2012年8月2日 号(№107)
2012年8月2日 号(№107)
2012年 葉月はづき 平成24年、昭和87年、大正101年、明治145年
東京駅は日本最大の免震工事
1万本の松杭(くい)の代わりに、地下2階と免震構造
東京駅は1万本の松杭の上にに東京駅が載っていた。営業を続けながらこの松杭を撤去し、駅舎の真下に新たに地下2階を作り、その構造体と地上の駅舎との間に、352台のアイソレーターと158台のダンパーによる免震システムを設置するという、「スーパー居ながら工事」が今回の東京駅の工事だ。>>続きを読む
破壊された国会議事堂の屋根防水を見る!
東京にミサイル!?
東京タワーが曲がり、国会議事堂は大きく傾き、7つのかたまりに壊れている。議事堂の屋上防水の上の押さえコンクリートもひび割れ、剥がれている。そんな様子を間近に見ることができる。>>つづきを読む
7月20日(金曜)までビッグサイトでR&R建築再生展
第17回リフォーム&リニューアルR&R建築再生展2012
同展示会は、1989年(平成元年)に、我が国初の建築リフォーム博として開催され、本年平成24年7月にリフォーム・リニューアル建築再生展2012と銘打って第17回を迎えた。>>つづきを読む
絵日記
新着ニュース
2012/07/31 世界遺産上賀茂神社
2012/07/30 やってきましたこの季節
2012/07/29 7月29日 上七軒盆踊り。
2012/07/27 本日 土用の丑(うし)です
2012/07/26 都美館 長期改修後初の自主企画展は「生きるための家」コンペ
2012/07/25 賃貸住宅の悩みと欲望。全てすべて引き受けるフェア。
2012/07/25 二千年前の種から育った大賀ハス
2012/07/24 石油と防水の起源にかかわるオペレッタ
2012/07/22 重文になったRC道路橋
2012/07/21 東京駅は日本最大の免震工事
2012/07/20 破壊された国会議事堂の屋根防水を見る!
2012/07/18 7月20日(金曜)までビッグサイトでR&R建築再生展
2012/07/17 目を突き刺すむべの木漏れ日。
2012/07/17 「道路橋の維持管理・防水に大きな役割と期待」
2012/07/13 回転展望台付き給水塔
2012/07/12 近江神宮燃水祭でルーフネットの「防水の歴史ミニ展示」
2012/07/11 正倉院百年ぶりの大改修屋根の葺き替えを見る
2012/07/11 訃報:岩城輝久雄さん
2012/07/11 2012「燃水祭」PHOTO
2012/07/10 防水をライフワークとするテツキチが見た東京駅
2012/07/08 JWMA 第2期 通常総会
2012/07/07 「燃える土」と「燃える水」が初めて揃った燃水祭(芝野談)
2012/07/06 2012「燃水祭」斉行 深緑の中 厳かに 晴れやかに
2012/07/04 近江神宮燃水祭でルーフネットギャラリー
2012/06/30 第11回JWMA 文献勉強会/若手勉強会・成果発表会
2012/06/30 新潟県 黒川燃水祭H24年7月2日 月曜開催
2012/06/27 四谷で熱くなる!
2012/06/25 「防水しなければ道路床版の寿命は1/100」
2012/06/22 社団法人 全国防水工事業協会 専務理事に蒲生政幸さん
2012/06/21 茅葺き絵日記
2012/06/20 プロジェクトアシアス第8回研修セミナー
2012/06/19 防水用アスファルト不足解消へ
2012/06/19 「燃水祭」の御案内が届きました
石油と防水の起源にかかわるオペレッタ
喜歌劇「燃える水」はこんなオペレッタだった。
会期幕切れ直前に、気になっていた民音音楽博物館「浅草オペラの時代展」に滑り込んだ。
やはりありました。防水と石油の起源に係わる、オペレッタ「燃える水」に関する資料です。
とはいっても展示の中に「田谷力三・燃える水」があったわけではなく。博物館N副部長から教えていただいた本にありました。その本がこれ。
清島利典著「恋はやさしい野辺の花よ~田谷力三と浅草オペラ~」(大月書店)だ。
左に見えるのは、オペラの歴史に詳しい音楽評論家、増井敬二氏の著作「日本オペラ史~1952」(2003年12月25日水曜社刊)。その112ページにこう書かれていた。
田谷自身の談話によると、この4月(1917年)にテストを受けて入座したという。彼の声を聞いたローシーが「オー・ブラボー・ニッポン・イチバン・テノール・グッドボーイ」と叫び抱きかかえた話は有名だが、主役テノールの不在に苦しんでいたローシーの嬉しさは想像がつく。田谷の初舞台は、5月5日に国技館で行われた日本石油KK創立30周年式典の余興で、ローシー一座の音楽劇「燃える水」(竹内平吉作曲)だった。
増井敬二さんの「日本オペラ史」を見つけた2011年9月25日時点で、「ルーフネット」におけるオペレッタ「燃える水」に関する情報は以下の通りだった。
喜歌劇(オペレッタ)「燃える水」
原作:日本書紀
脚本:江見水蔭
作曲:竹内平吉
演出:G.V.ローシー
演奏:ローシー一座
出演:田谷力三ほか(田谷力三19歳のデビュー作)
清島利典(きよしま としすけ)さんは「日本映画監督協会の会員名簿」によると。
44・11・29生
出身地:神奈川県
66文化学院文科卒。松本酉三らと共に記録映画プロダクションを設立。亀井文夫監督に師事しながら「日本古代史シリーズ」の映画を撮る。解散後は演劇のプロデューサー、オペレッタの台本、演出等も手がける。(記)98「闘かふ映画人の記録」01「ISAKU」。「日本ミュージカル事始め」「恋はやさしい野辺の花よ」等の著書。
清島さんは田谷に直接取材して「恋はやさしい野辺の花よ」を書いた。
これによると
1.田谷はローシーのローヤル館に入団五日目に創作オペラ「燃える水」に出演することになった。
2・これは両国の国技館で催された日本石油創立三十周年記念祝賀会のために創られたものだった。
3.指揮は竹内平吉、ソリストはソプラノ原信子、バリトン清水金太郎、メゾソプラノ清水静子、アルト井上起久子。
4.オペラといってもコンサート形式だった。
5.田谷はデビュー作である台詞を忘れ、「燃える水」で語り草になる失敗をした。
そして2007年6月15日の日経新聞に実に興味深い記事を書かれていた。
この清島利典さんにお会いして、直接お話を聞けることになりました。お楽しみに。
2012/07/24(火)08:00:00|「日本書紀と瀝青」2012|
「BOUSUIデジタルアーカイブ」防水歴史図書館
我が国の防水の歴史を考察する上でどうしても欠かすことのできない文献が何冊かあります。
防水歴史図書館(BOUSUIデジタルアーカイブ)では、そんな文献を1冊ずつ選び、本が書かれた当時の様子、おもな内容、その本のどこが「すごい」のか、現在生きる人たちにとって、どんな価値があるのか、それぞれの資料を担当するキュレーターが、時には執筆関係者への取材を交えて、分かりやすく解説します。
- 主な収録項目
特集ページ
- 資料第壱号「アスファルト及びその應用」
- 燃土燃水献上図を探ねて
- 「聖書と防水」3部作
- 「日本書紀と瀝青」
- 日本初のRC橋と琵琶湖疏水
- 『選択』に連載中の紺野大介 清華大招聘教授とルーフネット
- 「お初」の上七軒だより
- 日本橋改修工事
- 武生余話
- 今でも「燃える土」は見ることができる
- 「日本最初のアスファルト舗装の話」
本サイトの内容の無断転載、および無断利用を禁じます。