで研究を続行、昭和34年に助教授。36年に今回紹介する「鉄筋コンクリート造建物の耐久性向上に関する研究」で工学博士の学位を取得した。

日本建築仕上げ学会の機関誌「FINEX 1996.8 p9」に上村克郎氏が追悼の辞を寄せている。↓

http://ci.nii.ac.jp/els/110002512580.pdf?id=ART0002784754&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1373457985&cp=

ここで岸谷孝一氏の研究の足取り、恩師浜田稔氏の関係で建築防火、都市防災の研究も行うようになったことなどの様子が概観できる。

岸谷孝一氏の博士論文

表紙P7110014
岸谷孝一博士の学位論文の表紙

岸谷孝一
タイトル「鉄筋コンクリート造建物の耐久性向上に関する研究」
授与大学:東京大学
授与年月日:昭和36年1月19日。工学博士

(図をクリックすると拡大します)

内容梗概  

本論文は「鉄筋コンクリート構造物の耐久性向上に関する研究」と題し、4編21章より成っている。

第1編
第1章:鉄筋コンクリート造建物の耐久性はコンクリートの中性化とそれにともなう鉄筋の腐食に起因することを述べ、耐久性向上のための問題点を明らかにする。
第2章:中性化と鉄筋腐食の関係を説明
第3章:従来の研究を文献調査。外国ではこの種の研究がほとんど行われておらず、我が国の研究も現行の各種コンクリートに適用するには体系化されていないことを示した。
第2編は耐久性向上に関する実験的研究であって、本論文の中心をなすものである…。

目的と範囲
本論文の研究目的と範囲

目次

目次1>

>目次2

謝辞

謝辞

本研究は昭和26年以来現在まで東京大学工学部建築材料研究室において浜田稔教授の直接のご指導を受けて行ってきた。

海砂の研究をご指導いただいた明大・狩野春一教授、その他一般事項については建築研究所の白山和久研究員…建設省関東地方建設局・大島久次氏に深く感謝する。
実験については…、東大・大学院生小池迪夫君(現昭和化工)にはご援助を頂き、…

2013/07/15(月) 12:04:17|ARCHIVES|

防水博士の博士論文 その⑨

防水の博士たち⑩
仕入豊和博士の学位論文

仕入 表紙

「防水」の研究者ではないが、コンクリート研究者の立場からコンクリートの水密性を総合的に研究し、まとめた論文である。

仕入豊和博士の学位論文

仕入豊和
タイトル「防水に関連するコンクリートの諸性質とその仕様に関する研究」
授与大学:東京工業大学
授与年月日:昭和37年3月31日。工学博士

序論から、この論文の目的を抜粋する。

(図をクリックすると拡大します)

序論1

コンクリート造の防水、とくに陸屋根の防水は古くから重要な問題とされていたが、確たる対策の見出されないまま今日に至っている。コンクリートの防水を達する方法には大別して
(1) アスファルト防水層による工法
(2) 防水剤入りモルタル、あるいは防水塗料による工法
(3) モルタル、コンクリート自体を防水仕上げとする防水コンクリート工法
とがある。 
このうち防水コンクリート工法は、近年主として経済的理由から、極めて多く用いられるようになった工法である。

各工法には夫々防水性能に特質があるが、いずれも完全な防水効果を期待することは今日のところ難しい。特に防水コンクリート工法の場合、当初その結果は頗るかんばしくなく、成功しているものはむしろ、極めて少ないのが現状であった。…

序論2 

コンクリートの防水性は欠かせない、それを防水材に頼らずコンクリート側から何とかできないか、という当時の風潮が表れている。

本研究を要するに、常用されるコンクリートの防水では、空隙及びキレツを少なくすることが原則であるが、とくに、空隙及びキレツを微細のものに分散させることが肝要であることを示し、これが防水を考慮する場合のコンクリート仕様の基本的適用事項であることを明らかにしたものである。

実験の様子。

写真ダンパー

昭和36年3月、日本建築学会で決められたJASS82「防水コンクリート工事」標準仕様書は主として本研究結果をもととして筆者の立案したものについて審議決定を見たものである。

序論の最後はこうだ。

本研究は直接にはコンクリートの防水を目的にしたものであるが、この成果はまたコンクリート造建物の耐久性の問題にも資するものであろう。すなわち、空隙の多いものまたはキレツのある部分では、コンクリートの中性化が著しく早く、ために鉄筋の錆の発生促し、鉄筋コンクリートの耐久性が著しく乏しくなる。

昭和36年当時、コンクリートの研究者は、水を躯体に入れないようにすることが重要、

鉄筋コンクリートを水密防水にすることは、鉄筋コンクリートの耐久性を大ならしめるための効果があることは自明である

という認識を持っていたわけだ。

内容

謝辞
本研究を着手した昭和27年以来、今日まで終始御指導御援助を賜りました明治大学教授(元東京工業大学教授)工学博士狩野春一先生に厚く御礼申し上げます。 また、東京工業大学教授工学博士原田有ならびに東京工業大学教授工学博士加藤六実両先生多大の御教示をいただきました。…

謝辞

2013/08/06(火) 10:32:39|ARCHIVES|

防水博士の博士論文 その⑩

防水の博士たち⑪
大島久次博士の学位論文

大島・表紙

大島久次博士の学位論文「特殊骨材を用いるコンクリートの使用に関する研究」

大島久治
タイトル「特殊骨材を用いるコンクリートの仕様に関する研究」
授与大学:東京工業大
授与年月日:昭和33年6月21日。工学博士

(図をクリックすると拡大します)

要旨

要旨1

要旨2

要旨3

要旨4

要旨5

要旨6

狩野春一、大島久次博士らが昭和20年台後半から将来の山砂不足を予見して、海砂使用に関する研究を行なった。こここから日本での防錆剤の研究が始まったといわれている。予見という意味では、岸谷孝一博士も、すでにこの時期に、海砂を使用した際の「アルカリ骨材反応」を想定した防錆剤の開発にも携わった。しかし、当時は海砂の使用も少なく、研究が注目されることもなかったが、昭和40年代の高度成長期に入り、海砂の使用が広がるとともに、防錆剤の研究も一気に活発化した。大島博士は直接防水の研究を行ったわけではなかったが、多くの防水のJIS制定に関わってきた。

目次

目次1

目次2

目次3

目次4

目次5

鉄筋コンクリート用天然骨材の払底を確信した著者が、

「細骨材に対しては、従来その使用を顧みられなかった、海砂の利用を計ること、粗骨材に対しては、特に強度を必要とする構造物及び一般的な構造物で、直接土や水に接する低層構造部分に対しては、川砂に代わり砕石の積極的利用を計ること、さらに一般の高層構造部分に対しては、構造物の自重軽減化を計る意味において、天然軽石の積極的利用を計ることを痛感して、これら特殊骨材の適正利用に関する研究を行ってきた」

として一連の研究を纏めたもの。

2013/08/13(火) 12:42:45|ARCHIVES|

大島久次博士追加情報

防水の博士たち 大島久次博士への追加情報

イネ花かまきり
今日はカエルは見当たらず、カマキリがいました。
2013.8.14 06:30撮影「イネの花とカマキリ」(写真は記事とは関係ありません)

※ ※ ※

ルーフネットのシリーズ企画「防水の博士たち」10は大島久次博士を取り上げました。

大島氏の学位論文タイトルは「特殊骨材を用いるコンクリートの仕様に関する研究」で、東京工業大学から、昭和33年6月21日、工学博士の学位を授与されています。防水研究で学位を取ったわけではありませんが、防水のJISやJASSで深くかかわりがありましたので、この防水の博士たちのコーナーで取り上げました。

ゼネコンの立場から、おそらく最も多くの防水関連JIS制定・改定にかかわった元大成建設・鶴田裕氏に大島久次氏のことをお聞きしました。鶴田氏は原案段階だけというものは除いて、自らが34のJISの制定・改定に関与しました。その手持ちの資料を見せていただきました。その資料の中から、大島久次氏が委員長としてかかわった防水のJISを見てみましょう。

JIS原案作成委員の構成表を見ると…、

まずシート防水関係で「昭和44年に制定された JIS A 6009 合成高分子ルーフィング」では委員長に。続いて当時建築研究所に在籍していた今泉勝吉氏、次いで狩野春一氏(当時工学院大学)、波多野一郎氏(当時千葉大学)らの名がみえます。

昭和45年 JIS A6009「基布その他を積層した合成高分子ルーフィング」制定。委員はほぼ同じ。

昭和58年には、6009が13年ぶりに改正。大島委員長のもと、工学院大学教授として今泉勝吉氏が参加、小池迪夫氏が委員として初登場。このJISはのちに6008と合体し6008に取り込まれました。     

アスファルト関係では…

昭和52年 JIS A 6023「あなあきアスファルトルーフィング」の新制定では委員長として作成に当たり、この時委員には波多野一郎(当時千葉大学)、小池迪夫(東京工業大学)氏らの名がみえます。

同年のJIS A 6022「ストレッチルーフィング」も同じです。

2013/08/15(木) 08:00:00|ARCHIVES|

防水博士の博士論文 その⑪

防水の博士たち⑫
今泉勝吉博士の学位論文

今泉-背表紙DSC04775

今泉氏は、昭和28年から53年までの建設省(当時)建築研究所在籍中、同53年から平成6年までの工学院大学教授就任中、その後最近に至るまで、接着剤・塗料を始めとする建築物有機系材料・工法、木構造材料・工法、ならびに建築物の耐久性に関する研究を主導し、多くの業績を挙げた。

たとえば広島原爆ドームの保存エ事の指導
補修、改修工事における接着剤の利用広島原爆ドームを保存するため、エポキシ樹脂を利用した保存工事を指導した。我が国でエポキシ樹脂が補修・保存工事に大規模に利用されたのは広島原爆ドームの保存工事が初めてである。その後も、樹脂・接着剤を利用した建築物の補修・改修エ事の標準化や有機系接着剤を利用したタイル張りエ法の開発等に指導的役割を果たした。

そして前回20年前の伊勢神宮の式年遷宮における耐久性調査・技術指導。
20年前防水やシーリング工事、エポキシ注入などによる外壁改修工事の分野で「遷宮」は別世界の話だったが、今泉氏は多くの防水団体での講演や専門誌への執筆を通じて、業界で後回しにされ続けていた「技能と技術の伝承」の重要性を遷宮における技術の伝承と関連つけて、わかりやすく解説していた。

今泉勝吉博士の学位論文「建築内装工事における接着工法に関する研究」

タイトル「建築内装工事における接着工法に関する研究」
授与大学:東京大学
授与年月日:昭和42年1月19日。工学博士

目次

(図をクリックすると拡大します)

今泉-目次1 DSC04776
目次1

今泉-目次2DSC04777
目次2

今泉-目次3 DSC04778
目次3

今泉-目次4DSC04779
目次4

今泉-目次5 DSC04780
目次5

今泉-目次6 DSC04781
目次6

序論より「研究の目的と範囲」

今泉-序論1 DSC04782
序論1

今泉-序論2 DSC04783
序論2

今泉-序論3 DSC04784
序論3

今泉-序論4 DSC04785
序論4

謝辞

今泉-謝辞1DSC04786
謝辞1

今泉-謝辞 2
謝辞2

「本研究の実施に当たって、終始、ご指導とご鞭撻を賜った東京大学・西忠雄教授に厚く感謝の意を表する次第である。」…

また建研関係では、所長のほか、同研究室・白山和久室長、上村克郎主任研究員、はか、宮内庁総理府楡木尭技官らに謝辞を述べている。

2013/08/20(火) 00:56:50|ARCHIVES|

防水博士の博士論文 その⑫

防水の博士たち⑬
上村克郎氏の学位論文
「防水の博士たち」はもう13回目だ。シリーズ最初にことわったように、このコーナーでは防水がテーマではない学位論文でも、防水に深くかかわった方、また本人の意識とはかかわりなく防水業界に対して影響力を持った方々の学位論文も調べてみた。
当初掲載予定の昭和30年代の学位論文の中で、まだ取り上げていないのが、次の3件。偶然だが、いずれも軽量コンクリートに関するものである。

白山和久
タイトル「軽量コンクリートの強度及び調合方法に関する研究」
授与大学:東京大学
授与年月日:昭和33年7月12日。工学博士

上村克郎
タイトル「軽量コンクリート構造に関する基礎的研究」
授与大学:東京大学
授与年月日:昭和36年5月18日。工学博士

西忠雄
タイトル「北海道産軽石骨材による軽量コンクリートの研究」
授与大学:北海道大学
授与年月日:昭和37年2月2日。工学博士

上村克郎氏の学位論文「軽量コンクリート構造に関する基礎的研究」

上村論文表紙P9010010

今回は上村克郎氏の学位論文「軽量コンクリート構造に関する基礎的研究」を紹介する。
昭和36年5月18日東京大学より工学博士号を授与されている。

タイトル「軽量コンクリート構造に関する基礎的研究」
授与大学:東京大学
授与年月日:昭和36年5月18日。工学博士

論文概要

(図をクリックすると拡大します)

論文概要1 P9020018

論文概要2 P9020022

論文概要3 P9020024(1)

謝辞
「本研究は昭和28年より、恩師、浜田教授の御指導により行ってきたものであり、終始変わらぬ御厚情に深く感謝する次第です。昭和31年までの浜田研究室在籍中においては実験及び計算に御援助くださった田中助教授(現在 大成建設)、岸谷助教授、池田助手、梅沢勝也氏(現在損害保険料率算定会)、伊東寿夫氏(現在勝村建設)、中西稀一郎氏(現在ムラカシスレート)、故川名康氏、末広善弘氏(現在日本住宅公団)、斉藤百合子嬢、および卒業論文のテーマとして協力した平島治氏(大成建設)、山内彬正氏(大成建設)の方々に、またその後建設省建築研究所に移ってからの実験および、計算には種々御助力いただいた森第2部長および白山研究員、永田研究員、五十嵐繁雄氏および日本大学、芝浦工業大学建築学科卒論の学生の方々にも合わせて厚く感謝いたします。…」

謝辞

謝辞  3P9020020

2013/09/05(木) 00:56:50|ARCHIVES|

防水博士の博士論文 その⑬

防水の博士たち⑭
西忠雄博士の学位論文

西忠雄博士も、前回の上村克郎博士と同様に防水の研究者ではありませんが、防水関係者であれば、知っておいた方が良い先生という意味で取り上げます。

西 表紙PA090432

西忠雄(にし ただお)
タイトル:「北海道産軽石骨材による軽量コンクリートの研究」
授与大学:北海道大学
授与年月日:昭和37年2月2日。工学博士

論文が書かれたのは昭和36年。国を挙げての建設ラッシュで、コンクリート用の川砂はすでに払底していた。砕石や海砂の使用が始まっていた。この時期、軽量骨材の利用も進んではいたものの、軽石骨材はその脆弱性が危惧されていた。西博士は、北海道で広範囲に産出する軽石を骨材に使用した場合、どの程度のまで利用できるのか、その限界を研究した。

西忠雄博士の学位論文「北海道産軽石骨材による軽量コンクリートの研究」

西 扉P9240005

目次

(図をクリックすると拡大します)

目次①PA090445

目次②PA090447

目次③PA090449

目次④PA090450

序論

序論PA090436

地図

西地図PA090440

結語

西結語PA090442

2013/10/12(土) 14:55:20|ARCHIVES|

防水博士の博士論文 その⑭

防水の博士たち⑮
石原沙織博士の学位論文

論文背表紙

シリーズ「防水の博士たち」はルーフネットトップページの最下段より、特集ページ>防水の博士たち、と進むとご覧いただけます。http://www.roof-net.jp/index.php?%E9%98%B2%E6%B0%B4%E3%81%AE%E5%8D%9A%E5%A3%AB%E3%81%9F%E3%81%A1

第1回目は波多野一郎先生の博士論文。2回目は小池迪夫先生、第3回目はアスファルトではありませんでしたが、東工大の防水研究の系譜という意味から、田中享ニ先生でした。4回目は最大手防水メーカーの2代目社長田島栄一氏の論文でした。この3論文がアスファルト防水に関する初期の博士論文です。

初期の防水研究をリードした博士たちの論文を、一通り紹介したところで、今回は最も若い防水博士の学位論文です。

千葉工業大学助教 石原 沙織 博士(工学)の学位論文。

石原 沙織
タイトル: 根系の肥大生長を対象とした 屋上緑化に用いられる各種部材の耐根性評価手法の検討

石原沙織先生
他の人は顔写真ないよ

石原 沙織 博士(工学)
Saori Ishihara, Assistant Professor, Dr. Eng.
<研究経歴>
2002年 東京工業大学総合理工学研究科環境理工学創造専攻 修士課程入学
2004年 東京工業大学総合理工学研究科環境理工学創造専攻 修士課程修了

修士論文テーマ : 緑化屋根の雨水排水遅延効果

2008年 東京工業大学総合理工学研究科環境理工学創造専攻 博士課程入学
2011年 東京工業大学総合理工学研究科環境理工学創造専攻 博士課程修了
学位 博士(工学) 取得

博士論文テーマ : 屋上緑化に用いられる各種部材の耐根性評価手法の検討
2011年 東京工業大学応用セラミックス研究所建築物理研究センター 研究員
2012年 千葉工業大学工学部建築都市環境学科 助教

<所属学会> 
日本建築学会、日本建築仕上学会、日本緑化工学会、日本コンクリート工学会

<委員会>
平成25年4月~ 日本建築学会関東支部材料施工専門研究委員会 委員
平成25年4月~ 日本建築学会関東支部材料施工専門研究委員会 材料教育WG 委員
平成25年4月~ 日本建築学会材料施工委員会 動暴露によるシーリング材の耐久性能評価WG委員
平成25年4月~ 日本建築学会材料施工委員会 防水層の通気工法における脱気WG 委員
平成25年5月~ 日本建築仕上学会 評議員
平成25年7月~ 日本建築学会建築教育基本構想小委員会 材料・施工教育基本構想WG 委員
平成25年9月~ 日本建築仕上学会「FINEX」編集委員会 委員

タイトル:根系の肥大生長を対象とした 屋上緑化に用いられる各種部材の耐根性評価手法の検討

学位の種類:工学博士
授与大学:東京工業大学
授与年月日:平成22年度

表紙

本論文は「根系の肥大成長を対象とした屋上緑化に用いられる各種部材の耐根性評価手法の検討」と題し、木本類植物と草本類植物の地下茎を対象とした模擬根及び模擬地下茎を作製し、模擬根及び模擬地下茎を用いた屋上緑化に用いられる各種部材の耐根性評価手法について検討を行うことを目的とした研究であり、全6章からなっている。
研究の背景・目的は次の通り(第1章序論より)

研究の背景

背景1

背景2

近年では、屋上緑化、壁面緑化、人工地盤上の緑化など、建造物に接して植物を利用する事例が数多く見られるようになってきた。しかし、植栽域周辺に用いられる部材は、植物からの損傷を受けないものである必要がある。特に植物の根はこれら部材に対して外力として作用し、例えば、縁石や歩道ブロックの損傷、あるいは石組壁の損傷、あるいは、耐根シートジョイント部への根の侵入などを生じさせる。これらの不具合を回避するためには、植栽域周辺に用いられる部材の根に対する抵抗性、すなわち耐根性を、あらかじめ調べる必要がある。
その方法として、実際の植物を用いて耐根性を評価する方法がある。特に屋上緑化用メンブレン防水工法については、JASS8T401 に「屋上緑化用メンブレン防水工法の耐根性試験方法 (案)」として規定されているがあるが、試験が大掛かりになるため、簡便、確実に耐根性を評価できる方法が望まれていた。
  

研究の目的

画像の説明

部材の耐根性を、短期間に簡便に確実に評価する方法として、本研究では根の挙動を機械的な力に置換した耐根性評価試験方法を提案することを目的としている。
まず実際の根の挙動、すなわち肥大生長に伴い発生する力 (以後、肥大力)及び根の直径の拡大量を調べる必要がある。それらを測定する装置を作製し、木本植物として、街路樹や緑地、屋上緑化でも用いられるサクラ類の―種ソメイヨシノ、草本植物として、和風の屋上緑化などでしばしば用いられるクマザサを用いて、それぞれの根の挙動を把握する。次にそれらの挙動を墓に根の肥大生長を再現する模擬根及び模擬地下茎を作製し、それらを用いた耐根性評価試験方法の検討を行う。模擬根の耐根性評価試験への適用例として、屋上緑化歩行面及び屋上緑化で用いられる見切り材を例に、模擬地下茎の耐根性評価試験への適用例として、シート防水ジョイント部を例に、それぞれ試験を行い、模擬根を用いた耐根性評価試験の有用性について検討する。
なお、実際に耐根性評価を行ぅには、評価基準を定める必要があるが、そのためには更に多くの植物の根の肥大力を測定する必要があると考えられる。そのため、本研究では、
耐根性評価方法の提案までを研究の範囲とし、評価基準の設定は範囲外としている。

目次

目次1

目次2

目次3

謝 辞

謝辞

本論文は、筆者が東京工業大学大学院総合理工学研究科環境理工学創造専攻博士課程の学生として、田中研究室に在籍した3年間をかけて行った研究をまとめたものです。

本研究を進めるにあたり、終始懇切なる御指導、御助言を賜りました恩師、田中享二先生 (東京工業大学教授)に心から深く感謝申し上げます。修士1年次から今日に至るまで、研究者・教育者としての基本姿勢など多くのことを教えて下さいました。心より深く御礼申し上げます。 また、本論文の審査をして頂きました林静雄先生 (東京工業大学教授)、梅干野晃先生 (東京工業大学教授)、三上貴正先生 (東京工業大学准教授)、横山裕先生 (東京工業大学准教授)に深く感謝申し上げます。

その他、宮内博之先生 (韓国・忠南大学校助教授 元東京工業大学助教)、河島公夫氏(東京エ業大学応用セラミックス研究所研究支援員)、石井元氏 (元東京工業大学応用セラミックス研究所実験工場)、小屋畑洋平氏 (東京工業大学精密工作技術センター)、 清水―郎氏 ((財)建材試験センター)、幹事 橘大介氏 (清水建設技術研究所)らに謝辞を述べている。

2013/12/09(月) 09:22:42|ARCHIVES|

防水博士の博士論文 その⑮

防水の博士たち⑯
加藤正守博士の学位論文

加藤博士表紙P5010154

波多野一郎博士の学位論文から始まったシリーズ「防水の博士たち」はルーフネットトップページの最下段より、特集ページ>防水の博士たち、と進むとご覧いただけます。http://www.roof-net.jp/index.php?%E9%98%B2%E6%B0%B4%E3%81%AE%E5%8D%9A%E5%A3%AB%E3%81%9F%E3%81%A1
初期のメンブレン防水研究をリードした博士たちの論文を、一通り紹介したところで、前回、最も若い防水博士千葉工業大学助教 石原 沙織 博士(工学)の学位論文の学位論文を紹介しました(2013.12.9)。このあたりで、シーリング防水の分野に目を向けてみます。
シーリング防水初の防水博士は 加藤正守博士です。

我が国のシーリング材の歴史は1952(昭和27年)年、エービーシー商会によって米国から油性コーキング材「バルカテックス」が輸入されたのが始まりです。1954年には大型物件(東急文化会館、神奈川県立図書館音楽堂など)での使用が始まりました。現在の弾性シーリング材が登場するのは1967年(昭和42年)の霞が関ビルに用いられた2成分形ポリサルファイドと1成分形シリコーンまで待たねばなりません。
超高層ビル時代のさきがけである京王プラザホテルの竣工は昭和46年。加藤氏の論文が書かれたのはこんな時代です。

加藤正守博士の学位論文「建築用シーリング材の性能と設計指針に関する研究」

タイトル:建築用シーリング材の性能と設計指針に関する研究
学位の種類:工学博士
授与大学名:東京大学
授与年月日:昭和48年3月22日

(図をクリックすると拡大します)

序論p1

序論1

論文の序論はこう始まっています。
「建築生産の工業化に伴い、カーテンウォール工法やプレハブ工法は益々発展し、これら工法に使用されるシーリング材の重要性は増大し、その需要は、昭和46年度実績で15000トン(油性、弾性シーリング材)以上に達し、今後も急激なる成長が見込まれている。」

その言葉通り、シーリング材の需要は急増し、最新の統計では2013年度の建築用シーリング材の生産量は各基材の合計で8万7千キロリットルに達しています。これはトン数換算で約11万3千トンとなります。昭和46年の数字に関して日本シーリング材工業会の広報委員長に確認したところ、当時は建築用以外の、土木、鉄道、航空機、管工事、なども含んでおり、建築用に限れば昭和46年の数字は7,500キロリットル、トン換算で約9,800トンとなるそうです。

序論p2

序論2

「本研究の目的は、建築用シーリング材の実用的性能及び耐久性等について明らかにし、またこれらの性能を的確に評価するための試験方法を提案し、性能判定基準の基礎資料を確立するためのものであり、またジョイントムーブメントの実態を明らかにし、シーラント設計のための指針を確立することにある。建築用シーリング材の実用的性能及び耐久性等が明確になり、その設計指針が確立されるならば、適切な工事とあいまって、事故は激減し、シーリング工事の発展に寄与するとともにシーリング材の開発及び改良の方向を示唆するものと考える。」

目次

目次①の前

目次①

目次2

目次3

目次4

総括

総括1大

総括2大

謝辞

「本研究に当たりご指導を賜った千葉大学教授波多野一郎博士、昭和39年度文部省内地留学研究員として直接ご指導を賜るとともに論文の取纏めにご指示を頂いた東京大学教授西忠雄博士の両先生に深く感謝の意を表します。」

2014/05/07(水) 20:47:50|ARCHIVES|

防水博士の博士論文 その⑯

防水の博士たち⑰
小野正博士の学位論文

画像の説明

シリーズ「防水の博士たち」はルーフネットトップページの最下段より、特集ページ>防水の博士たち、と進むとご覧いただけます。http://www.roof-net.jp/index.php?%E9%98%B2%E6%B0%B4%E3%81%AE%E5%8D%9A%E5%A3%AB%E3%81%9F%E3%81%A1

初期のメンブレン防水研究をリードした博士たちの論文を、一通り紹介したあと、前回からシーリング防水の分野に目を向けています。今回は建築用シーリング材の寿命予測に関する小野正博士の学位論文です。

小野正博士の学位論文「建築用シーリング材の寿命予測に関する研究」

タイトル:建築用シーリング材の寿命予測に関する研究
学位の種類:工学博士
授与大学名:工学院大学
授与年月日:平成12年12月18日

(図をクリックすると拡大します)

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要旨2CCF20140509_00004

要旨3CCF20140509_00005

要旨4 CCF20140509_00006

自然環境の刻々と変化する中に立つ建物に用いられるシーリング材を対象とし、これまで困難とされていた変動するムーブメント、応力振幅及び温度の作用に伴う疲労と熱劣化を定量的に評価し、これをもとに寿命を予測する方法を提案かつその妥当性を実証した。

シーリング材の寿命予測フローP118119CCF20140509_00007
シーリング材の寿命予測フロー

SSG構法における構造接着部の疲労寿命の検討フローP118119CCF20140509_00007
SSG構法における構造接着部の疲労寿命の検討フロー

ガスケットの熱劣化寿命の予測フロー
ガスケットの熱劣化寿命の予測フロー

(図をクリックすると拡大します)

まとめCCF20140509_00007 (3)

研究の成果は、今後重要性が増す長寿命建築物、サスティナブルビル及びスケルトン・インフィル建築物などを効果的に実現するための鍵となる技術として活用されることが期待されている。また、より大きい視野に立てば今後の非構造分野の耐用性・耐久性の設計・評価などの発展・進歩につながることが期待される。

謝辞

謝辞CCF20140509_00007 (3)

工学院大学難波連太郎名誉教授、吉田倬郎教授、嵩英雄教授、ほか清水建設技術研究所所長初めスタッフ、協力者への謝辞。

2014/05/14(水) 10:52:23|ARCHIVES|

防水博士の博士論文 その⑰

防水の博士たち⑱
松本洋一博士の学位論文

matsumotoronnbunn 表紙

シリーズ「防水の博士たち」はルーフネットトップページの最下段より、特集ページ>防水の博士たち、と進むとご覧いただけます。http://www.roof-net.jp/index.php?%E9%98%B2%E6%B0%B4%E3%81%AE%E5%8D%9A%E5%A3%AB%E3%81%9F%E3%81%A1

メンブレン防水研究をリードした博士たちの論文を、一通り紹介したあと、前々回からシーリング防水の分野に目を向けています。順番が前後しましたが今回は建築用シーリング材の損傷防止に関する松本洋一博士の学位論文です。

松本洋一博士の学位論文「建築用シーリング材の損傷防止に関する研究」

タイトル:建築用シーリング材の損傷防止に関する研究
学位の種類:工学博士
授与大学名:早稲田大学
授与年月日:1986年(昭和61年)3月8日

(図をクリックすると拡大します)

序論

序論①

序論2

しかしながら、これらのシーリング材は外壁接合部の目地において次節で述べる如くの幾多の欠陥を生じ、降雨に伴う浸水をはじめ、建物各部に損傷などを招き、大きな問題を起している。建物の保全管理の分野では、このような部材接合部などに起きる防水上の欠陥が重要な課題となっている。本研究は、シーリング材をめぐるこれらの欠陥に注目し、その原因を材料研究によって究明するとともに、接合部からの漏水を防止するための基礎技術を確立しようとするものである。

序論3

序論4

序論5

序論6

本研究の目的は、シーリング材に生じている欠陥のうち、シーリング材そのものに亀裂やひび割れを呈する凝集破壊(本稿では、損傷と定義する)を取り上げ、その防止を図るための基礎的技術を確立することである。

研究の方法としては、主に材料試験によってシーリング材の性質を究め、損傷に影響を及ぼす要因を明らかにし、損傷防止に必要な事項を明らかにしようというものである。

序論7

目次

目次1

目次2

目次3

目次4

謝辞

謝辞

恩師である早稲田大学田村恭教授の他に神山幸弘教授、加藤忠蔵教授の指導助言に。また清水建設技術研究所の烏田専右氏、太田利彦氏、丸一俊雄氏、さらに小野正氏、福原美代子氏に対して謝辞を述べている。

2014/05/20(火) 00:32:03|ARCHIVES|

防水博士の博士論文 その⑱

防水の博士たち⑲
榎本教良一博士の学位論文

榎本表紙

シリーズ「防水の博士たち」はルーフネットトップページの最下段より、特集ページ>防水の博士たち、と進むとご覧いただけます。http://www.roof-net.jp/index.php?%E9%98%B2%E6%B0%B4%E3%81%AE%E5%8D%9A%E5%A3%AB%E3%81%9F%E3%81%A1

メンブレン防水研究をリードした博士たちの論文を、一通り紹介したあと、シーリング防水の分野に目を向けています。今回は建築用シーリング材の耐候劣化に伴うひび割れ評価に関する榎本教良博士の学位論文です。

榎本教良博士の学位論文「建築用シーリング材の耐候劣化に伴う表面ひび割れの評価に関する研究」

タイトル:建築用シーリング材の耐候劣化に伴う表面ひび割れの評価に関する研究
学位の種類:工学博士
授与大学名:東京工業大学
授与年月日:2009年8月 

(図をクリックすると拡大します)

論文要旨

論文要旨1

論文要旨2

目次

目次①

目次2

目次3

研究の背景

序論①研究の背景1

序論2

序論3

本研究では、建築用シーリング材の耐候劣化に伴う表面ひび割れに関し、新たな試験体及びひび割れ状態を判定する尺度を提案した。

榎本結論1

榎本結論2

榎本結論3

謝辞

謝辞1

謝辞2

本論文は、筆者が2000年から行われた日本建築学会の「防水材料耐候性試験方法小委員会」に参加し、活動の一環として行われた建築用シーリング材の耐候性評価の成果を中心にまとめたものです。当小委員会主査として新たな評価方法を承認いだき、かつその後の東京工業大学社会人博士課程において、終始御指導・ご鞭撻により研究成果を形あるものに導いていただいた東京工業大学田中享ニ教授に感謝申し上げます。

2014/05/28(水) 02:15:46|ARCHIVES|

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