「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

2014年11月15日 号(№220)

2014年11月15日 号(№220) kagenn

2013年 霜月しもつき 平成25年、昭和88年、大正102年、明治146年

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建築物リフォーム・リニューアル調査報告(平成25年度下半期受注分)

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受注高は5兆1,954 億円。(前年同期比 9.8%増)
国土交通省は、リフォーム・リニューアルの市場規模の把握と、建築物ストックの有効活用を促進するための基礎資料として、平成20年度上半期受注分から、建築物リフォーム・リニューアル調査を実施している。>>つづきを読む

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50年前のFRP製初代ユニットバス発見

国産ポリサルシーリング材の本格採用はホテルニューオータニ

8月29日朝日新聞夕刊PA300039

8月28日付けの朝日新聞夕刊のトップに、「50年前の東京オリンピックに合わせて開発されたFRP製ユニットバスがホテルニューオータニで発見された」という記事が、3段抜きで大きく報じられていました。

東京都千代田区のホテルニューオータニは、1964年10月のオリンピック開催に合わせて17階建て1058室のホテルを1年5カ月という短期間で建設されました。躯体・外装はもちろんですが、一流ホテルとしての内装は最重要課題。当時は客室の浴槽を1部屋分作るのに1月以上かかっていました。もちろん通常は、厳重な浴室防水が施されます。どう考えても開幕までの設置は不可能です。 

そこで導入されたのが、ユニットバスでした。新聞は「外国人にも日本人にも使いやすく、デザインと機能の両立にも苦労しました」という当時のTOTO開発担当の話、さらに「防水性と品質、デザインと機能を組み合わせる考え方は今も全く変わらない」という現在の開発部長の声を載せています。

サーツ中身PA260036

そのバスユニットスラブとの隙間を埋め、防水の為に使用されたのは、恐らく国産化間もないポリサルファイド系シーリング材だと思われます。残念ながら当時の資料がまったく残っておらず、使用材料をたどることが出来ないそうです。しかしこの時、ホテルの外壁には、横浜ゴムが開発したばかりのポリサルファイド系シーリング材が使用されました。これが国産ポリサルファイド系シーリング材の国内での本格使用第1号ではないかという話です。

この経緯を鶴田裕さん(元大成建設)がNPO建築技術支援協会PSATS(サーツ)の機関誌Vol.062秋号に執筆しています。今回はそれを紹介します。

記憶に残る私の仕事、そしてあの街

昭和30年代の建築とプラスティック

鶴田 裕
PSATS(サーツ)機関誌Vol.062秋号
(画像をクリックすると拡大します。)

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まさに「未来の家」

未来の家EPSON008

昭和31年ロスアンジェルスのディズニーランド内に建てられたFRP製の「HOUSE of TOMORROW」

EPSON010.jpg
内部、写真はいずれも鶴田裕氏昭和39(1964)年10.7撮影。
50年前、このFRP製の住宅は、本当に夢のような家に見えたことでしょう。

2014/11/01(土) 17:00:00|ニュース|


「BOUSUIデジタルアーカイブ」防水歴史図書館

我が国の防水の歴史を考察する上でどうしても欠かすことのできない文献が何冊かあります。
防水歴史図書館(BOUSUIデジタルアーカイブ)では、そんな文献を1冊ずつ選び、本が書かれた当時の様子、おもな内容、その本のどこが「すごい」のか、現在生きる人たちにとって、どんな価値があるのか、それぞれの資料を担当するキュレーターが、時には執筆関係者への取材を交えて、分かりやすく解説します。

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