2017年2月26日 号(№333)
2017年2月26日 号(№333)
2017年 如月きさらぎ 平成29年、昭和92年、大正106年、明治150年
絵日記
新着ニュース
2017/02/25 平成28年度 建築研究所講演会
2017/02/23 カプセル銀座講演
2017/02/20 地震から建築を守るトライボロジー
2017/02/19 2017年 雨水
2017/02/17 2017年春一番
2017/02/16 苫(とま)と 筵(むしろ)
2017/02/14 バレンタインルーフ
2017/02/13 保存か建て替えか 中銀カプセルタワービル 4
2017/02/10 平成29年KRK新年会と記念講演
2017/02/09 橿原神宮の檜皮葺見本
2017/02/09 2016年度金属屋根講座 2月25日から全国7か所で
2017/02/08 建設産業政策会議「第1回 法制度・許可WG」開催
2017/02/07 「美しき水車屋」のおやじ
2017/02/07 「技能労働者の戦略的確保・育成支援事業」における重点支援対象案件を選定
2017/02/05 日本最古のRC造高層集合住宅の屋上をドローンで見ると
2017/02/03 2016年ウレタン防水材出荷量
2017/02/01 あんな屋根 こんな屋根 m2
2017/02/01 2月になりましたね
2017/01/27 2017年 全国日刊紙 元旦号展示
2017/01/26 首都圏新築マンション販売は平成4年以来の低水準
2017/01/26 NPOリニューアル技術開発協会 平成29年新春情報交換会
2017/01/22 建築物リフォーム・リニューアル調査(平成28年度上半期受注分)
2017/01/21 自分と子供のために知る「熊学のすすめ」
2017/01/21 リニューアル技術支援協会セミナー
2017/01/20 平成29年(2017)大寒
2017/01/19 日本金属屋根協会 平成29年賀詞交歓会
2017/01/17 日本建築学・会日本建築家協会・東京建築士会 2017年新年会
2017/01/17 酉年のウィンドウ
2017/01/16 八重洲・日本橋にタワークレーン林立 室町3丁目
2017/01/15 銀座レトロギャラリー・ミュゼMUSEE
2017/01/14 建築の創エネとトライボロジー
2017/01/14 田村 恭 早稲田大学名誉教授と防水とのかかわり(写真追加)
2017/01/10 妙福寺
2017/01/08 田村 恭 早稲田大学名誉教授と防水とのかかわり。
2017/01/08 日本建築学会130年略史
2017/01/08 建設技能労働者の確保・育成の取組を支援
2017/01/04 PG 30年のあゆみ
2017/01/03 NUK/日本ウレタン建材工業会機関誌 40周年記念号
2017/01/03 2017年カレンダー(田島ルーフィング)
2017/01/02 茅葺屋根定点観測
2017/01/02 2017年1月2日 月没 武相荘の森
2017/01/01 謹賀新年 平成29年元旦]
2016/12/31 「施工と管理」銅屋根クロニクル-40-
2016/12/26 「第7回社会保険未加入対策推進協議会」開催
2016/12/25 適切な施工確保のための技術者制度検討会
2016/12/25 縦樋のダイナミクス
2016/12/23 鶴川絵日記20161223
2016/12/21 「奥のみず道」第12回は「マキハダ」のお話し
2016/12/21 平成28年12月21日(水)本日 冬至
2016/12/20 ARK建築防水部会・住宅屋根防水部会が勉強会
2016/12/19 橿原神宮かしはらじんぐう
2016/12/19 NUKが「MOCAを含むウレタン防水材の取り扱いについて」改訂版
2016/12/18 近江神宮から「福」が来た。
2016/12/16 保存か建て替えか 中銀カプセルタワービル 3
2016/12/16 大阪LIXILギャラリーで「南極建築 1957-2016」展
2016/12/12 平成28年度「登録防水基幹技能者」の合格者発表
2016/12/11 「インフラメンテナンス国民会議」設立総会
2016/12/11 12月14日は大石神社
2016/12/09 第43回日新工業水コンペ
2016/12/04 聖書と防水の音楽
2016/12/03 名建築が生きのびる方法
保存か建て替えか 中銀カプセルタワービル 4
カプセルのセルフエイド
交換も十分な修繕もされないまま、注目度だけは益々高まる建物にセルフエイドの手が入った。
満身創痍のカプセルタワーは、あちこちに漏水補修らしき工事の痕跡が見える。ところが、そのどれもが、各オーナーが思い思いの方法で、発注し、施工されたもので、管理組合として大規模改修として実施したものではない。てんでに穴やひび割れをふさぎ、窓やルーバーを付け、エアコン配管の穴をあけたのだ。その結果、安全のためにネットを張らざるを得なくなってしまった。今回の防水工事は、管理組合が行ったものではないが、管理組合の承認を得て7人のオーナーが共同で実施したものだ。このことの意義は大きい。
防水工事に当たった(株)マルトクの鈴木哲男社長に工事の様子を聞くことができたので、その内容を紹介する。
カプセルの取り壊しが現実味を帯びてくるのは、ミレニアムの2000年を過ぎたころからである。2005年12月にJIA日本建築家協会が、2006年3月にはDOCOMOMO Japanが、さらに2006年7月にはJIA日本建築学会が中銀カプセルタワー管理組合と中銀マンション(株)に対して、建物の保存要望書を提出した。多くのテレビや雑誌が取り上げた。この時、筆者を含めて、多くの人はなぜ設計者自身がカプセル交換に乗り出さないのだろう、買い取ってでも修理をすべきではないか、と思ったはずだ。
しかしカプセルの交換を誰よりも望んでいたのは黒川自身だった。2007年に発刊された「東京人」(都市出版)2月号に「世界に誇るメタボリズム建築中銀カプセルタワーの行方は?」という黒川へのインタビュー記事が掲載されている。ここで黒川紀章は「これまでメンテの相談はなかったのか」という質問に対して「10年前(1907年)から私と大成建設で、カプセル交換の要望書、危険通告、警告、取り壊した場合とカプセル交換した場合の工事費比較表などを管理組合に提出している」と応えている。
黒川事務所によるカプセルタワーの修繕案は2種類、2002年と2006年に管理組合に提出されている。
月刊「リフォーム」2016年10月号から、保存か建て替えか、で紛糾する世界的に著名な中銀カプセルタワービルの連載が始まった。本コーナーでは、その記事を順次転載している。今回はその4回目、2017年2月号より。
2017/02/13(月) 18:06:38|歴史的建物を守る|
「BOUSUIデジタルアーカイブ」防水歴史図書館
我が国の防水の歴史を考察する上でどうしても欠かすことのできない文献が何冊かあります。
防水歴史図書館(BOUSUIデジタルアーカイブ)では、そんな文献を1冊ずつ選び、本が書かれた当時の様子、おもな内容、その本のどこが「すごい」のか、現在生きる人たちにとって、どんな価値があるのか、それぞれの資料を担当するキュレーターが、時には執筆関係者への取材を交えて、分かりやすく解説します。
- 主な収録項目
特集ページ
- 資料第壱号「アスファルト及びその應用」
- 燃土燃水献上図を探ねて
- 「聖書と防水」3部作
- 「日本書紀と瀝青」
- 日本初のRC橋と琵琶湖疏水
- 『選択』に連載中の紺野大介 清華大招聘教授とルーフネット
- 「お初」の上七軒だより
- 日本橋改修工事
- 武生余話
- 今でも「燃える土」は見ることができる
- 「日本最初のアスファルト舗装の話」
- 板金いま、むかし -鴨下松五郎氏に聞く-
- 「塗材からみたコンクリート」
- 防水の博士たち
本サイトの内容の無断転載、および無断利用を禁じます。