「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

2016年4月30日 号(№292)

2016年4月30日 号(№292) kagenn

2016年 卯月うづき 平成28年、昭和91年、大正105年、明治149年

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熊本地震の被災地の、ドローン動画を公開

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平成28年熊本地震に関する情報
国土交通省は4月19日、平成28年熊本地震に関する情報として、ドローンで撮影した、 被災地の動画を公開した。
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建築学会創立130周年記念特集号の中の「防水とシーリング」

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130年を代表する出来事AIJの視点
AIJ日本建築学会の機関誌「建築雑誌」4月号は創立130周年記念特集号~学会の過去と未来~。>>つづきを読む

絵日記

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中銀カプセルタワー

いよいよカプセル改修開始か!?

いよいよカプセル改修開始か!?
これは「ルーフネット 編集長の日記」2016年4月1日の写真だ。

実は、その手前を走る首都高のゲートの修繕工事だったのだが、望遠レンズの圧縮効果で、一部を切り取ると、カプセルタワーに足場をかけたように見えたのだった。

首都高ゲートの工事でした

以下は「ルーフネット№270」2015年11月19日配信の記事です。

漏水が止まれば世界遺産に?

世界遺産になれるかもしれない、中銀カプセルマンション、
保存団体が書籍出版
世界が注目するメタボ建築保存の決め手は漏水対策

「中銀カプセルタワービル」:戦後復興から高度経済成長期へ移行した1960年代、日本で発祥した建築運動「メタボリズム」が世界へと広まった。運動の発端は、1960年の〈世界デザイン会議〉で丹下健三が提唱したメタボリズム思想。「メタボリズム」という言葉は生物学用語で 「新陳代謝」を意味している。“生き物が環境にすばやく適応しながら次々と姿を変え増殖していくのと同様に、建築や都市も有機的にデザインされるべきである”というものだった。

中銀カプセルマンションこと「中銀カプセルタワービル」。昭和47年(1972年)竣工。黒川紀章の初期の代表作で、当時世界的に話題になった「メタボリズム建築運動」の世界初の実用建築。    
規模・構造:SRC造、一部S造、地上11階~13階地下1階
建築面積:429.51㎡ 
延床面積:3091.23㎡ 竣工:1972年(昭和47年)

1の目サイコロがたくさん積み重なっている。西洋人にはドラム式の洗濯機に見えるそうだ。「幹」に取り付けられた床面積10平方メートルの立方体ユニットを交換することで、建物としては新陳代謝を繰り返すことができる。残念ながら、2007年に管理組合の議決で解体が決定したのだが、実行されないまま時効になり、「保存か建て替えか」振り出しに戻った格好だった。しかし今回の保存・再生プロジェクトの成功により、世界初の実用メタボリズム建築が、メタボであることを実証できる可能性が出てきた。

この建物は、ユニット間の隙間が狭く、作業スペースが取れない、ユニット貫通部の複雑配管などにより、防水的にはアンタッチャブルな建物として有名だった。ルーフネットでは、「営業的には誰も手を出したがらない物件ではあるが、今回の保存運動に刺激を受けて、『世界初の試みに手を貸してやろう』と、防水アンタッチャブルに挑戦する猛者の出現に期待する」とアピールしていた。

中銀グッズDSC08066

1万円コース支援者へのリターンは「缶バッジ・ポストカードの特製グッズ、本、書籍への名前の記載」缶バッジは書籍の中で使用された撮り下ろしの写真を使用し、このためだけに製作された。それぞれ全6種類。

クラウドファンディングで集めた費用でこのほど発行された本から、漏水に関する部分を集めた。漏水を承知で入居する人、ミニマル生活を楽しむ人、各種トラブル込みで建物を愛するという価値観が生まれている。

  1. 2005年に購入した50代カップル:43年経っているこのカプセルが好き。カプセルを外して雨漏りを直して、また取り付けて欲しい。みんなに祝福されながら保存再生されるといいな。
  2. 50代、設計者:カプセルにいて、ポタッとくる雨音に敏感になった。雨漏りがユニットバスの中で始まり、外に水が回り、天井や壁にシミができる。ある朝プリンターに雨漏りしていた。
  3. 40代、脳科学者、女性:古い建物にトラブルはつきもの。カプセルを交換したいときに頼めるシステムを作りたいですね。それが本当のメタボリズムですし。
  4. 30代、会社員:雨の日はゴミ箱をセットして水を受ける。雨漏りも気にしない。覚悟の上で入ったので大丈夫。お湯が出ない、雨漏りする、は普通ではありえない。僕らはいいけど、補修しても直らないカプセルを、最初のコンセプト通り取り替えて欲しいです。自分のところだけを保全するのではなく、全部がよい状態になったらいいなと思う。
  5. 扱い不動産会社社長:カプセルを紹介するときは、雨漏り、お湯・セントラルヒーティングが止まっている、などを話します。雨漏りが解消されれば物件価値は上がります。入居者はシートをかけたり、パテで埋めたり、漏った雨を浴室に流すなどして住んでいる。
  6. インタビュー:住人はリノベーションを楽しんでいるが、雨漏りは微妙。雨漏りを直すのは高度な技術を要する。
  7. 不動産会社:集合住宅が100年持つわけはないが、住人の活躍ぶりを見て「ここまで来たら持てるところまで、持たせた方がいいんじゃないかと思います」
  8. Q&A:天井や換気口から漏水しています。当保存・再生プロジェクトでは、早急に大規模改修を実施するよう管理組合に働きかけている。

2015/11/19(木) 00:00:01|歴史的建物を守る|

2016/04/14(木) 20:00:01|歴史的建物を守る|


「BOUSUIデジタルアーカイブ」防水歴史図書館

我が国の防水の歴史を考察する上でどうしても欠かすことのできない文献が何冊かあります。
防水歴史図書館(BOUSUIデジタルアーカイブ)では、そんな文献を1冊ずつ選び、本が書かれた当時の様子、おもな内容、その本のどこが「すごい」のか、現在生きる人たちにとって、どんな価値があるのか、それぞれの資料を担当するキュレーターが、時には執筆関係者への取材を交えて、分かりやすく解説します。

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