「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

2017年2月26日 号(№333)

2017年2月26日 号(№333) 新月

2017年 如月きさらぎ 平成29年、昭和92年、大正106年、明治150年

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平成29年KRK新年会と記念講演

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「防水に関するゼネコンの研究開発」で講演会
2017年1月27日、東京・神保町の学士会館で平成29年新年会と記念講演会を開催した。>>つづきを読む

建設産業政策会議「第1回 法制度・許可WG」開催

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10年後の建設産業を見据えた法制度・許可のあり方を検討
国土交通省土地・建設産業局建設業課は平成29年2月8日(水)13:00~15:00 東京都千代田区霞が関の中央合同庁舎4号館で、10年後の建設産業を見据えた法制度・許可のあり方を検討するため、建設産業政策会議「第1回 法制度・許可ワーキング」を開催した。>>つづきを読む

絵日記

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保存か建て替えか 中銀カプセルタワービル 4

カプセルのセルフエイド

カプセルイメージ

交換も十分な修繕もされないまま、注目度だけは益々高まる建物にセルフエイドの手が入った。

満身創痍のカプセルタワーは、あちこちに漏水補修らしき工事の痕跡が見える。ところが、そのどれもが、各オーナーが思い思いの方法で、発注し、施工されたもので、管理組合として大規模改修として実施したものではない。てんでに穴やひび割れをふさぎ、窓やルーバーを付け、エアコン配管の穴をあけたのだ。その結果、安全のためにネットを張らざるを得なくなってしまった。今回の防水工事は、管理組合が行ったものではないが、管理組合の承認を得て7人のオーナーが共同で実施したものだ。このことの意義は大きい。

防水工事に当たった(株)マルトクの鈴木哲男社長に工事の様子を聞くことができたので、その内容を紹介する。

ビフォー

アフター

カプセルの取り壊しが現実味を帯びてくるのは、ミレニアムの2000年を過ぎたころからである。2005年12月にJIA日本建築家協会が、2006年3月にはDOCOMOMO Japanが、さらに2006年7月にはJIA日本建築学会が中銀カプセルタワー管理組合と中銀マンション(株)に対して、建物の保存要望書を提出した。多くのテレビや雑誌が取り上げた。この時、筆者を含めて、多くの人はなぜ設計者自身がカプセル交換に乗り出さないのだろう、買い取ってでも修理をすべきではないか、と思ったはずだ。

しかしカプセルの交換を誰よりも望んでいたのは黒川自身だった。2007年に発刊された「東京人」(都市出版)2月号に「世界に誇るメタボリズム建築中銀カプセルタワーの行方は?」という黒川へのインタビュー記事が掲載されている。ここで黒川紀章は「これまでメンテの相談はなかったのか」という質問に対して「10年前(1907年)から私と大成建設で、カプセル交換の要望書、危険通告、警告、取り壊した場合とカプセル交換した場合の工事費比較表などを管理組合に提出している」と応えている。

黒川事務所によるカプセルタワーの修繕案は2種類、2002年と2006年に管理組合に提出されている。

マルトク工事

カプセル表紙

月刊「リフォーム」2016年10月号から、保存か建て替えか、で紛糾する世界的に著名な中銀カプセルタワービルの連載が始まった。本コーナーでは、その記事を順次転載している。今回はその4回目、2017年2月号より。

保存か建て替えか 中銀カプセルタワービル④

カプセルのセルフエイド

(株)テツアドー出版 月刊「リフォーム」2017年2月号より
(画像をクリックすると拡大します。)

カプセル(1)

カプセル(2)

カプセル(3)

カプセル(4)

カプセル(5)

カプセル(6)

カプセル(7)

2017/02/13(月) 18:06:38|歴史的建物を守る|


「BOUSUIデジタルアーカイブ」防水歴史図書館

我が国の防水の歴史を考察する上でどうしても欠かすことのできない文献が何冊かあります。
防水歴史図書館(BOUSUIデジタルアーカイブ)では、そんな文献を1冊ずつ選び、本が書かれた当時の様子、おもな内容、その本のどこが「すごい」のか、現在生きる人たちにとって、どんな価値があるのか、それぞれの資料を担当するキュレーターが、時には執筆関係者への取材を交えて、分かりやすく解説します。

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